【感想・ネタバレ】怪しい店のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ひとひねりがきいた話が多かった。満足。
角川ビーンズ文庫から有栖川有栖に入り、一般の文庫にも手を出した。頭の中で麻々原絵里依のイラストで火村先生とアリスの顔がイメージされるので、とても美麗な話に見えてくる。殺人事件だけど。作者が後書きに書いてあった「暗い宿(宿をテーマにした短編集)」も読みたい。

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2020年03月27日

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なんとも魅力的な店が並びます。行ってみたいお店近づきたくないお店、色々。確かに言われるとお店って全く知らない人を無条件で受け入れてくれるけど、考えてみると少し怖いかも。

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2019年06月09日

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短編集。人死にのない話もありどれも面白かった。火村とアリスのコンビはまだまだ安泰で安心。東川篤哉の解説が美味しい

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2017年02月12日

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古物の魔
燈火堂の奇禍
ショーウインドウを砕く
潮騒理髪店
怪しい店
以上5本の「店」が絡む火村とアリスの短編ミステリー集。

火村准教授と作家アリスのコンビというだけでファンには楽しみなのに、5本がそれぞれ趣向が違っていてワクワク満載サービス満点大満足。
あらためて「あー有栖川先生は本格派ミステリー作家さんなんだなぁ」と感動すら覚えました。
この一冊でいろんなタイプのミステリーが味わえます。
一番好きなのは「潮騒理髪店」、次が「燈火堂の奇禍」でした。
解説も楽しくてしかもビシッと鋭い。
一字一句逃さず楽しめました。

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2017年01月17日

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様々な店で起こった事件を、火村とアリスが解決していく、作家アリスシリーズの短編5編。

 各短編、安定した出来。事件も殺人事件一辺倒ではなく、ひねくれた店主がいる古本屋での万引き事件だったり、火村が旅先でたまたま寄った理髪店の出来事だったりと、バラエティーも豊かです。

「古物の魔」は骨董品屋で起こった店主殺人事件の話。この話のポイントは、なぜ犯人は死体を遠くまで捨てに行かず、すぐに見つかる押し入れに隠したか、ということ。火村いわく「犯行を完全に隠してしまうのではなく、発覚を少しだけ遅らせたかったかのよう」とのことですが……

 犯人の動機と、犯行の発覚を遅らせたかった理由、タイトルの意味も相まって、哀愁の漂う印象的な短編です。

 表題作の「怪しい店」は、人の悩みや愚痴を聞く聞き屋の女店主の殺人事件の話。

 犯人指摘までの軌跡がユニーク! ロジックの転がし方が相変わらず素敵だな、と感じた短編でした。

 この場合犯人というのか微妙ですが、古書店の万引き事件を扱った「燈火堂の奇禍」は、本好きにはいろいろ考えさせられる短編でした。

 店主は本を買おうとした客に対し、「本当にその本が必要だと思うなら10日後にもう一度買いに来い」、と言います。

 積読がたまりつつも、ついつい衝動的に本を買う自分にとっては、ちょっと耳が痛い……。でも、その場で買わないと、もう買えないかも、と思うと、店主には「見逃して下さい」という気持ちになります。

 話を読んでいると、この本の登場人物の一人も、そんな気持ちだったのではないかな、と悪いことをしている人ながらも、少し同情的になってしまいます。

 火村の旅先での理髪店の出来事を描いた「潮騒理髪店」は、火村と理髪店店主のやり取りがとてもいい雰囲気。また火村とアリスのやり取りも思わずニヤリとさせられました。


 以下、私事でつらつらと。
 4月から社会人になり、時間的余裕が減り、本や映画に触れる機会も減っていたのですが、年明けから、徐々に本を読みたい欲が戻ってきました。

 そこで、手に取ったのが、高校時代からお世話になっている火村・アリスコンビが活躍するこの本。自分も自分の周りの環境も変わっていきますが、そんな中で、この二人のやり取りは、昔も今も変わらず、読んでいてなんだか懐かしさと、不思議な感動がありました。それは久しぶりに、友人に会ったような感覚かもしれません。

 長期シリーズを読む楽しさというのは、こういうところにあるのかもしれません。少し離れていても、前と変わらぬ雰囲気で迎えてくれるのです。

 この二人には、これからもお世話になるのだろうな、と改めて思った一冊でした。

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2017年01月15日

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今年最後に誰の話を読もうかなぁなんて思っていたら自然と火村シリーズに手が伸びてしまった。
やっぱり私の中で火村とアリスのコンビが活躍するのを眺めるのは実家に戻ってきたかのような安心感があるみたい。

今回は「お店」に纏わるミステリー話。
少し前に「宿」に纏わる短編集があったから何か趣向が似てるなぁと思ったんですけど作者さんもそう思ってたみたいですね。

この中なら「潮騒理髪店」が一番好きだったなぁ……ほぼほぼ毎回何かしらの殺人事件を解決してばかりの火村にもこういう時があってもいいと思う。
思考ゲームみたいな話ではあるのだけど、私は火村の考えた結論が本当だったらいいなと思いましたね、たまにはこういう誰も不幸にならない話もいいじゃないって。

他にも古物に魅せられてしまった犯人やら他人の不幸を覗くことを商売にしてしまった人やらまぁ色んな人が出てくるんですけど、「ショーウィンドウを砕く」の犯人に対しては何かこう……遭遇した相手が悪かったね、とちょっと同情してしまいました。
いや犯人なんだしやったことは決して許されることではないんだけど、でもまぁ……「何事にも上には上がいるんだなぁ」って感じの話ですよね、それがいい事であっても悪いことであっても。

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2023年12月28日

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有栖川有栖作品初デビューです。江戸川乱歩賞を受賞した荒木あかねさんが有栖川有栖さんの小説が好きでほとんどの作品を読み少なからず影響を受けたのではないかと聞いたので読んでみました。
最初に読むのに短編集を選んだのは気軽に読めると思ったし登場人物がシリーズ化している方が良いかと思い選びました。
結果、この作品を選んで良かった。
5篇の作品とも味わい深く面白い。
それぞれに謎解きがあっさりしておりスッキリ読めます。次は是非、長編を読んでみたい。

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2022年12月14日

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ネタバレ

「古物の魔」「燈火堂の奇禍」 「ショーウィンドウを砕く」 「潮騒理髪店」 「怪しい店」
それぞれに事件と、悲しかったりしょうもなかったりする動機が詰まっている。正直、被害者が悪いのでは?と思ってしまうこともある。 それでも、火村は加害者を許さないいし、追求の手も止めない。 最後の事件は特に、被害者に同情もできないし、かといって犯人が悪くないわけでもなく、ただ逃げようとする旦那も嫌で、モヤモヤしたまま終わった。 コマチさんが嫌ではないけど、なんか違うと思ってしまう。 5編共ちゃんとテイストが違ってよかった。

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2022年10月01日

匿名

ネタバレ 購入済み

3作品は読んだ事のある店の話だった。
なので少し残念だったがやっぱり読み応えがあり
面白いですね!

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2022年02月28日

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お店を題材にした火村英生シリーズの短編集。
「潮騒理髪店」が少し変わってて、火村とアリスの日常が見えて楽しめた。
謎解きでいうと、表題作の「怪しい店」が好き。読み返してやっと理解できた。

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2021年03月15日

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犯罪学者火村と推理作家アリスの名コンビシリーズ。店にまつわる5つの謎をコンビて解決に導く。中でも、潮騒理髪店はシャーロック・ホームズ同様、自分の体験談を語りながら1つずつ整理して謎ときするのが面白い。飄々としていて、とらえどころのない火村に振り回されたりしているが、このコンビ好きです。

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2020年11月12日

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ネタバレ

店をテーマにした短編集。
普段の生活でも、毎日通る道なのにここは何をやってる店なのか?お客さん入るところ見たことないけど、気になる、という店がある。そもそも店なのかもわからないものも。出かけた先で、入りにくいけど雰囲気にとても惹かれる喫茶店や古書店がある。
本書は、誰にも経験があるそんな気持ちを思い出す。
特に古道具屋、古書店の話は空気の肌触りが伝わってくる気持ちで読んだ。

古書店と理容室の話は殺人ではなく日常的に潜む謎解き的ジャンル。火村シリーズでは初めて読んだ。

理容室の話は、旅先で波の音を聞きながら髭を剃ってもらうシーンが夢のように思い浮かべられた。とても綺麗な空気感のお話。

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2020年06月19日

Posted by ブクログ

怪しくて魅力的なお店にまつわる火村シリーズ短編集。
「潮騒理髪店」が好きだなー。
殺人が起こるわけでもなく、描写も綺麗で、爽やかなお店なのに最後が少しぞくっとする。
他の話もおもしろかった。

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2019年10月16日

xfh

購入済み

色んなパターンの話が入ってます

5作掲載。本格推理あり、火村先生のとある一日的な話もあり、犯人視点で進む話もあり。「店」縛りですが事件の内容や展開はバラエティー豊かで飽きません。

「古物の魔」と「怪しい店」はいつもの(という表現も変ですが)推理小説です。どちらも森下君頑張ってます。

前者は、防犯カメラに映った被害者らしき姿が、被害者本人だとするには不自然で、しかし犯人によるアリバイ工作のための偽装だとすると、その偽装により得をする容疑者がおらず、この映像は一体何なのか、という疑問が面白かったです。
また、推理からは外れますが、古物商による「ゴミとは、古物とは」の議論が興味深かったです。

後者は、自分は犯人を当てようとせずにそのまま読み進めたので、「ああこの人が犯人なのか。…あれっこの人?えっこの人?」となりました。
作中、火村先生がアリスに「おかしいと思わなかったのか?」と言うので、作者から読者への挑戦状という本格推理小説ならではの展開として、犯人当てをしたい人が楽しめる構成になっていると思います。

「燈下堂の奇禍」と「潮騒理髪店」は短編で、それぞれ形式が特殊で面白いです。
前者は、火村先生はいわゆる安楽椅子探偵です。アリスが聞き知った事件のあらましや目撃情報から、火村先生が下宿先から一歩も出ず、犯人と事件の全貌を明らかにします。
後者は、特に事件は無く、火村先生が体験した小さな出来事をアリスに話し、謎と言えば謎と呼べるそれを「あれはきっとこういうことなんだ」と予想する雑談です。推理小説というよりは火村先生の小旅行エッセー(笑)です。

「ショーウィンドウを砕く」は珍しく犯人視点で話が進みます。「他人から見ると火村先生やアリスはこういう印象なんだな」と分かって面白いです。特に最後の数行は「殺人犯から見た火村先生」の考察が興味深いです。暗いというか黒いというか。
犯人視点なので、犯行手口や隠蔽工作は読者には見えています。それを火村先生がベリベリと暴いていく痛快な話です。手法が「そうやって暴くのか!」と面白いです。

アリスが頑張ってます。単独で犯人へ押し掛けたり、事件の詳細や目撃証言をかき集めて火村先生へ報告したり、先生や警察に請われて容疑者をおびき出したり。
火村先生が精神薬(抗不安薬)に詳しいのは、自身が服用しているとか…?

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2019年10月06日

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「暗い宿」の姉妹版、と著者あとがきにもあり、まさにそんな雰囲気だった。
「暗い宿」との大きな違いに、警察関係が大阪府警しか出てこないところかな。野上さんファンなので兵庫県警が出てこないとさみしい笑
大阪府警をたっぷり楽しめる一冊。船曳班の面々も大好きなので、じっくり楽しめた。
ということで、大阪府警中心の感想。

「古物の魔」
森下さんの成長ぶりに想いを馳せた。捜査会議の描写といい、船曳班の雰囲気を読者に知らせてくれるような一編。
アリスの抜け駆け、珍しいけれどもなんとなく気持ちがわかった。こういう犯人に対して魅入られたようになってること、たまにあるよね。

「燈火堂の奇禍」
解説にもあった通り安楽椅子探偵もの。警察は出て来ず。
「万引きされたもの」がなにか、という謎が楽しかった。
古本屋さんは私も好きだけど、全体に入りやすくない雰囲気でいつもドキドキしてしまう。
店主がこの親爺さんみたいだったら固まっちゃうだろうなー。

「ショーウィンドウを砕く」
倒叙もの。作家アリスシリーズでたまにあるけど、犯人から見た火村とアリスの描写がいつも興味深い。アリスはだいたい「人畜無害そう」って言われてるね…。
こちらも府警では森下さんの出番が多い。若手の張り切りボーイは有栖川先生も書きやすいのかな。

「潮騒理髪店」
火村とアリスの電話で語られる日常の謎。
有栖川先生の日常の謎、いつもほんわかしている。
読んでいて和んでとてもすき。
散髪のシーン、物凄く気持ち良さそうで私も顔剃りしてもらってみたくなっちゃった。
リカちゃんみたいにやってもらってみたいなぁ。
火村先生には魂の洗濯になったようでよかったね。と。
舞台の日本海側ってどんな街なんだろう。モデルがあるなら行ってみたい。
ところで作品中に理髪店が出てくる小説がたくさん羅列されていたけれど、
小説じゃないけど「スウィーニー・トッド」が私はかなり印象にあるな。
並べられた作品も読んでみたい。

「怪しい店」
表題作。「被害者に味がある」事件という表現、独特だけどなんだかわかる。
でもミステリに出てくる被害者って、大抵は「味がある」ような…。死体として転がってれば役割を果たすタイプもいるけれど。
こちらは府警では、語り手アリスと行動を共にするので、まだあたり馴染みのないコマチさんがフィーチャーされている作品。
紅一点、森下さんよりは年上。火村とアリスよりは年下なのかな。そんな雰囲気。どこかで年齢明かされていたかな?

ミステリとしては、「怪しい店は」もっとしっかり考えて読めば私も真相にたどり着けたのでは?という感じがしている。
解説にもあったけど、アリスが火村に宿題を出されたところはつまり「読者への挑戦」と受けとって良いのだなぁ。

いつも通り楽しい短編で、読み終わって幸せなため息をつけた。

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2019年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お店をコンセプトにした有栖川有栖の短編推理小説。
イメージが膨らみやすい作品が多く読みやすかった。
殺人事件だけでなく、日常に起きたちょっとした出来事を推理していくのもなかなか良い。
「潮騒理髪店」においては「え、それが動機!?」と思ったのですが…お相手はその方に全く興味がなさそうな受け答えだったのが妙にリアル。
やられたほうは覚えてるけど、やったほうは気にも留めないんだよなぁ。

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2019年08月21日

Posted by ブクログ

有栖川有栖さんの文章はあいかわらずやわらかく、とても癒される……ミステリなのに爽やかで柔らかい。好きだなぁ。

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2019年04月05日

Posted by ブクログ

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『怪しい店』有栖川有栖
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作家アリスシリーズの「店」にまつわる短編集。
安定の面白さ。
そして、安定の火村先生の格好良さ。
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アリスと火村先生の掛け合いがやっぱり面白いよね。
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2017年07月23日

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ネタバレ

短編集。
▼ショーウィンドウを砕く
物語の語り手を犯人自らが行っている。
会社の経営が上手く行かず、資金繰りも行き詰まりつつあった夕狩は恋人を殺害してしまう。
恋人から自宅の鍵を失くしたと連絡を受けた夕狩は、そのことを利用しようと思いつく。
翌日、強盗の仕業に見せかけて夕狩は凶行に及ぶ。
物語の中に出てくるショーウィンドウは、子供だった夕狩にとって憧れの象徴だった。
ショーウィンドウの向こう側にあるものは、いつも眺めるだけの存在。
どんなに欲しくても自分が手に入れることはない。
町中のショーウィンドウを片っ端から叩き割っていく夢は、夕狩の潜在意識が見せたものなのだろうか。
手に入らないものならば壊してしまえ!と。
物語の中に登場するサイコパステスト。
それによって夕狩がサイコパスである可能性を描いている。
本当の動機は何だったのか?
大切なものを失うことが怖くて?
自分にとって冨と権力と地位の象徴だった存在だったから消した?
もしかしたら夕狩自身にもわかっていなかったのかもしれない。
ただ、殺さなくては…と思いついただけなのかもしれない。
もっとも印象に残ったのはラストシーンだ。
火村の声が幻聴のように夕狩には聞こえる。
聞こえるはずのない言葉が。
一番ゾクッとさせてくれたのは、火村の幻のひと言だった。

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2017年04月16日

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ネタバレ

毎度ながら火村シリーズの短編は、ロジカルの巧さとまとまりの良さが光りますね。「店」をテーマにした五編が収録されており、本格捜査だったり安楽椅子ものだったり日常ものだったり、あるいはアリス視点だったり火村視点だったり倒叙だったりと、形式もジャンルも様々ですが、いずれも完成度が高くて面白かったです。一番好みだったのは「ショーウィンドウを砕く」。冒頭のサイコパス診断の話題がラスト数行に効いてきて、ぞくりと寒気を覚えました。

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2017年01月23日

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「店」を題材とした火村英生シリーズの短編集。
手がかりやヒントは結構大胆に提示されてるにもかかわらず、考えても真相に辿り着けない(お前の頭が悪いだけちゃうんけっていう感想は禁句)、しかしいざ謎が明かされるとそのロジックに「なるほど〜」と納得してしまう。流石ベテランといった完成度だと思います。
今回の話の中だと「潮騒理髪店」がノスタルジックな雰囲気が醸し出されていて好みでした

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2023年07月17日

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店にかかわる短編5篇が収録されている。
1つめと、3つめはドラマになってた?なんだか、ききおよんだこのある話と展開で、読む気が失せて、読むのに時間がかかりすぎた…

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2022年10月15日

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様々な店をテーマにした今作。以前宿をテーマにした作品もあってそちらも大いに楽しめた。さて今作はどうだろう。店と言っても千差万別。どうまとめるのだろう。なるほど、それぞれ味があって面白い。お気に入りは潮騒理髪店。殺人は起きないが日常の謎に火村が出くわす。髪を切られている火村も面白かった。

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2022年09月01日

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ネタバレ

(短編)火村&有栖シリーズ22
目次 
古物の魔
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
燈火(とうか)堂の奇禍 
ショーウィンドウを砕く
1
2
3
4
5
潮騒理髪店
怪しい店
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
あとがき
〈店〉を題材にしたミステリをまとめた短編集。〈宿〉を題材にした『暗い宿』の姉妹編。
文庫版あとがき
解説『怪しい店』に入ってみた 東川篤哉(ひがしがわ とくや)
鵜飼杜夫、二宮朱美コンビが、『アリス亭·角川店』に入店。
という体での作品解説。

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2022年10月06日

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何度目かの再読。今作は「店」を題材にした短編をまとめたミステリ。どの話もやはり有栖川有栖先生らしいトリックとロジックにあふれている。犯人側の視点で書かれた「ショーウィンドウを砕く」も面白いが一番面白かったのはやはり表題作でもある「怪しい店」かな。犯人に至るまでの過程が短いながらもとても論理的で美しいと思える。

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2021年07月27日

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火村シリーズに4Kテレビがでてくることの違和感。。。
作品の感想と関係ないけど笑

そろそろ長編が読みたいなぁ

2020.11.25
117

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2020年11月25日

Posted by ブクログ

骨董屋、古本屋、ショーウィンドウ、理髪店、怪しい店のみみや(聴き屋)で起こる事件・謎を火村英生と有栖川有栖のコンビが解いていく。うーん、火村の人物像がいまいちはっきりとつかめない。それに、文章が卑俗な感じなのがなあ。ただ、「潮騒理髪店」の話は、なんかファンタジーぽくてよかった。潮騒が聞こえる理髪店なんて行ってみたいし、主人の素晴らしい技が伝わってきた。

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2020年04月10日

Posted by ブクログ

面白かったです。これまで読んだ有栖と火村先生の話の中でも割と上の方にいく(笑)身近にありえるかもしれない動機や有栖もちゃんと推理に参加していてテンポ良く読めました。

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2019年09月07日

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僕が有栖川有栖の本の感想を書くときになんだか「さすが抜群の安定感」しか言っていないような気がするのだが、やはり今回も言ってしまう。さすが抜群の安定感。

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2018年09月22日

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5編からなる短編集。骨董品店からみみやという架空の店まで、お店にまつわる事件。ロジカルと叙情が合わさった「潮騒理髪店」が好きだ。

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2018年06月26日

Posted by ブクログ

火村とアリスのコンビシリーズ。
短編連作で、全て特徴のある「お店」が舞台。
殺人事件から、事件と気づかない不思議な出来事まで、毎度のように火村が謎を解いていく。
表題の「怪しい店」はラストに収録されているが、すべての話が怪しい店である。
何屋さんかわからない「怪しさ」や、品揃えが変わらないぱっと見惹かれない骨董品屋さんなど、いろいろな店が出て来て、その店に関係する事件で面白い。

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2017年09月05日

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