【感想・ネタバレ】ナルニア国物語1 魔術師のおいのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年08月04日

ナルニアは映画で見たことがあったけど、その前日譚。とてもよかった。アスランと魔女の関係がやっとわかった。

0

Posted by ブクログ 2022年01月01日

恥ずかしながら初読である。小学生の時だったか、岩波書店版の『ライオンと魔女』は読んだ記憶があるが、その先のシリーズまでは手が出なかった。理由はよくわからない。きっと飽きっぽい性格が災いして、一つの話がずっと続くものは避けたのだろう。そういえば、ナルニアと並ぶファンタジー巨編の『指輪物語』も『ゲド戦記...続きを読む』も、実際に読んだのは大人になってからだった。

そんなわけで、この正月休みを利用して、積年の心残りであったナルニア国物語にチャレンジをすることにした。

さて、岩波書店版と書いたが、本書『魔術師のおい』は岩波書店版ではシリーズ6作目にあたる。それが、この光文社文庫版ではシリーズ1作目となっているのは、岩波版が原著の刊行順としたのに対し、光文社版が作中の時系列順としたからである。

主人公はディゴリーとポリー。病気の母親と一緒に伯父と伯母が住むテラスハウスにやってきたディゴリーは、お隣の女の子ポリーと仲良くなり、屋根裏の探検を始める。屋根裏!子どもなら敏感に反応するに違いない。ルイス先生、わかってらっしゃる。そして、迷い込んだ伯父の部屋から、魔法の指輪で異世界へ行き、強大な魔女ジェイディスを復活させてしまうのだが…。

これはナルニアという世界の創造のお話だ。かの有名なライオンのアスランは威風堂々と登場したが、おぼろげに覚えていた衣装だんすが通路という設定ではなかった。それは次巻以降のお話か。

よく書かれた児童文学は大人が読んでもおもしろい、を地でいくような小説。本当におもしろく読めた。だがやはり、子どもの頃に読んでいるのが一番幸せな読み方だろう。子どもなら、途中で会社のメールやニュースが気になったり、キリスト教的な世界観が気になって作者のルーツを調べ出したりすることなく、一気に読み通したに違いない。少しの後悔とともに、2作目に進みたい。

0

ナルニアの国に行ってみたい

2021年03月22日

不思議な世界を冒険するのに、ナルニアは導いてくれます。読みやすいので、お子様にもおすすめできます。

0

Posted by ブクログ 2020年02月09日

渡り廊下的屋根裏から始まり、世界の間の森に至る…。悪が入り込まなければアスランの新世界は仏教で言う浄土世界だったのか?先に発表された『カスピアン王子の…』で「(ものいうけものの国)ナルニアは人間が王たるべき国」と言っていたが、まさか英国の馭者をいきなり初代国王にする形で定まったとは!どこまでがアスラ...続きを読むンの予定だったのだろうか?/小学生時分に、父が最初に買ってきてくれたのがこの本だったが、やはり『ライオンと魔女』から読んだ方が謎がさかのぼって解けていく発見があるだろう。しかしシリーズ随一の面白さではあると思う

0

Posted by ブクログ 2018年03月16日

出版順ではなく年代順に出していくのは作者自身も望んでいるスタイルと、あとがきにあり、へえ、と。でも、『ライオンと魔女』を先に読んでいるからこそ、ああ、あの外灯ってそうなんだ! という感動が生まれるわけで。たんすもね。やっぱりオリジナルの順序のほうがおもしろいような。
訳は読みやすかった。少し淡泊な感...続きを読むじもして、語りの力はやっぱり瀬田訳かなと思うけど、そこらへんはもう好みでしかない。

しばらくぶりに(前は瀬田訳で)読んでみて、ナルニア国の創世のあたり、ほんとうに聖書とのパラレルがすごいなと感じた。一歩間違えば説教くさくなりそうだけど、詩的で美しく、聖書に似せながらも独自の世界になっているところが、あたりまえだけどすごい。そして、単純な感想だけど「ナルニア」「アスラン」っていう名前のひびき、いいよねえ。この名前を思いついただけでも勝利ですわ。

1

Posted by ブクログ 2023年10月31日

episode0的な、ナルニア国の創世記。
カーク教授が少年の頃、アスラン、白い魔女のお話。
創世記なので、後半は聖書ぽく善と悪を諭してるけど
やっぱりファンタジーはとてもワクワクして面白い。大好き

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月30日

以前からナルニア国物語シリーズに興味があり、時系列順で読み始める事にしました。映画は公開当時に鑑賞済み。
魔術師のおいは最初のお話ということで、本当に冒険に片足を踏み入れたばかりという感じの内容(あっさりと言えばあっさりだし、ナルニアへはなかなか行かず行っても短いですが、序章と考えれば)でしたが、(...続きを読むこの先を知っているからこそかもしれないが)これからを思ってわくわくする感覚で読めました。ライオンと魔女に繋がるナルニアの経緯が分かるのも、余計にこの先を楽しみにさせてくれました。
時系列順で読むと流れはすんなりですが、ライオンと魔女を通ってから読む方がやはり楽しい気がします。

訳の言い回しが今風になっており自然で分かりやすく、注釈もすぐのページに書いてあり、とても読みやすい○
挿絵が個人的にはあまり...でしたので-1☆。思い入れがあって描いてくれたようですが、文章から感じ取れるものより想像力の欠けた挿絵に思えて、どうにも冷めてしまいました。やはり原作に添えられているものの方よく感じます。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月28日

少年と少女は世界の創造に立ち会う。

イギリスに行って、様々なルイスの足跡を見てきたのでようやく手に取ったナルニア。子どもの頃は何かよくわからなくて読んでこないまま来てしまった。美しい物語であり、キリスト教のにおいも感じる。しかしそれ以上に思うのは、素朴な人間の生き方への賛歌と、罪から離れられない弱...続きを読むさ。ディゴリーは、ポリーが止めたにもかかわらず、ベルを鳴らして魔女を起こしてしまうし、アンドリュー伯父は、危険を伴う冒険を人に押し付けて上前だけ掠め取ろうとする。けれどもディゴリーは誘惑に勝ってリンゴをアスランの元に持ち帰り、ナルニアは生まれたその日から悪を抱えてはいるけども打ち勝つ希望は確かにあるのだ。

キリスト教的な意味を読み取ることもできるが、もっと大きく「異国の文化が表れている物語」であると捉えてもよい。子どもの頃に読んでいたら、数々のディテールに憧れていただろう。このような物語を読むのは異国の文化との出会いでもある。

刊行順であった従来の翻訳とは順番が変わっている。ルイスもナルニアの年代順に読まれることを望んでいたらしい。次にあの有名な『ライオンと魔女』を読むのが楽しみである。

0

Posted by ブクログ 2021年01月15日

四国のzoomでの読書会に参加させていただいてる。
そこの2月課題本。

ナルニア国の初めの話。
ファンタジーなんだけどイギリス社会への批判もあるらしい。黄色の指輪と緑の指輪。

病気のお母さん。
ディゴリーがりんごの実をお母さんに持って帰る?って葛藤するところ。魔女がイギリス社会の秩序とは違って暴...続きを読むれるところ。が印象に残りました。
階級社会。身分ってとっても人を差別するもんだな。なんなんだろ。

0

Posted by ブクログ 2019年11月09日

ナルニアは岩波少年文庫の『ライオンと魔女』と『カスピアン王子の角笛』を読んだきりで止まっていた。岩波は出版された順にシリーズが進んでいたが、こちらのシリーズは物語の年代順に進んでいるらしい。

本書はナルニアの創世記が書かれているのですが、いや~、面白い❗️アスランも魔女も出てきますが、魔女は「ライ...続きを読むオンと魔女」に出てきた時とは威厳があって堂々としていたが、こちらでは別人のよう、ちょっと間抜けに見えてしまう。

ナルニアの情景も素晴らしくて、これは是非映像で見てみたいです。ジブリさんでもポケモン映画のスタッフでもいいからやってくれないかな。

0

「小説」ランキング