【感想・ネタバレ】暗殺の城(上)のレビュー

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面白かった。津本陽の作品は、いろいろな資料を丹念に読み込んだ上で書かれている
ので真実味がある。また、他の作品と違って家康、勝頼、信長など、登場人物がそれ
ぞれの方言で話しているのも面白い。たぶん実際はこんな話し方をしていたのだろう
なあ、と考えると余計に現実味がわく。あっという間に読み終えてしまった。家康に
父親を殺された女忍者の復讐劇ということだったが、上巻は殆ど武田と徳川の合戦ば
かり。激戦につぐ激戦で戦闘の様子も生々しく、それはそれでなかなか迫力があって
よかった。上巻の後半でようやくヒロインうのの登場。はたして彼女は家康を討てる
のか、下巻が楽しみ。

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2020年10月06日

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