【感想・ネタバレ】今伝えておきたい、庭師のワザ:剪定・結び・石・植栽の手法を図解でわかりやすくのレビュー

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Posted by ブクログ

〈本から〉
私は、目に映るものすべてのものを師匠と思いたい。特に自然の景色は、植木屋には良い手本だ。自然に接する機会を多く持ちたい。華道、茶道はもちろんのこと、街を歩いていて見るものはすべてがお手本。疑問を持ったとき、自分ならどう判断するかかを考えるだけでも勉強になる。

少なとも作業服に脚絆、地下足袋、できれば半纏を着込んで作業に臨めば、良い仕事をしなければと気が引き締まる。

手袋着用などはもってのほか。それほど作業効率は変わらないと思うが、手作業は指の皮膚で感じながらするのが一番。汚れる、傷むなどは二の次。それが職人気質だと思ってる。

作例13 パーゴラとベンチのある中庭
 天空にパーゴラを設けることは、意外な効果がある。

自然風植栽という考え方
(略)
1つ目は、自然の中には直線がないということを基本の考え方にする(実際には存在する。作庭の中でも、ときどき直線を故意に設けることで、心地よい緊張感も生まれ、良い結果になることもある。)自然の景色を作るときには、直線をつくらないと考え、例外として塀、通路、生垣などは除き、白の石垣、畑の石積みなどの風化した景色は、直線であっても自然と捉えて用いることとする。
2つ目は、素材を配置するときには、まず1本、あるいは1個と考え、次には3本(3個)とし、2本(2個)とは考えないことだ。樹木、庭石などを配置するにあたって1本、あるいは1石を基本に配置し、2本、2石を配置することは、誰が扱っても直線的に三重、1つ目の定義に反するため避けること。
 3つ目は、素材の等間隔、視点からの等距離を避けること。以上の3つの定義を総合してみると、2つ目の組み合わせは避けなければいけないことから、1つ以外は3つの組み合わせが基本となり、当然、不等辺三角形に配置しなければいけないことになる。

木表(きおもて)と木裏(きうら)

気勢

以下、略。

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2016年06月25日

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