感情タグBEST3
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何度もうるうるきた。
家族の優しさや愛がいっぱいつたわってきて、たくさんの人が救われてよかった。
引き寄せの法則の本当のところが書かれてるようにも思って。
私も花のベッドで昼寝するように生きようと、日々を大切に、丁寧に優しく生きようと思った。
読めてよかったです。
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こんな素敵な本があるんだ、やっぱり本って素敵だ…というかよしもとばななさんが、素敵だ。
あとがきにも書いてあったが、本当に父を亡くし、そして出来た本なのだ。バーーーっと書いたと。素晴らしいものを残してくれた、ずっと大切にしたい1冊。
わたしにもいつか様々な別れが降り注いで来るのだろうけれど、おじいちゃんのようにきらきらしたなにかを泣き散らしながらゆらゆらとしっかりと向き合いながら生きていきたい。自然に耳を傾けたくなった。
もう夏も終わり。秋が始まる。日本に四季があって本当に良かった…明日は早起きして近くの川辺に出掛けよう。
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不思議なことが沢山詰まっているけれど、今自分の目の前にあること、もの、ひとを大切に想える作品。きらきらしたものが少しずつ降り積もって、まるで花びらが集まったように心地いい感覚を渡してくれる。
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命が自分の手の外で 勝手に始まってしまう
運命なんて 背負いきれないような
重たいものを 勝手に連れてきて
もう取り返しのつかない
圧倒的な絶望から 命は 始まっているのかもしれなくて
それらすべてが許されている
溢れるほどの希望を抱えて 命は続いていくのかもしれなくて
次から次へと溢れていく
次々と失われていく
それでも大丈夫
笑えるくらい
この世界は
愛で溢れているから
この手ではどうにもならないことで
世界は廻っていることに馳せた思いは
きっとどこかで祈りに通じている
全てが夢にならないように
体が全てを知っていくように
失うことさえ
幸せに なってしまいそうな気がして
人を好きという 幸せなこと
好きな人が確かにここにいるという 幸せなこと
そんな瞬間があったことが 幸せだという ことだから
一生をかけて
それこそ本気で思っていることなのだから
分かってもらわなくても いい
そうやって覚悟を決めて
いちいちそんなことで 傷つかなくていいんだって
思えるような ありったけの勇気を
夢にも似た毎日を 生きてけるように
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とても不思議で、でもこういうことってあるよなぁと感じられるお話。
主人公の亡くなったおじいさんが良いことを引き付ける人で、家族や周りにも良い循環ができていて、主人公の家族はとても幸せだなと思った。
途中ゾワッとするような薄暗い展開があるけれど、それも人が持つ一面のように感じました。
人間が直感で感じるものや、元々持っているものを、ばななさんのお話は思い出させてくれる。
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この本が、よしもとばななさんの本を読んだ初めてのものです。
選んだ、理由は、宮本輝さんとの対談の中で、お父さんが亡くなってから、いよいよ自分の時間が持てるようになり、小説家として、最初に志していた内容だったと知ったからです。
わかめにくるまった赤ちゃんが拾われ、素敵なお爺さんをはしめとした家族の中で、日々起きる出来事、人との出会い、夢の中の出会いを通じて、著者の人生観、世の習い、などじっくり、さりげなく書かれた作品で、読む人に肩の力を抜いて、自然体で生きて行けばいいというメッセージが溢れたいい小説でした。
生きる力をいただきました。
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十年ぶりくらいに
よしもとばなな を読んだ。
久しぶりに
本屋さんの新刊コーナーで
ビビビっと惹かれたのは
無意識に 自分が求めてたのか、
呼ばれたのか
読みはじめたら
学生時代に大好きだった
そのままの ばななさんの世界で
空気感で
それにどっぷり浸って
すごく懐かしくて 幸せでした。
書き出しの一文が
ほんとに 秀逸。
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「違うこと」をしない、っていうおじいちゃんの教え、簡単なようで本当に難しいんだよなあ、と思いながら読み進めた
こういう自分の軸になる考え方とか、何かあると行く大切な場所とか、頼りになるものを何個か持っておくのが大事なのかも
なんかもう疲れちゃった!っていう日、会社の近くの本屋さんに行ったらよしもとばななの本がずらっと、笑っちゃうくらいいっぱい並んでいて、それにものすごく安心した
もはやお守りとか、パワースポットとか、そんな感じ
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ずーっとあたたかくて、きらきらしてたなあ
花のベッドでひるねをするように
日々を心から愛おしく思う心を大切にして、たくさんの心地よいものに囲まれて生きていきたい
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心が温かくなるような一冊。
タイトルが素晴らしい。
おじいちゃんの言葉が全部刺さった。
お父様が亡くなってから書いた作品だとのこと。今まで読んだばななさんの他の作品より死の雰囲気が近いように感じた。
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なんとなくいつもとちがうな、と思ったら
お父様を亡くされたあと書いた小説とのこと。
あとがきを読んですごく腑に落ちた。
いつも死はそこにあるのだけど、
いつも以上に淋しさや恐怖がひたひたと
傍に寄ってくるようなリアルな感覚があったから。
おじいちゃんもとっても素敵だけど
お母さんとお父さんもとても素敵だなぁ。
あたたかい、キラキラしたものを
いっぱいいただいた気持ちになりました。
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今の自分の状況を誰かが見て紹介してくれたのかな?というくらい、今の自分に優しかった。幼い頃大好きだったサイモン&ガーファンクルが出てきて懐かしくて聴きながら読んだ。
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命って失くされてしまうもの大事にされるもの
様々だと思うけど
やっぱり今自分が生きているのは
生かされているのだと思う
しあわせだと思えることがなによりの幸福
大切に生きていきたい
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わかめを握って眠る主人公がなんだか好き。
不思議なあたたかい空気でいっぱいの家族と、格言のような素晴らしいことばをさらっと言うおじいちゃん。おじいちゃんの言葉には色々と考えさせられたし、救われた部分もありました。
ばななさんの小説は、すうっと入ってくる感じがしてよい。
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北海道の出張で取材前に時間があり、イオンの本屋で購入。久しぶりに小説買ったかも。しかも、よしもとばななを読むのも久しぶり。
なんとなく合わなくなって読まなくなってたのだけど、ツイッターで見かけていたから思いついたのかもしれない。それと帯の「失うことが切ないなんて、なんと幸せなことだろう」という文章。
あとがきから読んだら、お父さんの吉本隆明さんが亡くなり悲しみに暮れているときにイタコのように書いた作品とのこと。なるほどなぁ・・・という感じ。
主人公の幹ちゃんは赤ちゃんのときに海辺に捨てられていて、だけども拾われた先の大平家でものすごく愛されて育った女性。
のっけから彼女の生い立ちと人生を楽しく生きる方法みたいなものが書いてあって、やや説明的だなぁと思ったものの、引き込まれました。
イギリスのグラストンベリーに似ているという富士山が見える村が舞台です。丘の上には誰かの古墳があり、おとぎ話の世界のように見えない力で結界が貼られているような。祖父が営んでいたB&Bを継ぐ幹ちゃん。自由にのびのび暮らす大平家の人々。ときどき幹ちゃんが思い出す祖父の教え。
ミステリー的な要素をはらんでいたので、先が気になりすいすい読めました。さすがばななさん。
そばにある邪悪に左右されずに自分の軸を持って生きるって、一見強い意思のような気がするかもしれないけれど、そうではなくて、やわらかく優しいものなんだよなっていうのがわかります。
大事な人を亡くしたらこの本を開くかもしれません。
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うまく主題がつかめなかったのですが、裏の廃墟から漂ってくる不穏な空気や気味の悪い石などが醸し出す影の描写を、それを照らす光によって払拭していくような展開。生まれや育ちを乗り越えていくポジティブさ。それは田舎の風景と純真な心から生まれるのかもしれないな。
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温かさと寂しさが残る作品だった。あとがきを見たらさらにそう思った。自分の心と対峙して生きていくのには、自然が一番だと田舎出身者-私-は思う。都会のビルに映る自分が、今は世界一くすんでみえる。幹ちゃんみたいに、ずっと変わらないものが私にもある、と思い返せる一冊になった。思い出した感覚を都会で活かし、時折田舎で洗濯しようと思った。ばななさん、またあなたの作品に会いたいです。
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よくよく考えれば、かなり気持ち悪い部分も、
ばなな節でさらっと流れていきました。
ばななによる、ばななのための小説。
それを読むばななファンの我々。
水戸黄門を楽しむ人々の気持ちがわかるわ。
それにしても、今回のタイトル、本当にステキだ。
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久しぶりによしもとばななを読みました。
安定の読みやすさ、すばらしさです!
霊的な話が混じっていますが、決して怪しすぎずに、そして前向きなパワーで、とても好ましい内容でした。
素敵な内容です!いい作品を生み出してくれて、ありがとうございます!
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一行目から強烈なファンタジーだった。
幹ちゃんは可愛くて優しくてとてもいい子だった。
おじいちゃんやお父さんお母さんが愛に溢れていて、村は優しく野村くんも優しかった。
けれど本当はもっと大きなところではそれだけではなくて、世界は、事実は複雑で難しくて、時々とても悲しい。ここだけでもないし、こちらとあちらでもない。
明るくて優しくて楽しい小説でありながら同時に悲しくて暗くて怖い小説だった。
それでも、それだからこそ一日いちにちを大切に、精いっぱい生きようと思えたし、あとがきを読むとその全てが腑に落ちた気がした。
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ほのぼのとして、切なくもあり愛が溢れるあたたかい物語。
おじいさんの言葉で、『その都度考えて、肚にきいてみなさい。景色をよくみて、目を遠くまで動かして、深呼吸しなさい。そして、もやもやしていなかったらその自分を信じろ。もやもやしたら、もやもやしていても進むかどうか考えてみなさい。そんなもの、どこからでも巻き返せる』っていうのが、いいなと思った。
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久々に、かなりスピリチュアル度高めなばななさん作品を読んだ。
コロナで沈んでるこの時期に選んだものとしてはとても良かったと思う。幸せな気持ちになれるので。
お父様が亡くなられてからの作品ということもあるんでしょう、死んだ人との交流がとても優しく、理想的な形で描かれています。
実際にはこんなことないだろう、起こらないだろうということも、ばななさんの視線を通すと柔らかにすっと心に入ってくるから不思議。
Posted by ブクログ
ばななさん全開だな~
全開過ぎて最初は話が入ってこなくて、ついにばななさんの言葉が通じない人間になってしまうのかと思ったけどまだ大丈夫だった、よかった。
このお話をお父さんが亡くなってすぐ書いたって、いったいばななさんにとってどれだけの存在だったのかと思うよね。そしてそんなさみしい始まりでさえ暖かく光に満ちたお話にするんだもんな~。はー、いつまでばななさんの言葉が通じる私でいられるだろうか。