【感想・ネタバレ】ゲームセットにはまだ早いのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

野球が大好きで、野球一筋で生きていたような男たちが、プロや社会人の球団にもあぶれて、最後の可能性にかけてあつまってくるクラブチーム。監督や、一般職から駆り出された女性マネージャー、スポンサーの会社の人など、それぞれの立場の人となりも、リアルに描かれる。まわりから期待されて投げ続けた挙句、肩を壊してしまい、人間不信と自分自身の心の闇から立ち直れない直海にじりじりさせられるのも良かった。お手軽な気持ちよさではなく、現実路線の中で展開されるストーリーに胸をうたれる。

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2023年09月05日

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新潟県の過疎の街にある野球クラブチームに、夢を捨てきれない人々がいる。社会のはみ出し者の彼らは、人生の逆転ホームランを放つことができるのか。カッコ悪いけど愛おしい大人たちの感動物語。
人生は挫折の繰り返しである。でも、そこから這い上がることで人は強くなり、夢をつかむことができる。三香田ヴィクトリーの人々の挫けない心が胸を打つ。

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2020年04月13日

Posted by ブクログ

社会人野球クラブチームを舞台にした、選手やスタッフ、監督たちのまっすぐな想いが心地よい「イイ大人の」青春小説。爽やかででもそれだけでない苦さも含まれた、深みある物語です。
そして読み終わったあとには、この表紙の装丁のように、青空へ今一度駆けていこう、たたかっていこうというような、前向きな気持ちをもたらしてくれました。

みんなそれなりに挫折したり歯がゆい思いを抱えたりしている人生経験蓄えた大人だからこその、「それでも頑張ろう」と結論を出せる純粋さは、もちろん「現実そんなに甘くはないよ」と捉えられるところもあるかもしれません。

けれどあくまで(おそらく意図的に)肯定的なスタンスで貫いている描き方には、報われることがあると信じたっていいじゃないか、そうして生きていけたら最高じゃないか、なんて思わせてくれる「夢」が確かに感じられて、すばらしいな、と感じました。

厳しい状況を舞台にした小説を多く書く作者だからこそ、「夢を持って生きる」尊さをなにより生き生きと描けているんじゃないかな、とも僭越ながら思ったのでした。

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2018年06月23日

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野球は別に好きじゃないのに、意外と読む機会が多いなと思う今日この頃。須賀さんだから読みました。「夢」という、自分の想いをどこにもってくるのか、どんなことも一人では叶えられない、人との繋がりが生きてました。
高校野球どころか、まったくなじみのないクラブチームという、場の設定。最初、全然乗り気じゃなかったけど、読み始めたらすいすいでした。面白かったです。

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2017年12月03日

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 たまたまタイトルが目にとまり、入手。野球小説。よく取材されているなあ、というのが第一の感想。通勤電車内で軽く読めたのがよかった。展開のテンポも良く、飽きもこない、良いエンタメ小説。

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2017年07月21日

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【収録作品】第一章 夢の賞味期限/第二章 たからものを探して/第三章 神の一球 悪魔の一球/第四章 ミスター・ヴィクトリー/第五章 プレイボールをもういちど/終章
 社会人野球のクラブチームの大躍進を描いた野球小説であり、人の生き方の小説。スポーツに限らず、プロにはなれなくても全身全霊を打ち込んでしまうものがある人たちの葛藤。なまじ「才能」があるがゆえの闘いが胸に迫る。それにしても、指導者の存在の大きいこと。

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2017年07月06日

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社会人野球。
その中のクラブチームという存在。

企業チームや独立リーグとの関係。

環境や待遇も様々だ。

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2017年05月16日

購入済み

大人のためのラノベ

同じ作者の「神の棘」や「革命前夜」「芙蓉千里4」などに随分感銘を受けたので、この作品も読んでみた。大人のためのラノベ といった描き方がされた作品で深い感銘は受けなかった。だからといって面白くない作品ではないが、多くの点が予想通り予定通りの展開で、それ以上でもそれ以下でもなかった。

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2021年11月07日

Posted by ブクログ

電子書籍。
社会人野球のクラブチームのお話。各章でチームの様々な視点から物語が描かれるが、老いも若きも、一癖ある人物達が、都市対抗の優勝と言う一つの目標を目指す姿は泥臭いがそれでもカッコいい。プロ野球放送は見たりするけども、あまり普段関わりのない世界だったので、新鮮な気持ちで読んだ。最後が駆け足な感じもしたので、その後の話や片桐監督視点のお話も読んでみたいな。

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2021年07月15日

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