【感想・ネタバレ】小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読むのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

事実の記録という重み

書かれてある内容は、江戸時代を舞台とした小説やドラマ 解説本なので繰り返し述べられてきたものであり、それほど目新しいものではない。しかし、この「会所日記」が150年間も書き続けられた本物の行政文書である という事実は非常に重たい。最後、戊辰戦争の記録で終わるところなど実に感慨深い。
小説やドラマの「捕物帖」を思わせる犯罪捜査記録も面白い。実際にこのようなことがあったのだと認識させられた。

0
2023年06月04日

購入済み

たまに……

…この手の資料を手に取るのだが、今回は当りだった。
今で云う「市」にも満たない「町」規模の藩の、内政・行政面が細かく判る上、当時の人の心の持ち様が窺える。
最近、この伊予小松藩の様な小藩の藩主が主人公の時代小説を幾つか読んでいる。実は、浅倉一也さんの「剣客大名・柳生俊平」シリーズに、この伊予小松藩の4代目藩主・一柳頼邦が登場しているのが、この本書に着目した動機だったのだ。
小説内では江戸が舞台なので、頼邦は結構遊んでいるのだが、史実の国許では、結構な苦労があったのだと判る。

0
2021年04月13日

「歴史・時代」ランキング