【感想・ネタバレ】雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―のレビュー

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Posted by ブクログ

本当に村上春樹さんの紀行文は最高。
好奇心も心も満たされる

ちょうど読んでいたとろに、ロシアのウクライナ侵攻のことで、息子に「日本はどこの国とも地続きで国境を接していないから感覚としてわからないけれど、地続きで隣り合う国があるってどんな気持ちなんだろう」というようなことを話しかけられました。
村上春樹さんの旅当時はソ連(現在はジョージアとアゼルバイジャン)、イラン、イラク、シリア、ギリシャ、ブルガリアと接しているトルコの地図を2人で眺めながら「日本で生きていると他国と接している緊張感てないよね」と話し、村上さんの波瀾万丈の旅の訳がよくわかったし、接している国との関係もあるだろうから「その地域ごとの差の大きさに驚かされることになる。」「その地域地域によって、風景も気候も人々の生活も、あるいは人種さえもがらりと違ってくるのだ。」というのも納得。
日本で生活している時には考えもしないようなことが、普通の生活の中にあるのだろうな。

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2024年03月13日

購入済み

初めて村上春樹さんを読みました

文章がおもしろくて、あきずに読めました。

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2021年10月25日

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アトス山の修道院ミシュランの表現がとても面白かった。時代背景は違うが自分の知らない場所がたくさん出てきて興味深かった。

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2021年04月05日

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ギリシャのアトス半島のギリシャ正教の修道院を巡るギリシャ編と、パジェロでトルコを時計回りに廻るトルコ編からなる紀行文。
村上春樹の表現力は流石としか言いようがなく、あたかも自分も辺境を旅したかのように引き付けられてとても面白かった。
自分が絶対行かないと思われる辺境への旅を疑似体験させてくれた本書に感謝したい。

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2019年01月05日

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友人がトルコに旅行に行きたいというので読んでみた。
20年以上前のトルコの情報だけれどとても生き生きしていて、今はどうなっているんだろうなんて気持ちで旅行に行くのもいいかもしれないと思った。
村上春樹のエッセイは本当に楽しく読めるし、旅を楽しくする。
今度旅に出たら、自分も粋な文章を書いてみようかななんて気持ちにさせる。やれやれ。

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2018年04月10日

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…物事がとんとんと上手く運ばないのが旅である。上手く運ばないからこそ、我々はいろんな面白いもの・不思議なもの・啞然とするようなものに巡りあえるのである。そして、だからこそ我々は旅をするのである。…紀元前後のヨーロッパの文明の要を担っていた彼の地、それも観光地から外れて男二人道なき道を旅します。この紀行文が書かれたのがもう四半世紀以上前、その頃でも結構ドキドキの危ない目に遭う話がトルコの辺境であります。今の世界情勢では、もはや行くこと自体が気狂い沙汰、よっぽどの理由がないと踏めない土地柄でしょう。あゝ、それでも行ってみたいなよその国、ギリシャのアトス半島とトルコ周辺の地図付きなので、この本を私の旅のお供に携え、つらつら眺めて行った気分を味わいます。

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2016年08月06日

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ネタバレ

ギリシャにトルコ。【ギリシャ編】僕は本でアトスのことを読んで以来、どうしてもこの地を一度訪れてみたかった。そこにどんな人がいて、どんな生活をしているのか、この目で実際に見てみたかったのだ。-そこでは、人々は貧しいなりに、静かで濃密な確信を持って生きていた。 【トルコ編】トルコは兵隊の多い国。ギリシャ編とうって変わって、まあ、なかなか手強い。読んでいても、とてもとても手強い。世界は本当に広い。タフでハードな読書時間だった。ああ、面白かった。

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2024年05月07日

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ギリシャ・アトスには行きたくなり、トルコには行きたくない(読むだけで十分)という読後。
残念、アトスは女人禁制の島なんだった…
状況としては深刻で冗談も通じないようなシリアスな場面でも村上春樹の描く文章は何か状況を滑稽に伝える。

2023.3.2

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2023年03月02日

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村上春樹の紀行文、いくつか読みましたが
こちらがいちばんハード(かつタフ)な印象を受けました。

日本に住んでいて想像できうる「ハードな旅行」を遥かに超越した別世界を見せてくれます。
ギリシャ編はまだ楽しむ余裕があるのですが、トルコ編は「おお…」とちょっと引かざるを得ないような描写があります。(1988年の事なのでだいぶ違いはあることを差し引いても…)

自然の美しい描写と、なんと言っても現地の人々の描写が生き生きしていて読み応えがあります。写真も、現地の空気が伝わってくるようなものばかりで見応えがありました。

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2023年02月14日

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「村上春樹」の紀行『雨天炎天 ―ギリシャ・トルコ辺境紀行―』を読みました。

「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』に続き、旅の本で現実逃避です。

-----story-------------
「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。
険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。
一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。
雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く。
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「村上春樹」の紀行は、5年くらい前に読んだ『辺境・近境』以来なので久しぶりですね。

本書はギリシャのアトスへの旅と、トルコへの旅が収録されており、以下の構成となっています。

 ■ギリシャ編 アトス―神様のリアル・ワールド
  ・さよならリアル・ワールド
  ・アトスとはどのような世界であるのか
  ・ダフニからカリエへ
  ・カリエからスタヴロニキタ
  ・イヴィロン修道院
  ・フィロセウ修道院
  ・カラカル修道院
  ・ラヴラ修道院
  ・プロドロムのスキテまで
  ・カフソカリヴィア
  ・アギア・アンナ―さらばアトス

 ■トルコ編 チャイと兵隊と羊―21日間トルコ一周
  ・兵隊
  ・パンとチャイ
  ・トルコ
  ・黒海
  ・ホパ
  ・ヴァン猫
  ・ハッカリに向かう
  ・ハッカリ 2
  ・マルボロ
  ・国道24号線の悪夢
  ・国道24号線に沿って

ギリシャ正教の聖地アトスを巡る旅と、トルコを一周する旅、、、

旅行先として選ぶには躊躇するけど、一度は足を踏み入れてみたい場所… でも、楽な旅じゃないですよねぇ。

俗世界と隔絶されたアトスの不思議な世界観、死の危険と隣り合わせのトルコの辺境… 行ってみたけど、行くとしたら、なかなかディープな旅になりそうですね。


実際には行けそうにない土地だけに、現実逃避にぴったりの作品でした。

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2022年06月27日

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コロナ禍で旅行に行けない今読むのにぴったり。
ギリシャのアトス半島と、トルコの黒海地方+東南部を周遊した旅のもようを綴っている。旅行記なのでかなりスラスラと読めた。
ギリシャ編ではいくつもの修道院を訪れ、出会った人や食べものを宗教的な要素にも簡単に触れつつ紹介しているが、なかなか一般的な観光客は足を踏み入れないような場所であるから興味深い。
トルコ編では、トルコのキラキラした部分だけではなく、旅で起こったことをもとにその地の雰囲気、トルコ人の気質や現地人はあまり話したくないような暗い部分に触れたりしていることに好感を持てた。クルド人の話であったり、東南部の街の雰囲気など、少し重い話題であっても重すぎず、かといって軽く流しているようでもないため読みやすかった。

「物事がとんとんとんと上手く運ばないのが旅である。上手く運ばないからこそ、我々はいろんな面白いもの・不思議なもの・唖然のするようなものに巡りあえるのである。そして、だからこそ我々は旅をするのである。」
序盤で響いた言葉。頭では理解できても、心の内からこう思えるようでありたいと思う。

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2021年09月02日

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村上春樹の紀行記を呼んだのは初めてだったが、とても面白かった。ギリシャ、トルコのどちらの旅も相当ハードな、大変そうな旅であったが、彼の文章でもってその旅を想像してみると、不思議と楽しそうな印象を受けるのである。

トルコ篇で、道中真っ白なドレスに身を包んだ女の子の一行に遭遇する場面がある。車を止めて話しかけるでもないが、トルコの荒々しい風景の中で突如として現れた予想外の光景に村上春樹氏が思ったこと。素晴らしい叙述だった。こういう世界の捉え方は、ぜひとも参考にしたいと思った。

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2021年07月02日

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紀行文もおもしろいなあと思った。異文化の体験がまるで自分が経験しているように感じて新しい価値観が生まれた。旅をしたいなあ。

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2021年04月11日

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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行
(和書)2010年05月04日 23:36
1991 新潮社 村上 春樹


旅行記というのは面白いものです。

ギリシャとトルコのその中での両極端の地方についての旅行記なので、イメージが随分違う。

なかなか面白く一気に読んでしまった。

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2020年09月26日

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淡々と、美しい文章で旅の模様が描かれている。ちょっと過酷そうで同じ道を辿ろうとは思わないけれど、遠くへ旅に行きたいと感じた。

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2020年04月27日

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ギリシャの修道院への旅は楽しいものだった。
私は読むだけでルクミ・アディクト になってしまった。

ところが、トルコ編と来たら、もう、すっかり参ってしまった。村上さんのタフさに感激しながらも。

でも面白いんだもの、文章も文体も大好きだから。またゆっくり追加の感想書きます。とりあえず、今夜の読書会に間に合った。やれやれ

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2018年09月14日

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「ギリシャ・トルコ辺境紀行」
ギリシャ編
異国の異教徒が神様の国を旅するとこうなる。食事は大切。お酒もそこそこ大切だがまず食事。良い人にめぐり会えれば良い食事にありつけるということなのだろう。食事を提供してくれる場所も勿論大切だけど、そこに行くまではやはり人。

トルコ編
甘党でなくても、むしろ苦手でも、甘いチャイが美味しくてたまらなくなる気候なのだろう。そしてなかなか魚にありつけない、羊中心の文化。羊肉も食べればそのうち美味しくなるかもしれないのに、パンと野菜とチーズとチャイで生きる。人は親切で、こどもたちは好奇心旺盛。

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2018年09月06日

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フィクションだと気障に聞こえる村上さんの文体もノンフィクションだと不思議と憎めなく楽しく、旅行するにはあまりに過酷な地で散々な目にあっても「やれやれ」でやり過ごしてしまうタフさが読んでいて楽しかった。
カフソカリヴィアの猫の話が好き。

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2018年04月28日

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物味遊山の旅行と思いきや、相当ややこしい場所に行っていて驚いた。状況をよく把握しないまま、ゲリラが跋扈するクルド人居住域に突っ込んでいったり、よくお咎めが無かったものだ。著者のサバイバル能力の賜物というより、単に運が良かっただけのように見える。あとトルコのぼったくりの常套手段、トルコ絨毯を高い金で買わされていたのには笑った。

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2017年07月23日

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ネタバレ

村上春樹さんが、ギリシャのアトス半島に行った時と、トルコ国内をぐるっと車で旅した時の、旅行記のような本です。

いやあ、凄いですね。敢えて苦労するべく、旅に出る。苦労を楽しむ。不便を楽しむ。楽しんでやるぜ、っていう前向きさ。貪欲すぎるなあ村上さん。凄いです、うん。で、超絶貪欲なんだろうけど、超絶物好き、ってかキワモノ好き、ってか、普通の人はそんなことせんだろう、行かないでしょ、そんなとこ。ってところを、ガンガンせめつつ旅しつつ、それでも、

村上さんの文章はあくまで易しく、優しく、ユーモアと「やれやれ、まいったね。でもいいか」的お気楽さと、とにかく素敵な言葉に満ち溢れております。小説も良いけど、エッセイの文章の村上さんのかもしだす雰囲気、ホンマ、ええなあ~って感じですね。

それにしても、こんな旅をしてたら、そうらもうね、めちゃんこタフになるでしょうね。精神的に。凄いよなあ。尊敬の思いしかねえなあ。一度も海外、いったことないんでね、わたくし。村上さん、素晴らしい、僕もこんなことしたい!と憧れつつ、一切動かない自分がいる。はあ、切ないのう。

女性が一切いない半島、って、どんな世界なんでしょうね?トルコの人は、ホンマに親切の度合いがタガが外れまくってるんでしょうかね?カビの生えたパンを食べる気持ちって、どんなんなんでしょうね?ウォータークーラーの水を飲んで、信じられないほど酷い下痢になっちゃう気持ちって、どんなんなんでしょうね?

行かなきゃ分からないんだろうなあ。自分で体験しなきゃ、結局、本当の事はなんにも分からないんだろうなあ。

いやはや、村上春樹さんの文章は、ほんとうにこう、いいものです。

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2016年09月15日

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ギリシャ編とトルコ編からなる紀行文。
ギリシャ編はギリシャ国内に存在するアトスという宗教国家のルポ。ギリシャ正教会の聖地にして修行の地であり、正教会の信者以外の入国は難しい。また、女人禁制のため信者であっても女性は入れない。
トルコ編は黒海沿岸やロシア(当時)、イラン、イラク、シリアとの国境地帯とのルポ。クルド問題や隣国との問題を抱えており、ガイドブックには「行くな」と書かれている紛争地域だ。
これらの地域に村上春樹がカメラマンと共に乗り込む。かなりの緊迫した場面も淡々と書き綴る。辺境の人々の暮らしを記述していても、そこここに村上春樹節が染み出している。切り取り方が村上春樹なのだなと感じた。

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2023年11月11日

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若い頃の村上さんがなかなかに体当たり的でハラハラしながら読みました。とんでもない目に何度かあってるのに、あの村上節で書かれるとどこかシュールなコントのようでした。

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2022年06月25日

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「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く!(裏表紙)

村上春樹さん二冊目。前回はエッセイで今回は紀行文。次はQ&Aかなぁ。
前半のギリシャはアトス島。狭い島内だけに、訪れた修道院の成り立ちや食事の差異など、内容が割かし一辺倒。雨天のハプニングは面白いんだけど…。
後半のトルコ編のほうが、広さ的にも話題的にも多様で良し。なんだけど、なんだか尻切れトンボで終わっているような? 読んだのは文庫版だけど、オリジナルもおんなじなんだろうか。

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2020年05月05日

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普段馴染みがないような地域の旅行記

村上春樹独特の、その都度都度の細かい描写が旅行記小説に向いていると思った。知らない土地の話だが、イメージしやすい。

また旅行記小説を出してくれるといいなぁ

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2020年02月20日

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面白かった。やっぱ春樹好きだわ。そこ切り取るんだーと思うところばかり。修道院のオリーブ、黴パンを食べる猫、雨、レモン、トルコの酷いエピソード。海外旅行に行きたくなる。

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2019年12月21日

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ギリシャとトルコ、(刊行当時は治安も安定し)風光明媚で異境感もある人気観光地であるが、そこは村上春樹、ギリシャはアトス島というギリシャ正教の聖地、トルコは黒海側のクルド人地区寄りというなかなか渋いセレクト。国際化から取り残されたような、文明的にも文化的にも特殊性が残る土地柄で相当ヘビーな場所であることが伺えるが、村上氏の文章を通して見る2つの国にはなんとも愛くるしい魅力に溢れた地域に思えるから不思議だ。死ぬほど甘ったるいルクミを食べてみたくなった。

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2019年09月06日

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ギリシャとトルコの村上春樹による紀行文。

かなりハードな冒険で、著者としても当時は若かったからできたのだろうなと思いました。かなり昔に書かれた本なので、今とは事情も変わり色々なことが改善されているのかもしれませんが、当時は色々なことが遅れていて大変な時代だったんだなと思います。
今はこれらの町がどのように変わったのかとても気になります。気楽に行ける場所になっているのであれば、是非著者に再訪してもらって、紀行文を書いて欲しいです。

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2019年07月08日

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普通のツアーでは行くことがない、ギリシャの女人禁制のアトス島、トルコを自動車で一周。面白くないわけがない。
小説とは違った村上春樹の文章で、読む旅行記で、面白い。
ヨーロッパへの難民問題を匂わせるトルコの風景描写があるのは、印象深い。

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2018年08月15日

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紀行文ギリシャのとある半島
修道院巡りだが、そこは男のみ、動物もオスばかり
その特異な状況に好奇心ふつふつで楽しく読んだ
トルコ巡りはチトばかりトルコを上から目線的評価で戴けない。トルコからの抗議は無かったのだろうか?と気にかかるほどです

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2017年03月27日

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異国の人を理解するには 言葉と宗教を理解することなのかなー。言葉は テクノロジーで カバーできるだろうから、宗教を知るのは 重要

有名作家なのに コーディネーターなしで、危険な所に ガンガン行く ダイナミックな旅エッセイ。食や風景など 面白さだけの女性作家の旅エッセイとは 違うかも

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2017年01月02日

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村上春樹の雨天炎天を再度読みました。
平成二年に出版された、ギリシャのアトス半島にあるギリシャ正教の修道院を訪ねて歩く旅とトルコを一周する旅の旅行記でした。

ギリシャのアトス半島の旅は険しい山道を通って修道院を訪ねて歩く旅です。
厳しい天候にも負けず、粗食にも負けず、修道院で出されるルクミ(甘いお菓子)とウゾー(蒸留酒)の水割りを楽しみに村上春樹と同行のカメラマンは旅を続けます。

トルコは民族的にも地勢的にもいくつかの地域に分かれます。
東欧の雰囲気を持つ地域、黒海に面する地域、ソ連・イランとの国境の地域、シリアに面する地域、エーゲ海に面する地域。
それぞれの地域の特色が鮮やかに描かれています。

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2016年09月07日

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