【感想・ネタバレ】いろは匂へどのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あっそうか京都大学だから、舞台が多いのか。たしかに京都に住んでいないと心情までは書けないからってこと でもあんまり京都弁出ないね、ふと光山が出し方する方がインパクトのあるのかな。恋愛小説でしたね、心の移り変わりが色濃くて 謎の存在感の藤代さんも絡ませて、グッと近付いてハッピーエンドでもなくて、鼻にもつかないし嫌いじゃないです。ていうか7冊読んでるんですがソリャ好きだからだわさー。これは2017年と最近ではなくて、という事は書き手も進化しているのだろうなあー。乗り掛かった船もよかったし、うちんレシピも

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『うさぎパン』を読んで瀧羽さんの世界に触れたくて手に取った本です。

光山と紫の距離感にムズムズしたりもしましたが、白黒ハッキリさせることは絶対必要なことではなく、むしろ割り切ってしまった方がいいこともある。
割り切ってしまう恋愛は少し寂しい気がしました。

ブライアンの素直な気持ちを真っ直ぐな言葉にして伝えてくれる所に心が暖かくなりました。

人は誰でも、毎日少しずつ何かしらの影響を受けて染まっていく。いい様にも、悪い様にも。

またひとつお気に入りの作品が増えました。

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2023年03月18日

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はじめてのときは、好きになれなかったけど、
今日は好きだ。
私も染まってしまったのかも。
藤代さんが好きだ。
ブライアンにそばにいてほしい。

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2020年08月16日

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ネタバレ

京都を舞台にしている。
小さな和食器を扱うお店の紫さんは
彼女を慕っている外国人ブライアン、
そしてカフェふやまちのオーナーたちと平凡な日々を送っていた。
ある日、行きたくなかったパーティーで草木染をする光山先生に出会う。
そして彼を取り巻く女性たちと関わっていく事で、いつもの日常が少しずつ変わっていく。光山先生はは一癖ある人物で、彼を取り巻く人たちも同じように波乱な人生を歩んでいる。そんな中、紫さんはなぜか彼に惹かれていく。惹かれていくのには理由なんてないんだろう…。そんな紫さんのゆれる気持ちを描いている。瀧羽さんの小説は、スケッチブックに京都の町並みを描き進めていくように広がりを見せてくれる。
その中で、登場人物が色付けされていく様がとても好き。

映画化やドラマ化されたら、
紫さんは 木村文乃さんかな。
光山先生は池内万作さん、
光山先生の一番近くにいる藤代さんは羽田美智子さんかな、
と、個人的に設定しながら読みふけってしまいました。。

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2023年06月23日

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京都で小さな和食器店を営む紫(ゆかり)の、京都らしさがいっぱい詰まった恋物語。
紫に想いを寄せているブライアンという欧米人のお客さんが登場し、“京都らしさ”をさらに引き立たせています。

あるパーティーで知り合った、紫より20歳ほども年上の染色工芸家湊光山(みなとこうざん)は、染めものに情熱を注ぎ、つかみどころのない魅力を持った人物で、危ないとわかっていながら、紫は光山のペースにどんどん巻き込まれていきます。
光山の工房を手伝っている藤代さんも美しく謎めいた女性で、もどかしいけれどこの恋の行方が気になります。

初めは、瀧羽さんの優しい文体のせいか素朴な雰囲気を感じていたのですが、50代と30代のわりと大人な恋愛小説でした。
ひとたらしな芸術家光山を中心に、藤代さん、紫、ブライアン。こういう関係もありかなと、最後はすがすがしい気持ちになれたし、京都の名所も満喫できたし、私はけっこう楽しめました。

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2023年03月01日

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読み返すのは4回目。
大きな波風がなく穏やかな物語で、舞台となる京都の町並みや染め物の描写が魅力的。
何かに影響を受けることを「染まる」と表現する日本語の美しさを、読んでいて再発見したような気持ちになる。

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

京都で食器屋をいとなむ30代半ばの紫(ゆかり)が、染め物師の光山(こうざん)と、ゆっくり恋をするというお話。紫のことが好きなアメリカ人のブライアンや、光山といわくのあった藤代など、登場人物が魅力的。物静かで内省的な紫はいい感じに思うので、やや変わりのもの光山と仲良くなるのは腑に落ちないのだが、変わっているところがないと魅力を感じないものかもしれないなとか思った。朝の連続ドラマを読んでいるよう感じもしていい作品だと思った。

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2021年10月27日

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大人の余裕を持つ男性と自分を大切にしてくれる若めな男性との間で揺らぐよくある恋愛小説かと思った。
まったく違う。
過剰な甘さは無いし確信を持って幸せな物語だとも言えない。
でも何だろう。
たっぷり水を含んだ絵の具を和紙に落としたときのようなポッと染まるような、じんわり温かくて不思議な気持ちの良さは。

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2017年09月14日

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何作も読んできましたが
もしやこの作品が滝羽麻子さんの本領?

描き方が美しくて素直で
とても感情移入できました。

男の描かれ方も女の描かれ方も
男から見ていて頷けることが多くて
京都を感じることは
相変わらずできなかったけど
空気感はとても好きです。

小川糸さんの「喋喋喃喃」に
どこか通じる風を感じたのは私だけかな。

こういう友人関係なら心地よいでしょうね。
修羅場を経てでも手に入れたい快適さを
私は感じてしまいました。

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2017年04月28日

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京都が舞台と手に取るも、紫に魅力を感じられず共感できなかった。主人公に寄り添えない読みは辛い。
草木染めの描写は美しいのに、その美を生み出している光山もうすっぺらで魅力を全く感じられない。なぜ紫やたくさんの女性たちが惹かれるのか分からない。
藤代さんや紫を一途に想うブライアンが魅力的で最後まで読み通したが、これが大人の恋愛というのなら、私には分からないのかも‥‥

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2023年01月24日

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和食器店を営み古民家に住むとか、草木染職人とか、すごくワクワクした。
しかも京都が舞台なので風景を思い浮かべたり、想像したりしてすごく楽しかった。
でも後半は恋愛小説って感じであまり楽しめなくなってしまった。

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2021年05月04日

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集中して読めなかったのが災いしたか、草木染め職人に何の魅力も見出すことができず、白黒つかない終わり方に消化不良でした。桂木桂を除き、女たらしはどうにも生理的にダメみたい。反面、京都の情景描写は胸に迫るものがあり、無性に行きたくなりました

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2020年04月05日

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ネタバレ

京都で小さな食器店を営む30代女性が主人公。偶然知り合った草木染職人に心を揺らす。この草木染職人が「ひとたらし」でつかめないんですよね〜。人の懐にすっと入るというか、好かれるというか。本人に悪気はないだけに始末が悪い。結局終盤でこの草木染職人の本心がわかりますが、30代の微妙な時期にこんな人と出会ったらいやだわ〜。ブライアンの一途な気持ちに私なら惚れる。

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2018年10月17日

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高校生が主人公になるような青春的恋愛物語のような雰囲気ではなく、かといって村上春樹の描くような過激的な雰囲気でもない、淡い感じの雰囲気の恋愛小説です。
特に特別な感じはなくて、主人公達の日常をのぞいているような小説に感じました。

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2018年09月13日

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30代女性と50代男性の恋愛。この男性に魅力は感じないけど、近頃読んだ恋愛ものの中ではしっくりきたかな。

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2018年04月05日

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京都、和食器店、草木染め職人にこのタイトルとくれば繊細でたおやかな物語を想像していましたが、読んでみると予想外の破天荒さ。
ちょっと期待していた世界観と違ったな。

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2018年03月09日

Posted by ブクログ

はやりのカレセン。
おじさまにエロティシズムや萌えを求めるのは、たぶんフェチズムの一種なんだろう。
瀧羽麻子、どんどん危ないところが出てきてる。いい。でもこわい。

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2017年05月24日

Posted by ブクログ

文章も読みやすくて描写もくどくなくて綺麗なのですいすい読めちゃう。けど、うーん…どうも20とか30も上の父親ほどのおっさんとどうのと言われても自分が若かった頃にそりゃあ20くらい上の職場のダンディおじさま何人かに食事にも連れてってもらったりしたけど…読んでても「無いだろ〜」としか思えなくて、ちょっと気持ち悪かった(笑)まあ、芸能界ではたまに聞く話だけど…うーん…ひとまわり上くらいまでが限界じゃ無いでしょうか。それくらいならまだストーリーが入って来たかも。
映画化するなら誰だろうと考えながら読んでたけど、想像すればするほど気持ち悪…
まあ、そこらへんは個人の見解で分かれるところだとは思いますけど、図らずもやたらモテてしまう自由奔放が魅力なおっさんの話でした。

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2017年04月03日

Posted by ブクログ

とても素敵で大人な恋物語でした。
光山みたいな男性は、今の世の中では
「人たらし」と呼ばれてもしょうがないような
タイプなんだと思う。
けど、ずっとずっと昔、
結婚とかはたまた付き合うとかそういう概念さえなかった時代は、光山のように本能的に惹かれた人を愛しく思ったりするのが当たり前だったのかなぁ…なんて考えたり。
実写化するなら、光山は江口洋介にやってもらいたいなぁ…なんて考えたり…ね。

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2017年03月03日

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