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警察官の業務について詳細に書かれていて、面白くページをめくる手が止まらなかった。もし「警察官について知りたい」という問い合わせがあれば1番に薦めたい一冊。
警察官白書とともに・・・
「警察官白書」が新聞で案内されていたので、読んでいた。その後、古野さんの著作を見ると、この「警察手帳」があったので、引き続き、読むことにした。身近にいる警察官の苦労や組織における苦労などが、この「警察手帳」においても著者の警察組織人としての体験に基づいたものなので、警察組織がわかってくる。タイトルは「警察手帳」だが、最初の部分は「警察手帳」の話だが、本自体の内容は「警察組織」についての詳細だ。「警察官白書」は「警察官個人に関すること」、この本は「警察組織」の話だ。ちょっとタイトルだけでは判断できなかったが、読んでおきたい本だ。
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警察内部の仕組みを、分かりやすい例え、本音と建て前で解説しています。
身近であるが謎の組織という印象の警察ですが、やっぱり人間の集まりなんだな、という感想を持ちました。
階級の話は普通の会社組織でもある話なので想像がつきましたが、専務の話は初耳でしたね。
読んで損のない本だと思いますね。
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■予断:先入観を持たずに,そのモノの声を聴くこと。疑問があれば徹底的に解消し,誰にでも説明できるようにすること。刑事,警察官とはいっても,社会人の仕事の基本はやはり変わりません。
■内務省三訓:人を愛し,土地を愛し,仕事を愛する。
・気持ちよく仕事をしてもらう。士気を上げる。話し合う。自分でもプランを出す。お互い納得する。そうすることで組織は回ってゆく。
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元警察キャリアの方が書いた警察の組織、内部事情を紹介する話。
元キャリアの人が書いたとは思えないほど、フランクな表現でとても読みやすい。
警察組織(署と本部、警察庁と都道府県警、公安委員会)、警察官のキャリア(交番と専務部門)、警察内部の人間関係などなどについて分かりやすく書かれており、警察への理解をとても深めることができる。
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警察ほどおもしろい組織はない。三十万人もの警察職員はどのような仕事をしているのか?刑事とはどんな人か?警察手帳の中身は?ドラマとの違いは何?そもそも警察官になるには?待遇や昇進の条件は?警察庁とは何か?キャリアとノンキャリアの関係は?警察キャリア出身の作家だからこそここまで書けた、徹底的にリアルな巨大組織の掟と人間学。(2017年刊)
・序 章 警察手帳と私
・第1章 警察官への道
・第2章 刑事の生きざま
・第3章 警察組織の掟
・第4章 三〇万警察職員の人間学
・あとがき
個人的には、独特の文体が読みにくい。インストールとかタスクだとか、横文字を多用するのが、今のはやりだろうか。
知識の面からすると、帯にある「警察キャリア出身の作家だから書けた」というのは少し大げさに感じた。リアルであるという事は言える。同じ事柄であっても、外部の人が書いたものと、内部にいた人が書いたものでは、裏書きされている分、重みが違う。反面、身内に甘くなるきらいはどうしてもあるが、元キャリアが本を書いたということは重要であり、意義のあることである。
残念なのは、あとがきによると、オーダー枚数を、大幅に超過してしまい、著者稿の二〇%ないし三三%をダイエットで削ぎ落としたという事である。元原稿を読んでみたい気がする。
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ミステリ小説を読むのに、警察のことを知っておいた方が良かろうと思い、読んでみた。堅い説明なのかと思ったが、期待を裏切る面白さだ。民間の会社組織と対比させながら、警察組織について、面白おかしく語っている。本書を読むことで、警察の軍隊のような特殊性と民間会社と変わらない人間関係や仕事の遂行方法などが分かる。それにしても、警察の人の育て方や組織運営については民間も参考にした方がいいかもしれない。結構、実力主義であるし、指揮系統のブレのなさなどを知ると、「ウチの会社はなあ」などとため息混じりにぼやきたくなる。警察組織も合理的な経営判断?があって今の体制になっているのだけども。とにかく想像以上に楽しく読めた。
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公安委員会が設けられている理由や、実行型組織におけるジェネラリスト所属長(=署長)とギルドのボス(=本部課長)の関係など、かなり深いところを解説しており、ほほう、警察という「会社」も同じだな、という確認を得る。
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元警察のキャリア(自称)視点で、警察組織のリアルな実情を説明したもの
ある程度網羅的に書いてあるけど、交通とか所属したことがないとろこは知らないと正直に書かれてあるので、より一層の信憑性がある
交通以外にも、公安とか他にも知りたいところだけど、その辺が知りたかったら他の人のを読めということですかね
まぁ、今まで知ってた事がほとんどで、特に意外な事実はなかった
ただ、警察庁と各都道府県警の法的な建前と現状、その関係性はわかりやすかった
ってか、僕は警察関連の知識をどこで知ったかと考えたら、やはり小説だったんだよね
乃南アサの「ボクの町」とか大沢在昌の「新宿鮫」とか、他にも何人かの作家さんのを読んで「ドラマの警察よりはこっちの方が本当っぽいんだろうなぁ」と漠然と思ってた
それがこれを読んである程度の確からしさに変わったのはよかった
今後読む警察ものの理解度が深まるな
でも、僕はあんまり警察もの読まないからなぁw
あと、警察に学閥はないとかって部分で思い出したけど、出身大学による偏見は持ってるよね?
北大の推理研の批評に対して「本人の前で言え」とか主張する覆面作家ってあたりにユーモアを感じるものの
「蝦夷地」というのは言い過ぎかなぁ~と
この本を読む限り、優秀で人とのやり取りも上手そうに感じたのに、古野さんの地雷ポイントと沸点がわからねぇ
Posted by ブクログ
警察の組織について語る。
内容自体は面白いのだが。
この人、元警察官で、それもペーペーでなく、充分なキャリアを積んだ上で今作家らしい。
そのせいか、うざい。
文体というか。
なんで会社とか軍隊、海軍に例えなきゃいけないんだ。それが判りやすいと思ってんのか。
ま、作家としてのこの人のファンもいるんだろうから好き嫌いだが、気持ち悪くって、本としては評価下げ。
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内容についてはそれなりに面白かった。知らない世界のことであるので、階級の話などはよく分かった。また、警察人の考え方の傾向も分かりやすく面白かった。
ただ、好みの問題だが、書き方というか文体がなんとも読みにくく感じた。この人の小説を読んだことがないので、新書にしてはずいぶんくだけた感じだと思ったが成功しているとは言い難い。
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中から見た者でなければ分からない、警察組織のリアルを解説する。
基本的には平易で分かりやすいが、著者の趣味か、軍事用語で喩えようとしすぎてかえって分かりにくくなっているのが気になった。
Posted by ブクログ
警察の仕組みがよく分かりました。
そして警察のええところが沢山書いてあります。正義感とか責任感とか…
でも、仕事柄その正義感が間違った方向に進んでしまった警察官も多く見てきましたし、実際、違法捜査や冤罪、私生活上の不祥事も報道レベルで多く目にします。
その辺りも深く掘り下げて欲しかったですね。
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