【感想・ネタバレ】翠玉姫演義 ―宝珠の海の花嫁―のレビュー

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楽しかったのですが

ガツガツ系というか商魂逞しいヒロイン(でも悲劇のバックボーン持ち)に好感が持て、あっと言う間に読了してしまいました。
本来こういった色恋絡まないお話は大好きなので、終始わくわくしながら読み進めました。この作者、BLじゃない方が合ってるのではないでしょうか?(彼方は読んでいて苛々してくる)
ただ、ラストがあっさりしすぎかな?物足りなかったです。国をもぎ取ってからの話も読みたかったので、尻切れトンボ感がありました。
不思議だったのが、この作者が諱と字の文化を知っていたのかどうか。どうも本名(諱)を名乗っているような気配……本来なら有り得ない事です(一般人ならともかく)。
そして「パチン」と閉じられる扇?中国で?
私の知識がないだけかもしれませんが、中国の扇は日本で言うと軍配に近い形をしており、それよりも柄が少し長いもので、当然開閉できるタイプではなかったと思います。(因みにそれよりも巨大な物もあり、そちらは侍女や女官達が主人を扇ぐ為の団扇です)確か権力の証でもあった気がするので、持っているのは宮中に囲われている妃達や公主くらいのものかと。
後書きを読むと、中国史にはあまり興味はなさそうな気が。だからかな?
まあ、前述通り私の知識が足りないだけかもしれませんので、あしからず。
しかし、物語の舞台がいつ頃の中国を想定しているのかもよく解らないので(宣教師っぽいのが出てくるから、中世から近代の可能性もあるんでしょうか?)、このツッコミが果たして正しいものなのかも自身で判断しかねています。

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2017年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女だてらに商売の得意な豪商の訳あり娘が同じ豪商の老人に嫁ぐ途中、海賊に襲われ...というところから始まる仮想中華風ファンタジーキャラ文芸。

知的で利発的というのはこの手の女主人公には必須条件というモノ。今作の主人公香月はその点、実にキャラの立った主人公だと思う。
ただ、海賊の頭目、烈英よ、君はどうにも影が薄いな。腹心の英国人(多分)アンドリューの方がよほどキャラが立っているというか、もうヒロインの相棒みたいじゃん。お約束として最後に活躍があったものの、もうちょっと香月以外の活躍も見たかった所。
ただ世界観設定はすごく好き。
王朝の腐敗は王道だよね。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

今回初めてファンタジーな時代小説を読みました。
初めてということもあってか、登場人物の名前や言葉が難しかったです。
話の内容は、色々驚かせられたところが多く楽しく読めました。特に、翠玉姫の頭の回転の速さと洞察力には引き込まれてしまいました。

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2017年09月12日

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