【感想・ネタバレ】不死症のレビュー

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ネタバレ

理性を失い凶暴化した人々が襲いかかる…って!まさに、ゾンビものじゃないかっ!ってワクワクドキドキしながら読み進めてみると…。そこには人間の究極の欲望が周囲を巻き込みながら、儚く展開されていた。切ない幕引きに、やるせなく胸が痛む。

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2020年01月10日

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ゾンビ大好きな自分としては、このような題名のものは、読まずにはいられないwww ゾンビ物としては、目新しいものはなかったかな? もっと血沸き肉踊るゾンビ作品を読みたいです。ですが、ラスト・・・切なくよかったです。届かぬ思いを抱えながら、一人で研究し、自分を実験台にして、打開策を見つけた夏樹さん。しかし、悪用されるのは目に見えてる。夏樹は信に恥ずかしくない結末を選んだんだと思います。それにしても バールは最強だ!来るべき時に備え、自分も常備していたいですw

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2019年02月05日

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専門用語も特になく全体的に読みやすい。最初だけ読んで寝ようと思ったら最後まで読んでしまった!

よくあるゾンビ物っぽいけど感染症系が好きな私としては楽しく読めた。話の展開はありきたりな感じはあるけど、後半の展開は面白かった。

最後はちょっと悲しい。何を思って独りで頑張ったのか…

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2024年05月11日

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奥神谷村という山奥にある村で製薬研究所が爆発事故を起こす。研究員の泉夏樹は一命を取り留めたものの、記憶を無くしてしまう。被験者、同僚ら生き残った仲間と共に脱出を試みるも、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってくる。研究所で何が起こったのか、記憶を失った泉夏樹が行っていた研究とは。手に汗握るバイオホラー×ミステリー小説。

総理大臣登場シーンなど物語の設定に疑問を抱く場面が多い印象を受けましたが、読みやすいバイオホラー小説として楽しめました。

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2023年04月29日

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ネタバレ

表紙買いした一冊だったが、思わず一気読み。不老不死の研究から不慮の事故でアンデッドがうまれる。不老不死の研究をした主人公(泉夏樹)が発見した原虫を捕食する菌によってアンデッドから解放されるも、その副作用として現れたのは破滅的な老化。完全な袋小路にはまった夏樹は自ら研究所ごと爆破し、全てを清算しようとするも、奇跡的に助かるが、代償として記憶を無くしていた。そこから始まる物語は同じ研究所で働く黒崎信との共同で生き延びようと闘うも信もアンデッドから原虫に感染する。少しずつ過去の記憶を取り戻しながら信を助けようと試みるも、記憶が完全に蘇っていない夏樹は破滅的な老化という副作用に気づかずにワクチンである菌を与え、結果信を死に追いやる。もはやなすすべもない状況から、彼女はたった1人で破滅的な老化を抑制すべく研究を再開する。35年の孤独な研究の末に原虫と菌のバランスを保つことを発見するが、それは不老不死の完成を意味することに。時の権力者である総理に利用されることを回避すべく彼女は自らの命を絶つ。

説明
内容紹介
究極のバイオハザードと――怒涛のどんでん返し!! メフィスト賞出身作家・周木律の新境地&渾身、一気読みホラーミステリー誕生。ある県の山中にある大規模製薬会社・平成製薬の研究所で爆発事故が発生。主人公・和泉夏樹はガレキのなかで目を覚ましたが、彼女はすべての記憶を失っていた。崩れ落ちた施設、くすぶる炎、視界をさえぎる煙とチリ……何が起きたかわからないままその場を避難した夏樹は、同じく爆発から生き残っていた研究者の信と出会う。彼もまた夏樹と同じ製薬会社の社員であったが、この事故の発生理由を知っているわけではないようだ。ふたりの他にも、わずかながら生き残った人々はいた――治験のバイトに来ていた羽田と小室井、警備員の蝉塚らとともに脱出を試みる夏樹と信。しかし、彼女らの前にあらわれたのは人ならざる人――。食人鬼と化したかつての同僚たちだった!? 倒しても倒しても、立ち上り、肉をむさぼろうとする「ウェンディゴ」たち。この研究所は、一体何を隠していたのか――!?

内容(「BOOK」データベースより)
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。泉夏樹は一命をとりとめるも全ての記憶を失っていた。研究所の同僚・黒崎ら生き残った仲間と脱出を試みる夏樹だが、その眼前に、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってきた!?息呑むアクションと隠された禁断の真実…最後の1頁まで驚きの連続!常識を揺るがす究極のバイオホラー×ミステリー。

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2019年10月12日

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まだまだ暑いので、

何か涼しげな?本を読みたいと思って選びました。

表紙だけでもゾクゾクする~。


山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。

そこで、研究をしていた夏樹は一命をとりとめたが、

爆発のショックで記憶を失ってしまった。



まともに生き残った仲間は、夏木を含め数人、

他の人々は、ゾンビのように恐ろしい人間に変化し、

理性を失い、人肉を食いむさぼる・・・



なぜ、こんなことになってしまったのか?

夏樹は、何の研究をしていたのか?

徐々に記憶を取り戻していくうちに、

すべては自分の責任だと気づく・・・



最初から、何が起こるか緊張の連続で、

二転三転する物語に目が離せない。

映画のようにイメージできる怖さが、またたまらない。

夏の夜に一気読み!

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2018年08月31日

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読みやすく早い展開で手軽に楽しめる。ウェンディンゴという言葉を初めて知った。ウェンディンゴが思ったより弱い。人間の本能は食人?最後の結末はちょっと強引で、総理がとても悪党に描かれている。

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2017年08月07日

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凄惨なカバーイラストやオビの「絶叫するほどイッキ読み!サバイバルホラー」から想像していたお話とは異なり、一人の若い女性科学者の熱烈な思いが引き起こした事件とその顛末を描いた、何ともやるせない悲しいお話でした。

周木律さんの作品は、「眼球堂の殺人〜The Book〜」に続いて二作読んだことになりますが、両作ともエピローグにあたる部分がとても印象深く、読後に深い余韻を残すところが共通しているように思います。お気に入りの作家さんになりそうです。

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2016年09月29日

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ネタバレ

<あらすじ>

山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
その現場で目を覚ました泉夏樹(♀)は全ての記憶を失っていた。
研究所を出て助けを求めようとしたそのとき、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかり、噛み付いてきた。
それはまさに人を喰らうゾンビの群れだった。

なんとか逃げ出せた夏樹が研究所から外に出ると、研究所を取り囲むバリケードがあり、自衛隊と戦車が配備されていた。
そして拡声器から聞こえてくる言葉
『現在この敷地内はレベル4事態による封鎖指示により誰も敷地外に出さない』

仕方なく夏樹は研究所に戻ったとき、自分が研究所の責任者で、不老不死の研究をしていたこと。そしてゾンビに対するワクチンがあったことを思い出す。

記憶が完全に戻っていない夏樹だったが、とりあえず現状を打破すべく、死体にそのワクチンを注入し、それをゾンビが食べることで、そのゾンビを元の人間に戻す作戦を決行。
そして研究所にいた全てのゾンビが元の人間に戻った。

完全に安全になったことで夏樹は再度自衛隊がいる所に行き、ゾンビがいなくなったので敷地外に出してほしいと伝えるが、信用出来ないと言われてしまう。
じゃあ実際に見て確認してくれということで、自衛隊の部隊長を引きつれ研究所内を案内した。

しかし部隊長が数日間研究所に滞在し安全を確信した頃、事件が起きる。
ゾンビから人間に戻った人々が次々に死んでしまったのだ。
死因は老衰だった。

ワクチンのせいか不透明なので、夏樹は完全に記憶を取り戻すことを決意。
爆心地へ向かったところ、そこに研究ノートがあり、それを読んだ夏樹は全ての記憶を取り戻す。

夏樹は不老不死の研究をしていて、最初に作った薬は病気をも治してしまうほどの成果だったが、副作用が急激な老化だった。
しかもそれは経口感染で、研究所内にいる人々にまでその効果が出始めてしまっていた。
このままでは研究所自体が終わってしまうので、夏樹はその老化を防ぐ薬を開発した。
そしてその薬をみんなに投与したが、副作用が食人本能の覚醒だった。
この事態に政府は研究内容を知りながらも『バイオ事故が起きた』ということにして敷地内を封鎖。
国に見捨てられたことを知った夏樹は憔悴し、夏樹本人が研究所を爆破したのだった。

(ワクチンは単純に2回目の薬の効果を消すだけのものだったので、みんな最初の副作用の老化が再開した)

敷地内に残ったのは夏樹と部隊長のみとなり、2人は外に出ようと歩き出す。
しかし自衛隊により再び止められる。
状況を話しても理解せず、自衛隊は部隊長を狙撃!
国は2人をバイオテロの犯人として処理する決定をしていた。
自衛隊によって銃殺される部隊長。
夏樹は銃撃の中をくぐり抜け研究所へ退避し生き残った。

<オチ>
それから35年の月日が流れた。
自衛隊はその間もずっと敷地内を警備していた。
そんな中、研究所から1人の少女が姿を現した。
過去35年一切音沙汰無い場所から人が現れたことで驚く自衛隊員。
少女は自衛隊に言った。
私の名は泉夏樹です。封鎖を解いてください。と。

夏樹は35年間ずっと研究所で不老不死の研究を続け、それに成功したのだ。

自衛隊の報告に政府も驚き、是が非でも不老不死の研究成果が知りたい政府は封鎖を解き夏樹を囲う。

しかし夏樹は研究は成功したものの、それにより不老不死が自然に反した存在で間違いであることを悟っていた。
研究所一帯が無害であることを証明し、封鎖が解除されたことで満足な夏樹。
不老不死を知りたい政府。
教えたくない夏樹。
だったら拉致すると脅す政府。
こんなものは存在しないほうがいいと言う夏樹。

夏樹はかつて部隊長が持っていた拳銃を取り出し、自ら頭を撃ちぬき自殺した。

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2016年08月10日

Posted by ブクログ

バイオホラー作品**
⑅⁺˖- - - - - ⋈ - - - - -˖⁺⑅
初読み作家さん○
とても読みやすく何も考えずに読めば楽しい作品でした!展開がなんとなーくわかってしまうのが残念( ∩ˇωˇ∩)考える間もなく一気読みしてしまいましょう!緊迫感があるとこもあれば、物足りないとこもあり、、しかし楽しかったので、今後も興味のある分野で新作が出たら読ませて頂くと思います\( 'ω')/

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2016年07月02日

Posted by ブクログ

あまり読まないのですが作者さんが好きで珍しくゾンビものを。
海外ドラマみたいな展開でどんでん返し!とはいきませんが普段読まないテイストの本だったので面白く読めました。
周期さんの作品は読み進めれば進めるほどどんどんのめり込んでいく文章。軽く読み始めた作品でも最後には面白かったなぁと思えるので毎作品楽しみ♪
読みやすくて内容もわかりやすい、深く考えなくていい作品なので重たい話を読んだ後の箸休めにオススメですね。

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2023年07月28日

Posted by ブクログ

またしても初めての作者さん

とても読みやすく、分厚かったのにほぼ一気読みした
これは完全にバイオハザード小説版

これ系の作品ってよくある内容だから、どんだけ独創性が高いか楽しみだったんだが、まぁ弱かったなぁ…

バイオホラーでも、医療ミステリーでもない中途半端な形に収まってしまったかな

有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ

久々にハイスピードで読むことができた
マンガチックに読みたい人にはオススメ

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2023年07月26日

Posted by ブクログ

先日BOOKOFFでゲットしたこちら。この装丁に魅了された。周木律さん。ちょいちょいお見かけしていたが読んだのは初めて。なんとなく怪しげで自分好みかなと勝手に妄想。

不死症とは読んで字のごとく、死なない症状なのである。いわゆるゾンビものかなぁと。五十嵐貴久さんのBITERを思い出す。内閣総理大臣も出てくるし。山奥にある研究施設で爆発が起こった。記憶を失くした泉夏樹は生き残った者たちと脱出を試みるのだが、そこには狂暴化した無表情なアンデッドが…。

なかなか面白かったけど、まぁありきたり。まぁ軽め。まぁ最後の方の展開が意外で楽しめた。表紙が素晴らしすぎた。

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2021年07月28日

Posted by ブクログ

バイオホラー。ゾンビ。
B級ホラー映画感は拭えないが、終盤の約100ページはSF的な展開もあり、なかなか好み。
偉い人のクズっぷりが凄まじい。
深く考えず、気楽に楽しむべき娯楽作品。

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2020年10月28日

Posted by ブクログ

ありふれた…ってか、ありきたりというか。。
ゾンビ&パンデミック系作品
ウェンディゴというゾンビ化したものから
製薬会社の敷地内(ある種の密室状態)で
逃げ回る。そして解決する。
主人公は研究所内での全権力をもつが
記憶喪失。
そのパートナーはウェンディゴに感染。

んー…名称や状況に違いはあるけど
やっぱりよくありそうな感じです。。。

解決したと思ったら
またさらに問題が。
記憶を取り戻した時
すべての真実が明るみになる。

基本、ストーリーは読めたのでそこまで難しさもなく
よく言えば安定感のあるものでした。
特に最後のオチは嫌いじゃないんだよなーw

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2018年02月12日

Posted by ブクログ

なぜだろう、最近的中率が高い「カニバリズム」がお題とされた作品…この作品は、カニバリズムが大々的に取り上げられた作品ではないが、作中のキーとなる”ウェンディゴ”がカニバリズム的生き物であるというもの。
「不死症(アンデッド)」と聞いて、私が思い浮かべたのはただ一つ、なぜかハリーポッターに出てくる校長が飼っている鳥…w 周木律さんの作品は初めてだからイマイチ作風もつかめないし、ファンタジーものかな〜なんて思っていたら、まさかのバイオホラー×ミステリーという、私の想像を超えた世界へ誘ってくれました(笑)
ストーリーの大筋はよかったし、テンポもよくさらっと読めました。が、完全文系な私には理系的な部分は難しすぎて「…???…」といった感じw でもちゃんとお話はわかりましたよ!
私的にP.339の松尾三佐の言葉「…何を言ってももはや仕方のないことだろう。だが、あなたが責任を作ったのだとしても、その結果のすべてにまで責任があるわけじゃないことだけは、理解しておくべきだ。ドミノが倒れる責任を、最初の一押しをした人間にだけ押し付けるべきではないと、私は思うからだ。結局、この悲劇はなるべくしてなったこと、起こるべくして起こったものなのだと、私は思う」この言葉に感動した。泉博士を主人公として、記憶喪失にまでした理由は、きっとこれを言いたかったからだと思った。
これはネタバレになってしまうが、最終的に泉博士の研究を成功させ、そして泉博士陣営の人々がすべて死に至ったのは、ちょっと話を綺麗にまとめすぎた気がしたし、何より後半部分の進みの早さが少し残念な気がした。
とりあえず、カニバリズムのことしか頭になかった…笑

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2017年03月17日

YG

購入済み

オススメ作品のはずが、、

どこかでオススメ作品として紹介されていたので期待していたのですが、非常に残念。本屋でもよく見かけるし、人気作家さんなのだろうから、と頑張って最後まで読みましたが個人的には何も盛りあがるところ無く終わりました。ペラペラです。

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2017年07月20日

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