【感想・ネタバレ】漱石漫談のレビュー

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Posted by ブクログ

いとうせいこうと奥泉光が行っている「文芸漫談」というライブイベントから、夏目漱石の作品をピックアップ。漱石作品の面白さを紹介している。
きっと、二人とも何回も、何回も、何回も漱石作品を読んでいるのだろうな。全編に漱石愛が満ち満ちている。

中学の教科書で漱石に出会い、読書感想文の宿題では面白さがちっともわからず。大人になって『門』に感動し。
漱石は読む時ごとに印象が変わる。

ということで、『吾輩は猫である』を再読し始めちゃった。
いや~、面白い、面白い!

『漱石漫談』ありがとう!!!

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2019年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017年刊。生誕150年企画。積読本でした。

『こころ』は他の本でもいろいろ読んだので、あまり目新しさはかんじなかったです。
『三四郎』は面白かった!
『草枕』タイプの小説で絵画を理想とした、物語ではなくシーンが推移していく小説だというのは知りませんでした。

『草枕』は何度も書店で買おうかと迷って「でも、これ漢字が多すぎて、絶対眠くなりそう(恥)」と躊躇していましたが、漱石が本気を出した小説「これが小説というものだぜというはっきりした信念を見せている」というくだりを読んで、ちょっとがんばって読んでみようかと思いなおしました。まあ読めるかどうかまずは買って手元に置いてみようかな。と思いました。

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2019年01月26日

Posted by ブクログ

いとうせいこうと奥泉光が、漱石の小説について、ライブで語り合う。

10年以上前から、この2人で、文芸漫談という形式で色々な文学作品を、鋭く、面白おかしく語っているとのこと。
今まで全く知らなかった。もっと早く知っていれば、もっと人生楽しくなったのに。

とにかく2人の文学作品への造詣の深さ、感覚の鋭さに感嘆。それでいて、アプローチの仕方がエンターテイメントで、笑える部分も多い。
作品をボケとして扱い、突っ込み(ここが文芸批評)を入れる形式で、愛をもって笑いに昇華しつつ作品に切り込んでいく。

あまり、漱石を偉人として扱わず、等身大の人間として、扱っているところも素晴らしい。

紹介されている「坑夫」という作品が、前衛的で面白そう。
私は内田百閒が好きだが、漱石は百閒のお師匠さん。
漱石の夢十夜等に影響うけているのではとも思ったが、今回のこの対談で触れられている、「坑夫」の抽象的な眩惑的な場面にも意外と影響受けているのでは?と思った。

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2017年10月29日

Posted by ブクログ

夏目漱石の作品について、筆者の二人が対談する本。

自分の好きな作品が多くて嬉しかった。やっぱ「猫」はサイコーですよね!「門」もいいよね!「坑夫」好きだっていう意見は今まで見なかったから、同じ意見で嬉しい!
夏目漱石の作品を読み込んでるんだろう二人の意見はとても参考になった。夏目漱石はコミュニケーション不全の話をずーっと書いてるんだということは今まで気づかなかったけど、言われるとそうだな…
「坊っちゃん」も威勢が良くて好きだけど、坊っちゃんってあんまり話してない、と書かれてて、あ、確かに…と気づいた。なんか坊っちゃんが可愛く思えてきて、再読したくなった。猫も門も坑夫も読もうかな。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白い!
漱石のやっちゃった文章に対するツッコミに、
何度も噴き出してしまった。
特に、こころと坊ちゃんは笑える。

こんなふうに小説を読み、語り合えるのは
さぞかし幸せだろう。

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2018年03月24日

Posted by ブクログ

三四郎は、東京の当時の学生生活を描く、最先端な、おしゃれ小説だった。
なんとなく、クリスタル 的小説

漱石の孤独は、人とコミュニケーションして、失敗しちゃう孤独

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2017年08月04日

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