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2人の少女の十余年に渡る成長物語。
お互いにないものを持っていて憧れつつも、読書という共通点から話の合う大親友になり、、、
小学生時代から二十代にかけて、それぞれの境遇に合わせて様々な出来事を経験し、大人になっていく2人。その時々に揺れ動く心理描写に魅了され、最後までとても面白かったです。
名前、読書、家族、友情、恋愛、自立、希望…
色々な葛藤に悩まされながらも、自ら立ち向かい決断し成長していく姿がとても素敵でした。
1クールのドラマで実写化してほしい感じ!
読書から得られる感動、心に残るフレーズ、最高の読後感をこの本からたくさん味わえます。
とってもおすすめです。
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ダイアナと彩子の友情物語。
最近、忘れかけていた幼少期を読みながら思い出すことができました。
読書しながら、自分自身を振り返り、特に綾子の両親の様子に涙しながら読みました。
実在する本が出てきたので、そちらも興味を持ちました。
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大穴と書いてダイアナと読む女の子と、その親友彩子の友情の物語。お互いがお互いの環境を羨ましく思いつつ、でもリスペクトしながら付き合っている幼少期が微笑ましかった。
会わなくなってからも影響を与え合う2人の友情の深さが羨ましい。
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女性同士の繋がり、シスターフッドを描くのがとても上手で読後感が良い作品が多い柚木麻子さん。今回もダイアナと彩子という生まれ育った環境が異なる2人の小学生から大学生までの多感な時期の揺らぐ友情を飽きのこない展開で描き、一気に読んでしまった。
自分でかけた呪いを解く、自分の足でしっかり立つ…全ての女性へのエールを感じた。
読んで良かった!
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Butterを読んだ後に同じ作者のこちらを。柚木麻子さんは女同士の人間関係や、歳を重ねていくと変化する女性特有の細かな感情を書くのが上手い。
家庭環境の異なる女の子が小学生から社会人になるまでの成長を描いた話。昔を思い出して自分と重なる点もあって読んでいて楽しかった。
なんやかんや一番強いキャラはダイアナの母、ティアラだと思った。シングルマザーという境遇でどんな時も不機嫌な態度を取らない、ダイアナが一人暮らしをして初めて母の偉大さに気づくシーンがジーンとした。
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境遇はまるで正反対だけど、本好きという共通点で結ばれた女の子の友情の話。
思春期女子の葛藤だったり、お互いの環境に対する羨望と妬みに似た感情だったりが丁寧に書かれていて、スラスラと読めました。
後半の彩子をどうやって救い出すんだろうと思いながら読み進めたけど、最後は感動したー!!
その2人を取り巻く登場人物に対する感情も違うことが多いけど、みんな愛情に満ち溢れてて、あたたかーい気持ちになりました。
自分に課せられたと思い込んでいた呪いを互いに吹き飛ばす強い絆で結ばれた女の子の話。柚木麻子さすが!!
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柚木麻子さんの作品を読むのは久しぶりになります。
以前、いくつか読みましたが、いずれも女子同士の繋がりが主に描かれていました。
今作も二人の女の子の゙小学生から大人になるまでの成長、また二人の交わり、繋がりが書かれていました。
読み終わって、柚木麻子さんは女子を書かれるのが、とても上手な方だな~と改めて思いました。
言葉もわかりやすく、文章も読みやすく、また面白かったので、あっという間に読み終えました。
また、柚木麻子さんの作品を読んでみようと思っています。
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幼少期からコンプレックスをもつダイアナと、生まれ育った時から恵まれたあやこ。
全く違う2人で人生もそれぞれだけど、心の底で繋がっていて。。
この本から、悩みは自分が自分にかけた呪いなのだな、と考えさせられた。
呪いを解いて自由になって幸せになりたい、!
自分の今抱えている悩みを解くのは自分だけ。
自分の悩みに立ち向かう勇気をもらえた。
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それぞれの道を歩むダイアナと彩子だけど、片時もお互いを忘れたことはなくて。。。今頃どうしてるかな?とか、あの子だったらどうするだろうか?とか、互いの相手に対する意識の根底に、羨望の眼差しがあるのが素敵だなぁ。2人が、それぞれの道で時にさ迷いながらも、大人の女性へ逞しく成長していく様は、全ての女子に明日への勇気を与えると思う!!
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主人公2人の境遇は全く違うものだけど…
自分の環境をどれだけ受け入れて、どれだけ変えていくか。その采配は自分にかかっている部分もあれば、どうしても変えられない部分もある。変えたくないのに変わってしまう部分もある。
自分はどうしてこの環境にいるんだっけ、と考えてしまう。どこで何が起きて、自分がいる今この環境になるのか、分からないのが当たり前。(どうして私の両親はこの人たちなのか、とか)当たり前なんだけど分からないからこそ、どれだけ今周りにあるものが大事で、有難いものなのかを思い出させてくれる作品。
何言ってるのかよく分からないけど、読んでみてください。おすすめです。
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2024年の一発目の本。とてもおもしろかった!さすが柚木麻子さん、期待を裏切らない。
お互いに憧れあって、羨んでいたダイアナと彩子。好きすぎるが故にすれ違って気まずい仲になるのは女子あるあるだと思った。女の友情は、男の友情とは違って嫉妬や独占欲も混じってくる。
彩子のような、思春期に女子校に閉じ込められていた女の子は大学で暴走しがちだ。予想していた通りにしでかしていたから少し笑った。だが、人間、特に女の子はこう言うことを経験して大人になっていくのだろうなと思った。彩子も、ダイアナと再会して自分を取り戻したのは本当に良かった。
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面白かった。
柚木さんの作品は相変わらず元気を与えてくれる。
「赤毛のアン」になぞらえた設定で、
色んな児童書がでてくるけど、
「赤毛のアン」しか読んでなかったので、
出てきた本を読んでみたいと思った
今の年齢で読むときっと捉え方も違ってくるだろうし、色んな気づきがあるかもしれない。楽しみ。
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最近、強い母が出てくる作品をよく読む。
これも強い母が出てくる。
自分で人生を切り開いてくってかっこいいし、
自分が納得した人生を送ってる人った輝いている。
とーちゃんはもっとしっかりしてよと思うけど、
大変な思いをしたそれぞれの人物なら幸あれ!
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めっちゃ良かった…一気読みしてしまった。
ままならないことばかりだけど、その中でしなやかに立ち向かおうとする登場人物達が輝いてた。
読後なんだか明るい気持ちになった。すごいなあ…
柚木麻子さんは100分で名著の林芙美子「放浪記」の回で見て知ったけど、著書を読んだのはこれが初めて。
ぜひ他の作品も読んでみたい。
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誰しも様々なものから呪いをかけられて生きているんじゃないかなと思います。
この本は、その呪いの解き方を二人の女性を通して教えてくれているような物語でした。
私の呪いを解けるのは、私だけ。
でも、呪いを解く鍵を持っているのは自分ではない誰かかもしれない(彩子がダイアナの背中を押すシーンとか、彩子が後輩を救うシーンとか)し、だからこそ人は一人ではなく、誰かと関わりながら生きていく生き物なのかな?とも感じました。
武田くんの恋(もはや愛)が報われてほしいです!
匿名
すごく引き込まれました
本のタイトルが気になり読んでみました。
が、すごく良かったです!
大穴でダイアナ!この名前から始まり、こんなにも素敵なストーリーが盛りだくさんで読んでよかったと感動しました!
絶対に読んで欲しい一冊
今まで出会った本の中でもトップクラスで好きな本。ダイアナと彩子という正反対な二人のそれぞれの視点で描かれ、どちらの気持ちも共感できた。
作品の中に登場するたくさんの本もまだ読んだことのない本を読んでダイアナをもっと深く知りたいと思った。
Posted by ブクログ
全く境遇の違う二人の女の子の、子どもから大人までの成長を描いた物語。
親から最初につけてもらう名前。生まれ持った容姿。生まれ育った環境。生きていく中で培ってきた価値観…
そんなものの"せい"で私はこうなってしまった、私はこうでなくてはいけない。
といわゆる「呪い」をかけてしまう。
主人公たちはそんな「呪い」を自分自身で解こうと、もがく。
周りの人々の力を借りながら前に進んでいく、という物語はよくあるパターンだと思います。
それでいいと思うのです、
人は一人では生きていけないから。人は決して孤独であるべきではないと思うから。
しかしこの二人の主人公は、自分自身の力で前に進んでいった印象を強く受けました。
でもそれは、顔を合わせなくとも、言葉を交わせなくとも、疎遠になっていた間もお互いを想う強い気持ちがあったから。
ダイアナも彩子も、一人じゃなかったね。
二人でこれからどんなことを話すのだろう。
そして二人がもしお母さんになる時がきたら、どんな名前をつけるのかな。
そんなことを勝手に想像して胸が熱くなりました。
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思春期の葛藤、心の揺らぎの描き方が見事だな〜と思った。
親友だと思っているからこそ
男の影がちらつくともやもやする感じがなんかわかる。
この作品は中高生の時に出会いたかったな〜と思った。
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家庭環境がまるで異なる2人の少女が出会い、試練を乗り越えながら大人になるまでの十余年を描いた物語。
共通点は"本が好き"
「自分で自分に呪いをかける生き方」という言葉は身に沁みました…
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裏表紙に書いてある本のあらすじ。私の名は、大穴。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた。
自分の短所、コンプレックスも実は素晴らしいと気付かせてくれる本。自分を好きになるきっかけを作ってくれる。
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読書好きの女の子2人のお話。
お互いがお互いを尊敬してて大切に思ってるのに、すれ違っちゃう時もあるのがとってもよくわかる。小学生から大学生の女子あるあるがつまってる。
大学生になってからの彩子の展開は驚いたし、はっとりけいいち探しがこんな事になるとは思わなかったけど、試練を乗り越えた2人はこれからもずっと仲良しだといいな。
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外見も境遇も正反対のふたりの少女が親友になって、進学する学校も名門私立と地元の公立で離れ離れになるけど仲良しでいようと約束するけど、すれ違いで喧嘩して疎遠になる。それぞれ別の道へ進んだけど、ふたりとも成長し強くなっていく姿が素敵だなと思った。登場人物も温かい人ばかりだし、最後ふたりがまた再会して仲良しに戻れて安心だった。
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外見と正反対の内面を持つ対称的な二人のヒロイン。環境に対して、王子様を待つのでなく自分で運命を切り開くのだというメッセージ。ティアラさんの生き方が魅力的。蛍さんに会い告白するかと思ったが、言わず仕舞にしたところが気にかかる。自分が作者ならどうしたかと悩むところ。
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2人の女の子がお互いのいい面を見て、心の中でも褒めあってるのが可愛いと思った
多分2人ともとっても美人さん
ティアラがいろんなものを背負って子育てをしてたんだなーっていうのが後になればなるほどわかっていいなあと思った
それぞれの成長が素敵で、応援したくなる
武田くんはずっといい子だった
Posted by ブクログ
ガールミーツガール書かせたらピカイチだな。
星4.5だわ。
幼少期のお互いが相手の環境に憧れてる感じ、上手すぎる。どっちにも感情移入できるのすごい。
ダイアナのお父さんに対する憧れ、いないからこそどんどんと高まる理想。すげえわかる。どっかでそんなことないの分かってるけど、根本は白馬の王子様と同じ。だからこそ本屋の店長とどうこうならなくて良かった。
そして、ティアラにはたかれるシーン。
こんなにたくさん本を読んできたのに、周りと違うと思ってたのに、まったく身に宿ってなかった、と嘆くダイアナ。うおおおおお…今まさに、どんなに本読んでも人としての位が上がるわけではない、と自省してたところだ。所詮ただの娯楽なのに何故か高尚なものと認識されてるが故に、自分でもたくさん本読んでると偉くなった気がするのなんなの。ゲームが上手いのと変わらないのにね。
今年は特にたくさん読んでるけど語彙が貧相で落ち込んでた私にぶすりと刺さった。
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続きが気になってどんどん読めた小説。
彩子とダイアナの関係性もだけど、2人がどのように大人になって行くのか、どんな将来が待っているのかも楽しみながら読めた。
ダイアナが父親と再会するところや、彩子が両親とわかりあうところ、そして彩子とダイアナが再会するところ、モヤモヤすることが一切なく楽しめる小説だった
Posted by ブクログ
スピン4号の「小特集 少女小説」をみて
読んだ1冊
おとなになってからの少女小説はたのしく面映ゆくワクワクもする体験
ダイアナと彩子のとつぜん始まって中断しながらもまた思いもかけず始まる友情
ストーリーがうまくハマり過ぎてるような感じもまたよいかなと思う
さわやかに晴れやかに少女たちを応援したくなる、そんな作品だった
Posted by ブクログ
赤毛のアンのオマージュ、全体としてはよかったけど、今の時代的に彩子の大学のサークルの話はつらい…。ジャニーズの性加害と重なって、なんだか苦しく切なすぎる。
おもしろかった
まさかまさかのお父さん
逆にリアルでそうきたかーって感じ。
主人公の二人のお互い感じているギャップ
二人の成長、大変面白かった
本当に二人ともいい子で純粋で、若くて
とっても応援したくなった
ティアラの過去をもう少し知りたかったなぁ
実家とのやり取りとか
でも私もティアラみたいに、
どんな辛い過去も、
切ない過去にも、
しんどい今にも負けないで、
いつでも明るく、娘を愛して応援できる、お母さんになりたい
カッコいい女性たち
柚木さんの描く女性は、みんな何だかカッコいいなぁ。いろいろな生き方の女達が出てくるけど、どの生き方も憧れる。
もちろん、格好良い男性もチラホラ出てくるけど、女性たちはみんな強くて、みんな主人公みたい。