【感想・ネタバレ】心は孤独な数学者のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天才中の天才ニュートン。ニュートンの「プリンキピア」を12歳で読破した早熟の天才ハミルトン。ヒンドゥーの女神のお告げを受け、新定理を量産した神がかり的天才ラマヌジャン。天才はなぜ天才なのか。才能ゆえの栄光・・・しかし、それと同じ深さの懊悩を、彼らは抱え込んでいたのではなかったか──憧れ続けた3人の天才数学者の人間としての足跡を熱く辿った評伝紀行。

誰でも知っている数学者たちの足跡を辿るということで、実際に現地まで取材旅行に行くという筆者の行動力のすごさにまず驚かされた。
ついで、読み進むうちに明らかになってくる彼らの生き様に対して、深い情緒を尊敬を筆者が抱いていることもわかった。
ラマヌジャンに関する紀行文は全体の半分近くあるが、この本を通して自分自身もとりわけ彼の人物像に興味が持てた。
ただの天才ではない天才が、かつて存在していたのだということがものすごく不思議なことに思えてならない。

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2011年07月11日

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