【感想・ネタバレ】陸奥宗光とその時代のレビュー

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Posted by ブクログ

19世紀末に活躍した、日本史上最も偉大な外務大臣の一人。極めて冷徹なリアリズムに即し、常に日本の国益を第一目標に置いた外交を担ってきた。

そのリアリズムの思想は、彼の知的経験に基づく。知行合一を説く陽明学がこの時代の有識者に強く根付いていた時代、ベンサムに基づく個人の幸福を全ての前提におき、そこから行動原理を導いて行った。江戸時代から連綿と続いていた知的作業の総括が彼の政治思想により完成したと言っても過言ではないだろう。

陸奥の外交を、彼の生い立ちそして思想的背景から分析している良書。

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2014年08月22日

Posted by ブクログ

予備知識が無くとも非常に分かりやすい外交史。
陸奥は日清戦争期を中心とした時代の外交官。
恐らく外務大臣で最も有能というか才気に比類がなかった人物なのだが、切れ過ぎる剃刀に相応の生涯だったように思える。

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2009年10月04日

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