感情タグBEST3
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基本的な主張は変わらないのですが、それさえも日本は進んでいないのか、という気分になります。
日本は、というか自立した一人の人間として今後のグローバルな動きに対応できる人間になりたいですね。
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毎年読んでおきたい日本の論点シリーズ。その年の記事について大前研一が解説する。
2017~18についてはアメリカ大統領がトランプになる前のこと。
そういや、伊勢志摩サミットなんてありましたね。
あの時に「リーマンショック前に似ている」とか首相が強調して、いや違くね?みたいな雰囲気にした挙句、消費増税延期してましたね。
ホンハイがシャープ買収していたけど、今年に入っては東芝の半導体部門も売られそう。日本のエレクトロニクス産業息してる?
去年はこういう年でした。
今年は今年でテロばかり。
分かりやすく世界の、日本の時事問題が分かる。
鵜呑みにするのは良くないが、わかりやすい。
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世界における日本の現状を問題点を踏まえながら分かり易く解説し、その提起した問題に対する解決のアプローチを綺麗な論理構成で示している。読み終わると、ちょっとだけ視座が高くなったような気持ちになれた。
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テーマは知性の復権。言うべきことが言えない空気が充満している社会は不健全だ。まるで来るべきトランプ政権、国家主義の台頭を予測したような言葉。ポピュリズムの極み、民衆にできもしないが、響く言葉で支持を集める。正直、そんなバカなと思っていたが当選した。アメリカは、移民で職を取られていると感じている白人、テロや犯罪をメキシコ人などのせいと自己正当化したい気持ちに満ちていたということだろう。
人生設計は自分で、セカンドライフ8万時間、何をするか?ボケる人は生きがいを失ったことからくるのかも。こんな事やりたいと、時間を積極的に使う人はボケてるヒマがないのかもしれない。勿論、健康であることが前庭で、そこへのケアは忘れちゃいけないけど。
東芝の問題、三菱自動車の問題、シャープのホンハイによる買収、それぞれが顧客ではなく内向きな競争、内向きな報告のために仕事をしてきた結果である。
介護の問題は、やりたくない仕事つまり安い賃金と、家族の負担が終わりの見えないストレスに起因する。
最後は大前氏の自身を変革する方法。人にも伝えているので、腹に入った主張だ。変革する方法は、時間配分、住む場所、付き合う人を変えることだ。
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世界の政治経済から日本人の老後まで、昨今の諸問題に知性復権を旗印に切り込み、現状分析と提言を行う痛快な書です。また、オバマ政権の富の偏在対策の不備を指摘し、タックスヘブンの問題を提起して資産課税まで提言しているのは国際派の面目躍如ですが、ブリグジットやトランプ旋風を右傾化と切り捨てているところにやや違和感ありです。ブリグジットやトランプ旋風は保守主義が新自由主義が乗っ取られて、古くからの伝統・習慣・制度・社会組織が破壊されていたことに気が付いた人々の抵抗ではないだろうか?
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これでシリーズ四冊目になるが、これまで毎年年末年始に読んでいる。
全体としてはこれまでの著書の主張の焼き直しや、新聞を丹念に読んでいれば捕捉できる内容が増えてきている印象も拭えないが、いま旬の話題が網羅されており、年末年始にこうした本をいくつか読んでおくと、題名の通り論点の整理に役立つだろう。
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右翼化していく世界と、アメリカ追随を続ける日本。
アメリカではトランプさんが大統領に当選して、ヨーロッパでも移民問題などで、右斜化の傾向にある。日本でも特定秘密保護法案や集団的自衛権が取り上げられる。
アイドルエコノミーによって、今ある資源を有効利用する。Airbnbなんかは良く日本でも取り上げられたり。
アベノミクスで盛り上がる日本の企業。しかし、グローバル化していくには、世界の大企業を見ると、利益率や時価総額で見劣りするとのこと。
自分を変える方法は、時間配分を変える。住む場所を変える。付き合う人を変えること。確かに、住む場所を変えるのは、新しい何かを見つけるには良いかも。
中国の行く末には、大前さんは批判的ですね。
悲観的であろうとなかろうと、情報のアンテナを高くして、出来ることをやるだけかなと思いました。
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世界で起きている出来事とその裏にある狙いを大前氏の視点も取り入れ、語られている。世界的なコンサルタントは、どのような視点で見ているのかを意識しながら読むと良い。
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今から丁度一年前の本だけど古くはない。
今の時代の傾向を俯瞰して見るのは良い
※一億総分業体制が上手く行かなくなる→仕事以外の事を任せる傾向が日本人はあるが人生設計をコントロールしないといけない
※宿泊施設は日本には年間2000万泊のキャパしかない。3000万人/年まで増える。特に中国観光客の研究は重要。
※世界的な大企業で偽装→GWのリコール隠し、VWの排ガス規制隠し、東芝の不正会計疑惑
理由は①経営トップの独裁専横がすぎる場合②トップの内紛←怨念を残す選択と集中
※高齢者施設の事件は構造的な問題を内包している←大前さんは移民か施設を海外に持っていくしかないとしてますね
※ギリシャ、ベネズエラ、アメリカにおけるポピュリズム(衆愚政治)
※パナマのような租税回避地域が存在することは国家が国民を管理する国民国家という大前提を蝕む病原体。
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資産課税が必要なこと、同一労働同一賃金は地方を殺してしまうこと。Airbnb、Uberなどのアイドルエコノミーのこと。この本の多くに、同意。世界の潮流にいかに乗り遅れているか、そのためにどれだけのことが失われているか。そのことが将来の不安を掻き立て、国民は国には期待できないことを学び、従って資産防衛、つまり消費を抑制する。デフレを克服できず、景気回復を実感できないのは、政治に問題がある、というようなことが書かれている、と思う。
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日本人は老後に備え年金、貯金、保険という三重の投資をしている。現役時代、節約に努め、貧しいライフプランのまま朽ち果てて死に際が一番金持ちというケースが少なくない。日本国民が保有している1700兆円。個人金融資産は銀行や郵貯がそれを元手に国債を買っており、結果として国が無駄遣いをするための原資となっている。スウェーデンでは老後の面倒は国がみてくれるから、国民はほとんど貯金しないし、保険にも入らない。人生を存分に謳歌している。将来不安がなくなれば、貯金や保険料に使われていたお金が消費に回る。今、国が施策として取り組むべきは、国民の将来不安を取り除き、元気なうちに金を使わせる。とりわけ、成熟期に入った日本においては、資産課税が有効。課税されるのが嫌な人は、どんどん資産を消費に回す。税制の抜本改革は喫緊の課題。切り口は鋭く正鵠を射ている。実に心地よい。