【感想・ネタバレ】首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像のレビュー

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Posted by ブクログ

大正末期から昭和初期、大々的な『琉球芸術調査』を行い、貴重かつ膨大な資料を残した研究者・「鎌倉芳太郎」。稀代の記録者の仕事を紹介する本邦初の評伝であるとともに、彼に琉球文化の扉を開いた人々の姿、そしてそれが現代に繋がるまでの熱きドラマが描かれる。第二回河合隼雄学芸賞、第十四回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞!

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

本書は、鎌倉芳太郎の事績にスポットをあて、彼の生涯を軸に、琉球王朝の時代から続く、貴重な琉球・沖縄の芸術・文化などの調査・継承・発展に尽力した人々を描いた本です。

かなり読みごたえはありますが、沖縄にルーツを持つ、著者・与那原恵さんの描く沖縄の風景や人々は生き生きとしており、目の前にその光景が浮かび上がってくるような本です。

この本の物語は鎌倉を中心に展開しますが、同時に、多くの琉球・沖縄文化に携わる人々が描かれ、その人々の沖縄に対する愛情と情熱を感じずにはいられません。

また、本書には書かれていないけれども、沖縄の文化を守り伝えることに力を尽くした、多くの名もなき人々にも思いが及びます。

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2021年09月04日

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