【感想・ネタバレ】ひきこもり姫を歌わせたいっ!のレビュー

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Posted by ブクログ

バンドをやっている男子高校生が天才的な歌声を持つ、でもひきこもりの少女に出会って、コンテストに出ようとする話。
うん、題名そのまんまですね(笑)

設定も展開もどこかで見たことのあるようないわゆる定番で、読んでいて予想通りで驚かされるようなことは少しもなかった。
では面白くなかったか? というと、そんなことはない。
うん、面白かった。
だって、この物語には確かに感動がある。

ひきこもりの少女が少しづつそれを克服していく姿も。
締め切りギリギリにプロモビデオをみんなで創りあげる楽しさも。
音楽プロデューサーに才能がないと言われた時の落ち込みも。
それでも、なにかに成ろうとして逃げずに挑んだ先につかんだ喜びも。

いや、いいなあ。
青春だよなあ。
うん、青春だ。

ちなみに恋愛要素を絡めなかったのは、ある意味正解。
どうしたってこれ、女の子二人との三角関係になりそうだものね。
そうなるとこうスッキリとは終われなかっただろう。
でもそこはまた別の話で見て見たい気がする。
そういう意味で、彼らの今後も読みたくなる。
そんな良作。

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2017年10月17日

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