【感想・ネタバレ】カラマーゾフの兄弟(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと読み始めることができたのも束の間、なかなか読み進められない日々が続いたが、段々登場人物一人ひとりが魅力的に思え、読み進められた。

特に印象的だったのは、誇りや卑劣かどうかを重視していること。これは中巻・下巻にも繋がる一つのポイントなのだと思う。誠実でありたいという登場人物たちの思いがこういった言葉に表れているのではないかと思う。

また、名高い大審問官のパートを読み、人間だもの、綺麗事だけでは生きていけず、パンや目の前の現実を直視・重視せざるを得ないことについて、私も否定できないなあと思った。ただ、この大審問官のパートは理解し切れていないように思う。あの長い話によって著者が伝えたかったことを掴み切れなかったと感じる。ただ、まだまだ序盤。今回の挑戦ではこのパートには理解が及ばなかったが、再読時の宿題とすることにしてとにかく読み進めてみる。少し時間を置いて再読した時に自分がどう感じるか楽しみである。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ようやく上巻を読み終えた。
これほど読むのに骨が折れる小説は久しぶりだ。でも、すごく引き込まれるし、面白い。登場人物がそれぞれ個性的。会話する組合せで、それぞれがどんな話ぶりなるのだろうか、と考えると楽しい。
物語上は、まだ二日しか経っていない。
大審問官の章は、とりわけ難解。でも、本書の肝でもありそうなので、もう1回読んでみることにする。

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2021年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人は2種類の人間に分けられる。
”カラマーゾフの兄弟”を読んだ人間と読んでない人間とに。
ってどこかで読んだ。
世の中に読みたい本は星の数ほどあるけれど、これは一回読んでおかなくては、老後の楽しみになんて言ってる場合ではない、まだ知力?体力がある今のうちに手を出しておこうと思いたち読んでみた。(まだ上巻のみ)
いやー聞きしまさる難解さ。
何ヶ月もかかって読み終えた。(並行して他の本も読んでたけど)
俗物で女にだらしない父フィードル、直上型の長男ドミトリー(弟ふたりとは母親が違う)、無神論者で知性派の次男イワン、そしてこの小説の主人公、信仰深く心優しい三男アレクセイ。
物語はまだ序盤、フィードルとドミトリーがグルーシェニカという女性を巡って憎しみあい、、アレクセイが敬愛しているゾシマ長老が死にかけていて、あの超難解なイワンの独演会、大審問官に突入。この章はけっこう今後の鍵となるイワンの思想が詰っているんばろうけど、なにがなんだか残虐な例えをいっぱい持ち出して唯心論者のアレクセイを論破しようとしてる。
でも、これは一節によるとドフとエフスキーの懐疑と憤りの集大成的は恨み節と捉えられるらしい。
中巻はもっとサクサク物語が進めばいいけど、
あっでも、確かに読者は”手加減されたわかりやすく書かれたものより、作者の本気の難解な作品を読みたい”(by又吉直樹)まさにそうかも。
こころして中巻に臨みます。

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2020年04月02日

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