感情タグBEST3
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「たまさか人形堂」の続編。
今回はより束前さんの出番がふえ、
澪とのやりとりもおもしろかった。
また、『小田巻姫』にも進展が・・・
続きが読みたいなあ。
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澪さんモテ期突入!?
師村さんの天然度がアップしてる?
そして青年よ、スランプか!
そんな第二弾でした。
リカちゃんか~。
うちは母がジェニーちゃん推しだったので、リカちゃんは持ってなかったんですよね。
ただ従姉妹のお下がりで、リカちゃんハウスはあったかも。
ピンクの屋根に水色の壁の折り畳み式で、プラスチック製だったかな。お下がりなので付属の家具はなかったけど、丸いランプがお洒落で気に入っていた記憶。
うーん、懐かしい。
愕(おどろ)いた、莞爾(かんじ)としてとか、オウナーにメイカーなんていう書き方が、レトロ風味で好きだなぁ。
莞爾としては「にっこり微笑むさま」、だそうです。
思わずぐぐった。
願わくば第三弾、早めに出るといいな!
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たまさか人形堂の続きです。
ここでは人形修復の話だけではなく、持ち主の人形への思いと
修復師の思いと拘りと、関わる人たちの思いが混じりあう。
今回も、リカちゃん人形や創作人形、髪が伸びる市松人形、
小田巻姫にチェコのマリオネット、金属のボルトとナットのみで出来た人形や、
マネキンも登場して、しつこくない蘊蓄に溜息ですよぉ。
一番興奮したのは小田巻姫。
北森鴻さんの陶子堂シリーズばりに、狸の化かしあいが勃発!
こういう変な緊張感はたまりませんね♪
冨永さんの帰りを待ちながら、続きを待ちます。
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人形堂の主になった元OLと、店にもちこまれる人形たちの話の第2弾。
まぁ、ほかの面々が個性的すぎるので、主人公はこうじゃないとダメなんだろうけど、彼女にはいらっとさせられることが多くてww
彼女の成長記でもあると読めば、さもありなん、ではあるのだけど、でもなぁ。
今回は、束前氏が素敵でした。
あまり人にいえない類の人形を作っているのだけど、仕事に対するプロ意識がすごい。
職業に貴賤はない、っていうのを体現している。
個々のエピソードはよかったし、全体的に面白いんだけど、なんかもやっとした感じになるのは…。
単に主人公が好きじゃないから、ってだけか??
Posted by ブクログ
ゆるやかにつながりを持つ連作短編集。長編とも呼べる。
物語の含む柔らかさ・温かさ・厳しさも勿論だが、特筆すべきは「会話」の緩やかさ・鋭さ。
こいつらの丁々発止をいつまでも聞いていたいと思える。
個人的には漱石→奥泉光→津原泰水の水脈が見えた。
「香山リカと申します」
「髪が伸びる」
「小田巻姫」
「ピロシキ日和」
「雲を超えて」
エピローグ「雲を越えて」。
かつて自分が書こうとして挫折した小説のことを思い出して、心地よく敗北宣言を胸に刻む。
2冊の中に2冊以上のボリュームが篭っているからこそ、この章の深みが味わえる。
(カラックス「ホーリー・モーターズ」の結末が取ってつけたものでないのも思い出させてくれた)