【感想・ネタバレ】壊れた心をどう治すか コフート心理学入門IIのレビュー

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Posted by ブクログ

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コフートの精神分析について書かれた『「自己愛」と「依存」の精神分析』の下巻に当たるもの。コフートが実際にどのように患者を治療していたかについて書かれている。コフートは“心を健康にすること=じょうずに人に依存できるようにすること”を治療の目標にしていて、患者に共感しながら、普通の人間関係に近い関係の中で治療をしていったらしい。それが、現代という時代にも、日本の風土にも合っている、というのが著者の主張。話が行ったり来たりして、分かりにくいところもあったけど、だいたい面白かったし、役に立った。

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2013年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。
過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人間の姿がある。
それらは、精神病、神経症、ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害などと診断されてきた。
本書では、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。
そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。
対人関係における共感と依存の重要性を唱える。
自己修復のための心理学教室。

[ 目次 ]
第1章 フロイト精神分析の変容
第2章 ボーダーラインと自己愛パーソナリティ障害
第3章 コフートとカーンバーグの治療理論
第4章 自己の病理とはなにか
第5章 壊れた自己をどう治すか
第6章 コフート心理学の現代性

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2011年04月22日

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