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Posted by ブクログ
崇徳院と西行の関係、時代背景、勉強になるなぁ。
学生時代は、社会の授業は苦手だった。
年号や地名、その土地の産物など、覚えなければならないことばかりで、苦手だった。
そのころ、こういった小説に出会っていたら、もっと楽しく歴史を勉強できたかなぁ。
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いつもながらの面白さでした。いつもはバーでの推理合戦ですが、今回は京都を舞台にした謎解き。
新新宗教や崇徳上皇の怨霊に西行法師の謎。
歴史も好きな私には十分楽しい読書時間となりました。首を長くして次も待っています(*´▽`*)
Posted by ブクログ
京都旅行に向かった宮田と静香は、知人のライター・田村が失踪したという連絡を受ける。田村は西行を崇める「十四人ノ心」という新興宗教団体を調査していた。次いで、崇徳院を研究する学者・高木が遺体で発見される。
西行は崇徳院を慕っていて、崇徳院流刑後も唯一連絡を取っていた人物だったということから、崇徳院の祟りとして語られる後白河院周辺の人物の死や都の大火は、実は西行が実行犯として暗躍していたという仮説が披露されている。
時系列的には前々作『新・世界の七不思議』と前作『新・日本の七不思議』の間の話。宮田がハートマン教授から京都行きのチケットを譲られ、静香と同行する。
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邪馬台国はどこですか?シリーズ最新刊。今回はバーでの突飛な?歴史談義の短編集ではなく、若干歴史的要素を含んだ長編であり、いつもとはちょっと別物。これはこれでとも思うが、やはり今までのスタイルの方が面白いかな。
Posted by ブクログ
崇徳院と西行、多様な分野で大活躍というか、どの分野に行っても大作のもととなる二人。
確かにこの本、崇徳院でなければならなかったのだろうけれど、それほどには崇徳院の必然性が感じられなかった。どういうのかな、このシリーズでは稀有な長編のせいだろうか、崇徳院の存在についての解釈に訴えるものがなかったように思う。いつもの短編だったら、どんなひねりでも面白く受け止められるのだけれど、ある程度の長さの小説になると、あんまり新奇な説を出しにくいせいがあるのだろうか。
ミステリーとしても、なんだか、読めすぎる。怪しいという印象を持った人は、その印象を裏切らず最後まで怪しく事件を動かして終わっていく。読んでいくうちに生まれてくる予想を決して裏切らない。素直と言えば素直な小説だが、それってミステリーとしてどうなのだろうか。
ということで、なんだか、物足りなさがいっぱい、小腹がすいたときのクッキーみたいな感想です。