【感想・ネタバレ】私の本棚のレビュー

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ネタバレ

めっちゃ面白かった
本棚を何回も整理したり、頭の中の具現化だと例えたりするところから「こんな傑物達も私と同じことをするのか」と感動した
本や本の文化な好きな人は是非読んで欲しい

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2024年05月06日

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小野不由美、南伸坊、都築響一、鹿島茂、福岡伸一ら本が好きな23人による本棚話。
幼き日の本棚の思い出。本が増え本棚から溢れる。本棚が部屋から家から溢れる。本をきれいに並べようとするが無限に増殖する本を前に諦める。
共感し笑うしかない本棚事情。

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2022年01月26日

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本好きならきっと理解できる。

自分の好きな本だけに囲まれて暮らせたら。
本棚に一列だけ、背表紙がちゃんと見える形で並べられたら。
それを眺めて暮らしたい。

いつかそれが出来たらいいなぁ。


(購入)

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2016年04月23日

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震災時に便器に浸かった古書を取り上げながらふいに祖父を思い出した福岡伸一さん、荒れためちゃくちゃな本棚のお陰で頭と体の体操が出来ると悟りを開き「何が超整理法だ、俺は超不整理法でこれからもがんばるぞー。」と締めくくった小泉武夫さん、本の峰が連なり山脈化した部屋の中でたばこの煙をくゆらせながら「煙は山脈にかかる薄い雲、機窓からスイスアルプスでも眺めているような気分」と表現した井上ひさしさん、の章には噴き出してしまった。

西川美和さんの、自分と蔵書との関係についての愚痴?には「そうそう~!」と
何度もうなずきながら同意。
目を通されることなくどんどん増える書籍、「明日こそはと夢見て枕元に陳列しながら1ページも開くことなく日々の生活に追われr、あるいは追われたことの反動で桁外れにくだらない時間を過ごしているうちに’温泉と健康’が送られてきて、うっちゃる勇気もなくまた陳列する。。。」

そう、本の内容を自分の内側に所蔵することができないまま!!!!

所持本の内容、まるっと、いや、何割かでも吸収し頭脳にとどめておけたらなあ~~~。

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2021年05月12日

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 本の整理に燃えていたのは、ほんの一時…少しずつ増えていく後からきた本たちは棚に乱雑に置かれていくのを横目で見ながら、いや見ないようにして過ごしている私に「私の本棚」とは、なんと魅力的!と思い手にした一冊。
 まー十人十色、人それぞれの本棚があり、本への思いがあり、本との闘いがあり…
こんなシンプルなタイトルで、こんなにひろがるものなんだ!と感動。

 中でも面白かったのは、鹿島茂さん。本棚というよりも、もはや自宅や仕事場の確保というある意味すさまじい蔵書遍歴が披露され、挙句「愛人に少し稼いでもらう」という想定外の終着点にいたるくだりは秀逸!
 そして期待を裏切らないのが磯田道史さん。そのあふれんばかりの知識といいキャラクターといい大好きなのですが、これまた予想外の展開。気づけばフフフ‥と笑ってしまい家族に怪しまれるパターンでした。
 本棚に対して一家言ある人たちの作品をまとめたこの本の「解説」を書かれた新井素子さんの本棚への思いが、これまた共感できて、最後まで目一杯堪能しました。

 埃まみれになっている我が家の本棚。時は11月も半ばに差し掛かったところで、大掃除を兼ねて久しぶりに蔵書に向き合ってみよう。

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2019年11月13日

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『私の本棚』

タイトルに惹かれ、即購入。


本棚に纏わるエッセイ集。
本棚に対する色んな考え方、感じ方。
本の重みで床が抜けてしまったり、本の為に家を建てたり…

思わず笑ってしまったのは、地震の最中でも本に想いを馳せる方。

皆さんの本への愛を感じました。


様々な苦悩も書かれていましたが、
でもやっぱり私も書庫が欲しい。

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2019年08月03日

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23人の本棚に関するエッセイ。それぞれに、温度差があり、楽しめる。作家の多くは本専用の部屋を持っているのだなぁ。と感じた。うらやましぃ。

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2016年09月22日

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 本を愛する人たちの、いろんな本棚がここにはある。
 自分の読書生活の参考になるかどうかは別にして、とにかく人の本棚を見るは楽しい。 
 本好きな方にはオススメです。

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2016年04月11日

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本棚に関する本は何故か買ってしまう。
本棚に自分の本を並べてうっとりと眺めていたい。
でも、私の本棚も許容量を超えて、前後二重に横に積み上げたりしている。部屋の床が抜けないかという心配も共通の悩みである。

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2016年03月21日

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私の部屋の床には本棚に入り切らない本が積み上がっていて、これはマズイと常々思っているのですが、この本を読んで「本が好きなら床に本が山脈を作っていてもいいのよ」そう肯定して貰えた気がしました。皆さん面白かったけど、本への偏愛っぷりが窺える児玉さん、本の重みで建売住宅の床が抜けた井上ひさしさん、棚にある本全部買ってしまった唐沢さんが特に面白かった。そして田部井さんの積読本の山を「まだこんなに読んでいない本がある!」と喜びに変える力に勇気を貰いました。

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2016年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・小野不由美 「すべての本を一列に並べよ」
・椎名誠 「消える本箱」
・赤川次郎 「エバーグリーンの思い出」
・赤瀬川原平 「本棚の行政改革は難しい」
・児玉清 「To be or not to be」
・南伸坊 「怪しい趣味」
・井上ひさし 「本の力」
・荒井良二 「本棚は難しい」
・唐沢俊一 「価値のない価値」
・内澤旬子 「書棚はひとつだけ」
・西川美和 「蔵書の掟」
・都築響一 「本棚が、いらなくなる日」
・中野翠 「昔は祭壇だったのに」
・小泉武夫 「滅茶くちゃな本棚」
・内田樹 「少年期的読書」
・金子國義 「〈永遠の美しさ〉に囲まれて」
・池上彰 「父の後姿」
・田部井淳子 「読書のベースキャンプ」
・祖父江慎 「ピノッキオの本棚」
・鹿島茂 「愛人に少し稼いでもらう」
・磯田道史 「和本が落ちてきて」
・酒井駒子 「混ざりあう心地よさ」
・福岡伸一 「アマチュアの本棚」

他人の本棚の中身って気になります。
本棚、ひいては書斎にどんな本があるのか。
どのように並べているのか。

綺麗にきっちり並べている人、あえて雑然と並べる人。
鹿島茂などは、増殖する本の置き場所に困った挙句、重厚な書斎イメージが欲しい人のために、撮影スタジオとして貸し出しているくらいなのだ。
重々しい木のテーブルといす、天井にきらめくシャンデリア、棚に整然と並ぶ川装丁の本。そんな書斎。
うっとり。

本はどんどん増殖していくので、増やさないように気をつけている人、増えたら引っ越しをする人。
皆さん、そこが苦労のしどころのようですが、それでも紙の本を手にする至福には代えられない。

この本には出てきませんが、私が一番憧れる書斎は京極夏彦のもの。
壁のほぼすべてが天井までの高さの本棚。
中二階に独立したスペースとしてある「水木楼」(水木しげる著作本コーナー)も含めて、四十畳ほどの広さ。
うっとり。

解説は、これまた「一階のすべてが書庫」という家に住んでいる新井素子。
結婚する時、辞書しか持って行かなかった彼女も、やはり増え続ける本のために家を建てるのである。

本について、読書体験について書いているものを読むのは、なんて楽しいのでしょう。

あ、ただひとつ難点が。
それぞれの初出が記載されてないので、その出来事がいつごろの話なのか分からない。
故人の方もいるので、必ずしも最近書かれた文章ばかりではないと思うのだけど、そのわりに著者の紹介文は最近の出来事にも触れているので、少し混乱します。

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2016年02月27日

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井上ひさし、椎名誠、赤川次郎、児玉清、南伸坊、内田樹、小泉武夫、池上彰、田部井淳子、鹿島茂、磯田道史、福岡伸一ら、愛書家23人の“自分の本棚”に関わるエッセイ集。2013年出版、2016年文庫化。
本好きというのは不思議なもので、自分の関心のある分野の本をたくさん読みたいのは当然ながら、読書論や読書案内どころか、何の役にも立ちそうもない、本屋や他人の書斎・本棚について書かれた本にまで興味は広がっていくのである。。。
本書も、23人のプロの愛書家が、増え続ける本と如何にして闘い、折り合いをつけ、付き合っているのかを、とりとめもなく(著者の皆様、失礼!)綴っているだけで、なんらかのハウツーを教えてくれるわけでもないのだが(笑)、そのエピソードはなんとも愉快である。
イラストレーター・南伸坊の、本棚を見ていると自分の頭を整理するために四六時中本の並べ替えをしているので、それを止めるために作った“フタのついた本棚”。エッセイスト・中野翠の、「私はこれらの本をたいせつに思っているんだ、私の心のまんなかあたりはこういう本で成り立っているんだ―ということを目に見えるようにハッキリさせておきた」いという“祭壇のような本棚”。。。等々
僅か一畳分のスライド本棚1架で遣り繰りをする身には、なんとも羨ましくも楽しい作品集。
(23人の愛書家の本棚にどんな本が並んでいるか(=お奨め本)が書かれているわけではありません。念のため)
(2016年2月了)

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2016年04月29日

Posted by ブクログ

私の部屋にも、本が溢れている。
大学入学以降自由にできるお金が一気に増えたせいか、はたまた古本屋という魔物に出会ってしまったせいか。
ここ数年で蔵書は増えに増え、現在三千冊近くが部屋を占拠している状態だ。
ホームセンターで入手した天井までの突っ張り本棚四つと、その間に棚板を渡してできた棚二つ分。
こにさえ収まらず、結局衣装ケースの上とベッドの下も、本が占領している。
ついでに言うなら、文庫の棚は前後二列だし、並べられない分はすき間に詰め込んである。
「もうすぐ引っ越すし」を口実にほったらかした末の惨状を横に(机に座り、左側の壁一面が本棚なのだ)、流石に「こりゃ汚い…」と漏らさずにはいられない。
四月になればもう少し広い家に移るので、少しはましになるだろうけれど。
漫画や雑誌は売りに出せても、その他の本は好き嫌い関係なく囲い込むタイプなので、きっとまたしばらくしたら同じ事を呟く羽目になるのだろう。
だけど、そんな私にも、本棚一つで事足りていた時代があった。
高校生の頃までの私にとって、「私の本棚」といえば、幼少時に親から買い与えられた重厚な木の本棚一つだったのだ。
H.A.レイの『星座を見つけよう』や『せいめいのれきし』。
エンデの『はてしない物語』やトールキンの『ゆきてかえりし物語』。
私の聖書に等しかった実業之日本社の『世界の民話』やマルシャークの『森は生きている』、三田村信行の『ぼくが恐竜だったころ』。
それから、ページがばらばらになるくらい何度もめくった、学研版『ジュニアサイエンス大図鑑』や、スーパー文庫の『宮沢賢治童話大全』。
全て記すのは流石にやめておくが、並んでいる本のタイトルも多分その大体の位置も思い出せるくらい何度も何度も眺めた「私の本棚」は、本当に満たされていて、本当に美しかった。
多少思い出の中で美化されているところもあるだろうが、余白がなくなった時点で足すことも引くことも許さない雰囲気を持つようになったそれは、施された装飾も荘厳で、よく意味もなくその彫りを指でなぞったものだった。
「あまり本が入らないから」という理由で前の引っ越し時に処分してしまったことが、今更ながら悔やまれてならない。
そのほろ苦い未練のせいか、それとも結局それが私の原点であり理想だからなのか、今度の引っ越し先を思い浮かべる度、私はあの「私の本棚」の復活を予感せずにはいられない。
自分のことなのに、予感も何もないんだけどね。
この本を読みながら、それぞれの本棚を眺めながら、そしてそれに「あなたは私か…?」となりながら、やっぱり行きつくのは私だけの「私の本棚」なのだ。

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2016年02月07日

Posted by ブクログ

本好きによる本好きのための本である。
私は現在やむなく彼氏さんのうちに仮住まい中で、自分の満パン本棚までは徒歩15分の距離がある。そろそろ入らなくなってきた彼氏さんの本棚が、私にもう本を買うなと無言の圧力をかけてきているが、この本はどうしても手に入れたかった。ここまで共感を持って読めた本が今まであっただろうか。そして、私はまだ大丈夫だという根拠のない安心を与えてくれる、危険な本でもある。

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2016年02月06日

Posted by ブクログ

僕は16歳から本を読み始めて、今41歳。最近読んだ本数えるようにして見たら年間で250冊前後の本を読んでいるようです。25年程読んでいるので年200冊位でカウントすると大体5000冊位の本を延べで読んでいると思われます。殆どの本は買って読んでいるのでこの数の本を保存しておくなんて不可能。今では常時300冊前後の本と生活しています。それでもかなり目一杯です。

本好きであれば誰でも本棚に囲まれた生活を夢想します。でも現実にはとても難しく本の山に取り囲まれ悲惨な状態になる事が容易に想像出来ます。実際、引っ越しで運びきれない程の本の量になった時に諦めて、本は読んだらどんどん処分して行くようになりました。身軽になってとても生きるのが楽になりましたが、昔読んで面白かった本をまた読みたいと思って買う事が多くなってきました。出来れば殿堂入りと思われる本は手元に置いておきたいので、壁が全部本棚の部屋なんてのを作る事が出来たら幸せでしょうね。

この本は本好きの著名人が本棚について語る本です。本の事も語りますがあくまで主役は本棚。皆本の収納には頭を痛めているようで、家の床が抜けたり、地震で本が散乱したりと悲喜交々。でも皆本に囲まれて幸せそうです。みんな自慢したいんでしょ!?
たいへんだーたいへんだーって書きながら皆ウキウキしながら本書に寄稿しているのが目に浮かびます。
この本を読んで分かった事は一つ。収納場所を広くしても結局本が増えて行くので一生解決には至らないという事でした。僕は今ぐらいでいいやあ(笑)

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2016年02月05日

Posted by ブクログ

本の収納、それは永遠のテーマ。
本棚、それは自らの内面を見透かされそうでさらけ出すのに少しためらいがあるもの。
でも他人の本棚は中身も含めて気になる。
壁一面や部屋まるごと本棚なんて夢のようだ。

作家たちはその職業柄かやはり蔵書が多い。そして本棚もすごい。
本棚がテーマだけれど棚だけでなく本にまつわる話になっている人もいて面白い。
こんなエッセイ集にも解説があるのがまた驚きだが、新井素子らしい解説でこれまた楽しめた。
一般の本好きの人でもこのテーマで語らせたら面白いんじゃないだろうか。

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2020年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ルサンチマンの塊である私にとって、
有名人の愛書自慢・書物辟易エッセイは自尊心に触れてしまい、
わかるわかるーでも結局自慢なんでしょ……と板挟みな感想を抱いてしまう。
でもみんな切り口がよい。

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2018年04月14日

Posted by ブクログ

作家・編集者などの本と関わる人の本棚にまつわる話。
相変わらず椎名誠の話は面白い。さくがに買ってすぐに本が届くシステムはないが、電子書籍とか、ネットの中に本棚はある。他にも最近ではオーディオブックとか本の世界・形が広がっている。
この本に載っている本棚の写真のどれもが素敵。
整然と並べられているものから、雑然としているもの。
その人の頭を表しているようでもあり、見ていて面白い。

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2017年10月22日

Posted by ブクログ

本棚から各々の作家さんの人柄や人生が見えてくる本棚コラム集。本棚の材質、大きさ、その中に入る本のセレクト、分類方法…語ることは尽きませんね。だからこんなにみんな本の蒐集にハマっちゃうんだろうな。

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2016年03月25日

Posted by ブクログ

本、というよりまさに「本棚」についてのお話が多かったので、(自宅でどういう本棚を作ったかとか)「棚」ではなく、「本棚の中身」のお話だったらもっと好きだなと思いました。

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2016年03月14日

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