【感想・ネタバレ】人魚姫のごめんねごはん 7のレビュー

人魚姫って何を食べているのか気になりません?
簡単に調べたところ、鉱石のアクアマリンを食べるという伝説があるそうです。ロマンティック。
この作品は、そんなロマンティックな人魚姫が「共食い」をするという衝撃のグルメマンガ。人間に釣られてしまった魚を弔うために地上に行ったはずのエラ姫が、「食べてあげないと成仏しない」という言葉でつい口にしてしまったのは友人の鰹男(カツオ)。そこから海鮮の美味しさにハマってしまい、毎回駄目だと思いながらも食べてしまうという物語。エラ姫の部屋に遺影が増えていくのがシュールでなりません。
しかし、ただのシュール漫画かと思いきや、レシピも掲載されているれっきとしたグルメ漫画。
皆さんもお魚に感謝して、美味しくいただきましょう!

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Posted by ブクログ

これしかないと思わせる展開と結末で登場人物達も収まるところに収まった内容になっていました。最終回でエラが下した決断とそのラストはこの作品らしく納得させられるものであった。

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2019年11月21日

Posted by ブクログ

ごちそうさまでした
本当に、良いお味でした、この漫画は
とことん、舌が痺れる、刺激的なヒロインとストーリーだったように思います
素直に凄い、と思います、最初から最後まで、サイコな話の中心になるエラのヤバさを保ち続けたのは
彼女には、これまで、何度か、改心し、己の食欲ではなく、友情を優先できるチャンスがありました
けれど、エラは、我慢が出来ない女
この(7)で、やっと、エラは自分の罪と向き合い、その身を罰に投じる事で償い、罪過を洗い流せるかと思いましたが、結局のとこ、彼女の本質は、暴食
例え、心の底から反省しようとも、目の前に、美味しそうなお友達がいれば、罪悪感なんか渦の底に飲まれ、喰らい付いてしまう
美しい姿こそしていますが、紛うことなき、(魚)食欲の権化
神話級の存在ですら、エラの前では、単なるごちそうでしかない
人でもなく、魚でもなく、人魚ですらなくなったエラは、きっと、今も、どこかの海を泳ぎ、陸に上がっては、各地の魚料理に舌鼓を打っているのでしょう、新たな罪を背負っていきながら
そんなエラの闇に、読み手をゾッとさせる、この『人魚姫のごめんねごはん』で、読み手の心を癒していたのが、良に片想いするアリサの頑張り、そして、中盤から進行していた暇田さんとサンゴさんのラブコメだ
ほんと、暇田さんとサンゴさんには、種族の壁を越えた幸福を、一緒に努力して掴んでもらいたい
しかし、まさか、暇田さんが、最後まで、アサイーボウルを口に出来ないとは
こんなとこまで、一貫するとは、こだわってるなぁ
どの回も強烈だったけど、「マヂか」と驚かされたのは、第38話
読み手全員は言い過ぎだろうが、少なくとも、私は気にしていなかった、謎のアホ面な魚の正体が、この第38話が描かれていた
希望、良いイメージがある言葉だけど、時には、それが運命を捻じ曲げ、世界を終わりへ導いてしまう事もあるのだな
インパクトで言えば、このアホ面な魚ことナカジマの名前が決定した、オマケ漫画で、エラが披露したバニーガール姿も凄かった
人魚姫に兎っ娘の格好させるって、業が深すぎやしないだろうか
まぁ、エロ良いので、問題ないんだけども
この台詞を引用に選んだのは、感動も何もかも吹っ飛ばすエネルギーに満ちていたので
美味しいものが食べたい、その欲は生きている者であれば、当たり前に持つもの
堪えきれないエラは、決して、悪ではない。ただ、他の者より、欲に忠実なだけだ
自分の血肉になってくれた友達に、心からの感謝を言葉で示せる内は、エラが、これ以上、道を踏み外す事はあるまい
まぁ、彼女は人魚だから、道を踏む足なんかありゃしないんだけども
「ごめんね、レヴィアタンさん。いいお味です!!」(byエラ姫?)

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2019年10月18日

Posted by ブクログ

人魚姫のお友達弔い海鮮三昧コメディ最終第七巻。

カツオとナカジマか。。。まんまやんけ。闇落ちしたエラもそうだけど、まさかこういう展開とは思わなかった。本作の最後の方はエラが生き生きとしていないというか、単なる魚食マシーンとなりつつあったけど、その行きつく先の狂気が本巻ということだろうか。
そして最後はらしい終わりといえばらしいけど、よく考えると救われてなくね?と笑

対する地上組は、明るい未来の予感につつまれて、サンゴと暇田もほほえましくてよい感じ。

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2022年12月11日

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