感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中身を見ずに手に取った。随筆集だとは知らず,小説だと思って買いました。
なんどか飛ばし読みしているうちに、
小池真理子 と 藤田 宜永 が別姓結婚または事実婚であることを知りました。
小池 真理子 と 藤田 宜永 が2人とも直木賞を取っていたということを知りました。
何も知らなかった人間にとって、本書は小池真理子を読み直すのにとても役立ちました。
どんな本を読んでいたか,三島由紀夫をどう思っていたか、などなど。
世代が近いと感じるか、世代が遠いと感じるか,人それぞれ。
本としてくどいと思うか,繰り返し書いていることは変わらないことだと思うか。
時間による変化があるか、時間を貫いた共通部分があるか。
「闇夜の国から」は井上陽水の歌から取ったとのこと。
カミュ,裏と表
モラヴィア,軽蔑,倦怠,1934年
デュラス,愛人
エリュアール,詩集
サガン,冷たい水の中の小さな太陽
ウラジミール ナボコフ、ロリータ
などなど、読書遍歴を知るのによい。
森 瑤子 さんが日本のサガンとのこと
アニーエノール、嫉妬
ジャンフィリップ、愛しあう
開高健、夏の闇
倉橋由美子、暗い旅
三島由紀夫,獣の戯れ
坂口安吾,青鬼の褌を洗う女
高橋和己
などなどへの思いが続く。
Posted by ブクログ
著者がいろんなところに書いたエッセイを集めたもの。玉石混交。なかには、提灯記事というか依頼先が設定したテーマに沿って書いた、いわゆる枠にハマったようなものもいくつか。後半の住んでいた・いる家のことや愛猫のことなど書いているものはいい感じ。
Posted by ブクログ
熱いエネルギーにあふれた陽水の曲はバリケードの中で聞いたという世代。夫婦で直木賞作家という、超リア充な作家さんのエッセイ集。若気の至りが「武勇伝」になっていて、少し痛い。