【感想・ネタバレ】噂のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 「レインマン」という謎の存在に足首を切られないようにするには「ミリエル」という香水をつけると狙われない、という香水を売り込むための口コミ商法として広まった噂が現実のものになるようにある日、足首の無い少女の遺体が発見され、連続殺人事件に繋がっていくというストーリーだった。純粋な警察小説やサイコサスペンスものとして読んでも十分に面白いが、ラストの一行で今まで推察してきたものが全て崩れる感覚にゾッとした。読む人によってはこれはホラーともいえる小説かもしれない。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

警察特有の用語や人間関係、渋谷の若者文化、どの場面を取り上げても言葉の中に風景が立ち上がるほど表現が豊かかつ正確で読み心地が良い。
主要メンバーは当然のこと、僅かしか出てこないキャラクターの人物描写まで丁寧にされており、物語にのめり込むことができる。
また、シリアスで重々しい内容だが、ベテラン男性警官の木暮と若手美人女性警官の名島の「チーム」が物語に爽やかな印象を与え、「嘘つきは警官の始まり」など時折ユーモアを交えてくれるため読んでいて全く中弛みしない。

最後の1行は触れ込み通り「気持ち悪くて寒気がする」思いがした。まあ冷静に考えれば、幼くして母を亡くし、親友を殺され、父親は家に帰ってこない、そんな家で育てば倫理観が崩壊しない方がおかしいか。木暮との会話が微笑ましかったばかりに、人の心の闇など所詮他人は分からないのだと痛感させられた。

唯一残念だったのが、犯人がサイコパス殺人鬼であったこと。足首を切られる連続殺人事件の犯人なんてサイコパス以外有り得ないのかもしれないが、出来ればもっと論理的で緻密な計画や謀略であって欲しかった。切断した足首にペディキュアを塗る猟奇的なシーンで非現実味が増して冷めた。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初からずっとおもしろい!!!

設定も登場人物もとても興味をそそられ
スリルもすごい。

小暮の娘が殺されるのではないかと
ヒヤヒヤした。

後半、西崎の真相が分かっていくところは気持ち悪かった。

これで終わるかと思ったら
最後の最後に衝撃が!!!
まさかのミンチ肉ここで!!!

こんなに何重にも仕掛けがあり、
噂という身近にもある出来事が題材となっていて本当にネットでの噂通り面白かった。

私も見事に噂の仕掛けにハマっていた。

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2024年04月07日

ネタバレ 購入済み

最後の最後

正直なところ中盤にはレインマンが誰なのか分かった。と言うか意図的に気付き易い作りにしてあるような印象を受けた。

結局噂に殺されたのは噂を利用した本人だけと言うのも皮肉が効いてて面白い。
最後のオチも。

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2020年07月16日

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ネタバレ

荻原さんの本は安定感がある。
噂を使ったプロモーションが事件に繋がり、それを紐解いていく様は面白い。
主人公と女警部補のコンビも相性が良く、読んでいて楽しかった。
オチにはゾッとさせられた。

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2024年05月19日

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ネタバレ

どんでん返し系のミステリーに弱いので、帯を見た瞬間に購入決定。

WOM ── World of Mouth の略語でいわゆる口コミのこと。その口コミ、噂から始まった事件を追っていく物語。

口コミや噂が与える影響はとてつもなく大きくて、20年以上も前の作品なのに、現代の社会において通ずるものがあり深く考えさせられる。
" 噂 " は人も殺しかねないものなのだと。

読んでいる途中できっとこの人が犯人なんだろうなぁ〜って予想してて、犯人は的中したけど、真相結末は予想できなかったという感じ。
タダでは終わらない感じが楽しめた。

ラスト一行、たった4文字で覆る真相。
いろんなところに伏線が張られていたのを読み返したくなる一冊。

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2024年05月13日

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ネタバレ

最後の一行で驚愕、、嫌な終わり方〜〜!
警察の二人のコンビ好きだった。
地道に着実に犯人へと近づいてて面白かった!

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2024年04月07日

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ネタバレ

読解力が足りず読み直す部分が多かったが楽しめた。西崎の犯行理由も面白い。

一番好きなのは菜摘、すき焼きの件は心が暖かくなった。それに最後声を上げるくらい驚かせてもらえた。

49頁の手書きは最初から12にしか見えなかったから、なんでRなんだ?と思ってしまった笑

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2024年03月13日

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ネタバレ

小暮と名島のコンビは好き。

最後の最後に
えっ!?

流行らせようと思っても流行らなかった
一言で。

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2024年03月09日

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ネタバレ

最初の展開は退屈だったのだけど、中盤終盤に掛けての畳み掛けといい、最後の最後に持ってきた伏線回収は秀逸。犯人は予想つく人が多そうだなぁ。完全なるフィクションであることを前提に個人的には好きな展開、ストーリーでした。

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2024年02月17日

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ネタバレ

どんでん返し系と聞いて読んでみた。
さすがに20年前ということもあり、ギャルの描写は懐かしいものばかりw
小暮と名島のコンビネーションは見ていて気持ちよく、「噂」という得体の知れない手がかりに奔走、真実に迫っていく様はハラハラしながら楽しめた
レインマンの正体については、序盤に予想した犯人が的中(動機などは全然外しては居たけどw)、中盤からの伏線も結構分かりやすく、ここからどうどんでん返しするのだろう?と思いながら読み進めて最後の台詞。
よりにもよって、そうどんでん返すのー?!と衝撃&絶句。ちゃんとそっちにも伏線張られてたし…
面白かったけどこのどんでん返しは悲しすぎた〜

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2023年12月01日

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ネタバレ

最後の一行が気になって読んだ
面白かった!けど中盤少し長い
最後のセリフ、本当に菜摘のなのか、菜摘から誰かに伝染したものなのか考えられるなと思った

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2023年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の一行で、椅子から転がり落ちました。


捜査の一環で被害者宅を訪れた時、散々この親は我が子のことを何も知らないと上からの感想を述べていたにもかかわらず……
仕事にかこつけて約束破りが常習化していることを、自分だけは許されているとどこかで慢心があったんだろうな、小暮さん。

子どものことを大人はなんにも知らない。これまでの子どもに関するアレコレがぜーんぶ我が身に帰ってくる、そしてまだそれを彼は知らない……皮肉全開のラストですね。
ミステリとしてもなかなか面白かったです。

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章が読みやすかったし連続殺人が起きてサスペンス感を味わえて良かった!
でも、真犯人判明のところに驚きがあまりなかったのと、動機も全然共感できなかった。。伏線回収的なスッキリ感もなかったかな。

自分の痛恨のミスだけど、最後の一行がどんでん返しだと分からず読み終えてしまった(笑)
他の方の感想を見て、「ハッ!!確かにこのセリフって...!!」気づいて鳥肌がたった。。
つまり娘が杖村を殺害したってことで合ってる...かな...??それじゃあ西崎がスーツケースに入れてたのは別の女性ってこと???誰か教えてー!(泣)真相が分からずモヤモヤしてる!!

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2024年02月23日

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