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本書は、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。対人関係における共感と依存の重要性を唱えている。心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人々がいる。それらは精神病や神経症と診断されてきた。では、精神病と神経症の違いとは何か。精神病とは伝達物資の異常などで脳のいずれかが壊れた状態をいい、妄想や幻覚をともなう。一方、神経症は、脳ではなく心に異常をきたし、不安やパニック状態になることをいう。しかし両者の選別は難しい。そこで、精神病と神経症の間にはさまざまなパーソナリティ障害があり、それがボーダーラインや自己愛パーソナリティ障害として発見されてきたのである。数々のエピソードを交え、やさしく解説した心理学教室。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年01月02日
前作の『「自己愛」と「依存」の精神分析』の実質下巻にあたる。一般的に有名なフロイト、ユングではなく本書ではコフートを中心とした精神分析について。
ちょっと流行るとすぐにあやかろうとする安易なアドラー概要本とは違い、前作からコフートに絞っているのが印象が良い。
専門書を除き、一般の新書版等でコフートを...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月29日
コフートの精神分析について書かれた『「自己愛」と「依存」の精神分析』の下巻に当たるもの。コフートが実際にどのように患者を治療していたかについて書かれている。コフートは“心を健康にすること=じょうずに人に依存できるようにすること”を治療の目標にしていて、患者に共感しながら、普通の人間関係に近い関係の中...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月22日
[ 内容 ]
心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。
過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人間の姿がある。
それらは、精神病、神経症、ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害などと診断されてきた。
本書では、フロイト以降、アメリカの精...続きを読む
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