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物事をわかりやすく伝えるスキルを身につけて、真に「教養ある人」を目指すことを説いた本。
「教養ある人」とは、知識と知識をつなげて話を広げることができる人です。話がひらがるようになるには、語彙を増やしてわかりやすく伝えるようにしなければいけません。
本書は「教養ある人」となるために身につけるべきスキルを教えてくれます。
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タイトルに惹かれ、帯を見て面白そうだと思い、著者が彼なら間違いなし、と購入。期待に違わぬ内容でしたが、どちらかというと、食い足りなさを感じてしまいました。当然というか、論の骨子は他の著書と共通している訳で、あまり目新しさを覚えなかったせいでしょうか。でもそもそも、会話にせよ文章にせよ、自分の表現力の不自由さにもどかしさを覚えることしきりだから、どうにかそれを打開しようという思いはありまして。注意すべき要点が列挙されているのは、ふとしたときに手に取って、ザッとおさらいするのに便利だと思いました。
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<目次>
はじめに
第1章 教養人の話し方は、なぜわかりやすいのか
第2章 教養人が使っている「わかりやすさ」10の技術
第3章 あなたの周りの「教養バカ」7つのタイプ
第4章 語彙力こそが「わかりやすさ」である
第5章 【脱・思考停止】「わかりやすさ」にダマされるな
第6章 心に刺さるフレーズのつくり方
<内容>
タイトルからは「教養バカ」をディスる本かと思ったが、内容的には「わかりやすく」伝えるためにはどうすればいいかを書いた本だ。
では、その秘訣とは
①自分のアタマの中の「絵」を相手のアタマの中の「絵」に近づける
②専門用語や抽象表現などは避け、相手の世界に近づける言葉を選んで話す
③一文を短くして、つなぎの言葉(つまりは接続詞など)をうまく使う
④相手に興味を惹かせるフレーズをはさむ
⑤「3」にこだわる
⑥結論を先に言う
⑦伝えるためには準備が必要。その際に「カンペ」は用意すべし(ただし、できれば自分のアタマの中の「絵」を表現したものを
⑧表現技法として、語彙力を増やせ
また後半では、「わかりやすさ」に惑わされるな!ということで、そういうフレーズの裏を指摘。最終章では、トレーニング例も載っている。
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教養がある人とは、描写能力に長けた人である。
ここでいう描写能力とは、頭の中にあるイメージをすべて言語化するという能力のこと。
言葉のみを使い、相手に正確に 『絵』を描かせられる人のみが
生き残れる
というお話でした。
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頭の中に『絵』が浮かび上がった瞬間に、人はわかった!と感じる
ここに1番納得しました!
自分の話が相手に伝わってない時って、頭の中の絵が相手に共有できてないからなんだな…
メモ
人間が2秒で認識できる文字数の限度は15文字
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教養ある人とは知識と知識を繋げてストーリーとして分かりやすく説明できる人とのことだが、これがなかなかできない。ものを読んだり聞いたりしたときの一つ一つの事実の記憶が甘くて、ぼんやりとしか掴めていないので、曖昧な言葉にしかならず、うまく他人に説明できない…意識的に訓練していくしかないのかな…
人間の脳は後で教えてもらえると分かっているものは覚えないというくだりにドキッとした。わからないままで放置するよりましかと思い、ここのところ度々ネット検索のお世話になっているのだが、また調べられると油断して知識として定着しにくいのだとしたらほどほどにしなければ。
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ネットの書き込み、検索だけで知ったかぶってしまう教養あります勘違いの人を戒める一冊。
実体験、言葉にするときは表現を気をつけないと、話してる本人の見識が疑われてしまいます。そんな教養バカにならないように注意を促す内容です
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教養バカというと刺激的なキーワードの本のタイトルの通り、断片的な中途半端な知識だけ持ってても、人にきちんと伝えられない、人を引きつけられないと意味ないよ。という話。
刺激的なタイトルと冒頭の煽りに対して、
内容は実はオーソドックスでへぇーというものはあまりなかった。冒頭で腐している教養バカの人たちももちろん知ってるようなふつうの話が多い印象。
特に後半は、あまり本筋に関係ない話も多く感じた。
まぁでも本読んでいっぱしに知識増やしていこうと思ってる自分には良い意識付けにはなったかな。
全体的にはまっとうなことは書いてるので星3つ。偉そうですませんが、期待以上って感じではなかった。
新書らしくさくっと読めるので、
気になった方は是非。
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わかりやすく説明するために意識するが書かれている。『バカの壁』を思い出しました。伝えることの難しさは日々感じます。相手の頭の中に絵を浮かび上がらせることを意識して話したいと思いました。
■メモしたい箇所
・教養ある人と教養バカの違い、それはストーリーテラーになれるかどうか。教養人とは相手が興味を持つようにストーリーとして伝えることができる人。
・わかりやすさとは何か。それは、「相手の頭の中に『絵』が浮かび上がった瞬間に、人はわかった。と感じる」
■知らなかった用語
・交換記憶:「人間の脳は、自分で覚えなくても、相手に聞けば教えてもらえる事柄は覚えようとしない」
=>妻に聞けば答えてくれるので。郵便番号覚えれないことを思い出しました。仕事ができる人に聞けばわかるので一向にスキルが伸びない理由がわかりました。
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教養バカ。そう。僕です。
最近実は本を読む数減らしました。
月に5冊くらいでしたが今は10日に1冊ペースで月3冊。
読むのも1冊読み終えてから次を読みます。
前まで本って序盤面白くて中だるみして終盤また面白いというのが多いので、中だるみした時にもう1冊違う本を読み出して2冊同時に読んでましたがそれもやめました。
結局入れ過ぎてもダメだと思うんですよね。
この本にもありますが相手に伝えられるようにならないと知識になってないというか。
本の内容とは少し離れましたが本当の教養人になるためにはひたすらわかりやすく伝えるということ。
話を作り上げるための知識と知識を繋ぐ接着剤を多く持つことだとしてます。
ちょっと頭いい学生の子とか大人の人でたまにやたら専門用語使って話してる人いますよね。
あれは教養バカということです。
日々の会話から意識しようと思いました。
あとインプットの質と。
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空前の教養ブームである昨今、知識はあるものの、実際に話してみると面白味がなかったり、ストーリーがなかったりする人がいる。そのような人は知識をひけらかしているだけの「教養バカ」といえ、他人から敬遠されたり、物事を多角的な視点から考えることができなかったりする。そのような「教養バカ」を脱して真の教養人になるには、相手に分かりやすく伝えるためのトレーニングをすることが必要なのである。
端的に言えば、分かりやすい人とは、相手の脳内に素早く絵を描かせてくれる人である。すなわち、相手を意識し、相手を知ることを通じ、相手の想像力に働きかけることによって、自分の脳内の絵を相手の脳内に可能な限り正確にかつ具体的に描ける人が、アウトプットの上手な教養人である。技術としては、相手に話の先を予測してもらうために接続詞を用いること、相手の脳内にハテナを作り、解消させたいと思わせること=喰いつかせること(もちろん答えは後で回収するべき)などがあろう。
以上から導かれるように、分かりやすさとは、「相手が分かる言葉を使う」のが鉄則である。そこで、語彙力こそが分かりやすさであるということもできよう。というのも、相手に合わせるには、知っている言葉の数がものをいうからである。語彙の数や知識があれば表現の幅が広がり、たとえ話や言い換えもうまくなる。
また、心に刺さるフレーズの作り方として、無作為に並べられた複数の言葉からいくつかを抽出してくっつけるという方法(※)がある。その際にその造語を説明するという訓練をすれば、相手に分かりやすく伝えるための想像力や構成力が養われるであろう。加えて、このトレーニングは、キャッチコピーやタイトルなど世の中にない新しい言葉を作り出すときに役立つはずである。
真の教養人は話し方が違う。機知にも富んでいる。そのような人間になれるよう、自分が伝える側になっても、伝えられる側になっても相手がいることを意識し、分かりやすく物事を伝える訓練が今必要なのである。
本書は、単に知識を詰め込むだけの「教養バカ」にならないためには、物事を相手に分かりやすく伝える能力を培うことが必要であるという主張から、分かりやすさを養うテクニックや「教養バカ」の典型例を複数挙げて解説をしている。したがって、本書自体から知識を得るのではなく、知識の伝え方を学ぶことを目的に執筆された書である。筆者もその「分かりやすさ」を意識してか、比較的平易な用語で説明されており、全体として読みやすいが(2時間あれば十分)、少々刺激が足りないというのが正直な感想ではある。ただ、(※)の方法は斬新で、報告のタイトルを検討する際に有用であると感じられた。
Posted by ブクログ
知識が豊富でも話がおもしろくない「教養バカ」でなく、わかりやすくおもしろく話ができる真の教養人になりたいと思ってますし、そのように努めてるつもりですが、できてるかどうかはわかりません。