【感想・ネタバレ】人もお金も動き出す! 都合のいい読書術 [新書版]バカになるほど、本を読め!のレビュー

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Posted by ブクログ

読書後のアウトプットの次の段階は、みんなで読む、そして、実生活へのフィードバック。第2段階の実践として、読書会への参加は有効そう。たしかに周りには本について語れる人、ほとんどいないからなあ。

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2018年03月11日

Posted by ブクログ

今、日本が直面している現実を考慮すると、これからますます読書の重要性が増していきます。

①人口減少社会(消費者の減少)、②超高齢化(財政負担増)、③少子化(生産者の減少)、
④労働者の減少(年1%の生産人口の低下)と、企業経営に限ってみても、
これから、ますます、抜本的な変革が求められていくでしょう。

また今、非常に関心が高いAI(人口知能)が及ぼす私達の仕事への影響は、想像を絶するものだと予想されます。
そして、その変化は、効率化の名のもとに、以前存在していた仕事や業種、
または組織形態さえ、なくなる可能性も十分に考えられます。

各種統計から、すでに日本の少なくない産業で競争力を失っているとわかります。
国際的発言力も、下降の一途を辿っています。
それは日本モノづくりの要であった電機・半導体の凋落を見てもわかります。
そして、日本の政治家の質を見てもわかります。

この20年で企業の繁栄と個人所得の増加は、全然関係なくなりました。
グローバル化の一つの側面です。
労働に関しても、ますます国際間の競争が激化しています。

日本人の世帯収入の変化を見ても、この20年で25%減少しています。
経済がグローバル化している中で、この20年間で日本企業も変化(終身雇用の終焉)し、
成長しましたが、新興国の台頭により、
相当的に低成長かつ人材のレベル(大学生の学習時間はダントツ低く、英語力も世界最レベル)も、
かなり見劣りします。これから、ますます日本人自身の経済環境を厳しくなっていきます。

こういった状況の中で、読書の「役割」も変わってきました。その道しるべとなるのが、
神田氏が、この著作で提言している「読書会」の可能性です。読書会は、以前も行われていました。
しかし、神田氏が提唱している読書会は、知的生産性や質の高い情報の獲得、
またファシリテーターによる参加者への知的創発など、進化した読書会です。

私の解釈では、神田氏の「読書会」は、「場」を通して、個人が「学習能力」を発展、
向上させるための一つの装置だとおもいました。
これは、今の日本社会は、学習能力が一種の資本になっていて、
それが、社会の在り方と人間形成にも深くかかわるようになったからだと思います。
つまり、学習能力の発展なし、今の社会でも、これからの社会でも、活躍することは非常に困難になるということです。

日本での読書層(一か月に3冊以上の本を読む層)というのは、成人人口の18%という統計があります。
日本の生産年齢人口は7700万ほどで、1400万人が読者層です。
その中でコア層は2割と考えると日本人の300万人程が、学習能力が比較的高いグループ、
もしくは学習能力を向上したい層になっています。

神田氏の著作も、まさにこの層に向けて書かれていると思います。
日本の社会は、以前と違い、ますます二極化になっています。
それは経済的な面と、そして心理的な面です。
希望格差と言っていいと思います。
また、安定した組織や環境というのもなくなっていっています。

ますます、個人の学習能力が重要になり、残酷ですが、学習能力がある同士が、
豊かになっていく社会です。
何から何まで以前の日本とは違った社会が出現するでしょう。

どういう背景で、神田氏がこの著作を出版したかわかりませんが、
わたしは、かなりの「危機感」を持って書かれていると思います。
この厳しい時代を生きるための、
一つの「処方箋」として、神田氏の、この著作は非常に参考になると思います。

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2017年10月06日

Posted by ブクログ

読書することはいい事だ。それは知っていたが無限の可能性を秘めていることを知った。読書会なるものが存在。フェイスブック上にも存在し読書好きの人にはごくごく当たり前のコミュニティなのだろう。私も参加してみたいが今は勇気がない。
 読書癖を加速させる1冊と言えます。

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2022年03月30日

Posted by ブクログ

本書の要点は下記の三点である。
まずは家に転がってる骨太な本を読もう。
・読書の目的をもち骨太の本を読んで知的筋力をあげるべし
・読書会で読書活動をブーストすべし
・読書で得たものを活動につなげるべし

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2017年11月09日

Posted by ブクログ

<目次>
はじめに
序章    なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか
第1章   「目的志向型」読書~知的創造時代のスタンダードスキル
第2章   本を持ち、町へ出よう~なぜ本を「みんなで読む」のか
第3章  アクションが変革を生む~複雑な課題を大人数でやっつける時代へ
特別対談 「知的筋肉」を鍛えなければ、日本人に未来はない~「日本3.0」到来のために今、私たちがやるべきこと

<内容>
読書の効能を説いているが、新しいのは(著者などは早くからこの活動をしているようなので、「新しく」はないが…)、「リード・フォー・アクション読書会」の話だ。またそこで会をリードするファシリテーターを育成することが書かれているが、まさにこれからの日本が進むべき道には、「リーダ-」や「イエスマン」ではなく、こうした「ファシリテーター」の存在が大事なことはわかっていたので、こうした読書会を主宰するところから、大きく花開いていければ、日本の将来も暗くないのではないか?
ちなみに「リード・フォー・アクション読書会」」は、あらかじめ本を読まなくていい「読書会」で、内容はぜひ読んで理解してほしい。

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2017年09月20日

Posted by ブクログ

今の時代に必要なのは「知識創造」型の読書
「知識創造型の読書」ができるようになる三つの原則
1.目的志向型の読書をする
2.複数の人と共に読む
3.即、行動に結びつける

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書記録です。まだの人は読まないでね。

一度は行ってみたいなぁと思いつつ行ったことがない「ビブリオバトル」。まずは聞き手のみで行ってみようかな、と思いました。本を読んだら行動を起こしなさい、と著者は勧めます。まあそんなに都合よく、お金まで動き出すことはないかもしれないけど…一歩踏み出せば、何かあるかもしれないと思わせられました。

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2019年07月03日

Posted by ブクログ

人もお金も動き出す! 都合のいい読書術 [新書版]バカになるほど、本を読め!  2017/8/19 著:神田 昌典

本が持つ、「奇跡的な効果」は私たちの人生の価値を決定するほど重要なものである。だから著者は「本は一人で読むもの」といった孤独な読書観を本書においてぶち壊している。

その結果、私たちは、AI時代に飛躍する、大きなチャンスを見出せるようになるはずである。

本書の構成は以下の4章から成る。
①なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか
②目的志向型読書
③本を持ち、町へ出よう
④アクションが変革を生む

本書で紹介されているような「一人」ではなく「多人数」で読む読書。読書会のような類には参加したことはない。そして、自分自身が読んだ本についても他の人の書評等もあまり気にして読んだこともないため、私の読書は孤独な読書なのかもしれない。

その一人で行う読書よりもメリットがあると紹介されている「読書会」。魅力的ではあるもののやはりハードルは高い。気軽にいつでもできる読書にやはり自分は頼ってしまう。そしてその読書を続けたい。

しかし、取り上げられている読書会については食べず嫌いではなく機会があればチャレンジしてみようとも思う。また違った発見が必ずあるのも容易に想像ができる。

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2017年10月17日

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