夏が始まると「夏が始まったな~!」と思うし、ちょっと涼しくなってくると「夏、終わったなぁ」と思うんですよねぇ。
なんとなく、夏だけは始まりと終わりをちゃんと意識しちゃうというか…。
この作品は、そんな夏のなかの出来事を切り取ったお話です。
イケメンの佐伯とその同級生の渉。
ふたりは映画好き同士の趣味友です。
月に2、3回お互いの気になる作品を映画館に見に行き、帰りに感想を言い合う友達。
なんと尊い関係でしょう…。
羨ましすぎて、エモが爆発してしまいそうです。
この時点でもう僕は何があってもこのふたりを応援しようと決めました。
幸せになってくれ…。ビーハッピー…。
一見するとふたりは本当にただ仲のいい友達同士のように見えることがあります。
しかし、ふとしたきっかけでどうしたって友達のままでいられなくなる瞬間も訪れる…。
気恥ずかしくも、かけがえのないふたりだけの時間…。
BLを読んでいると「もう早くくっつけ!」と思うことも多いのですが、本作の場合は「この時間よ終わるな~~~」と叫びたくなってしまいました。
番外編の「君と夏のあと」を収録した『君は夏のなか 番外編』も併せて読んでほしいです。
是非お勧めです!
夏を大切にしたくなる一冊です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
あの後の話。
海でやっと会えて、おもっきしぶん殴った、その後のお話。佐伯くんは相当な覚悟で告白をし、行方をくらませた。渉に初めてその事を話した。そして謝罪する。そこに渉の気持ちを慮ることがなかった事に。相変わらず表情の細やかさにうっとりする。言葉に出さなくても伝わる表情に感服。
本当に会えて良かった
会えるまで本当にしんどかっただろうなぁ
殴られて当然だし、それも愛ゆえだからいい!
本当に良かった
爽やか
「君は夏のなか」1巻のすぐ後、海で2人が話をしている内容です。千晴の気持ちが切なくて、報われて良かったなぁと思います。千晴も渉も爽やかな子なので、駅で抱き合ったりしててもエロくないです。続編も全部読みましたが、どこまでも爽やかで素敵な物語です。
(笑)そのまんま。★1.5
殴った後ね~ それだけで…。後はなんも…。ついつい購入してしまったけども!!景色は素晴らしい!素晴らしくその場面に浸れるんだけども!!がしかし。大人な理解で★一つ減らしました!