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最近宮下さんの作品読みすぎでは?ってくらい読んでるけど、基本全部好き。こちらもよかった。
他の方の評価・コメントを見ると、意外と高くないことに驚いたけど、好みは人それぞれなんだと改めて感じた。
前情報無しだったから、タイトルと表紙のちょっと暗いところから、ホラー要素でもある?と思ってた。そんなことないです。むしろ心温まる。タイトルはともかく、表紙は明るくしても良かったのでは、、、
どこかの国の言葉で晴れという意味のある店名「ハライ」に訪れようとする人々の短編集。
予約が取りにくくて、いつもいいにおいのする町のレストランに行くときって、どんなときだろう。そういうちょっと特別なお店って、素敵だよなぁ。
登場人物はみんな何かしら問題を抱えてる。それが深刻かどうかは人の感じ方次第だけど、最後には明るい光が見える。
作品には描かれていないけど、ハライでおいしいものを食べたら、元気が出て、また前を向けるんだろうな。
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さまざまな問題を抱えている人の心情を、丁寧に掬い取るように描かれている短編集。その問題を「誰かが足りない」という感覚にまとめ、作品としての統一感を出している。決して問題が解決するわけではないのだけど、それに対する救いのようなものとして登場するレストラン「ハライ」。そのレストランに行って、人は何が変わるのだろう。そこで過ごした時間を糧に、そこから先の人生を過ごしていくのだろうか。もしそんなレストランがあったら、何ヶ月先でも予約して行ってみたい。そしてそこで思うのだろう。「誰かが足りない」、と。
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『後悔から抜け出すきっかけを求めて…ハライへ』
様々な悩みや後悔を抱えた人達が、一歩前に踏み出そうとするきっかけとして、10月31日6時にレストラン・ハライを予約するまでを描いた6編の短編集。たとえ誰かが足りないとしても、前に進もうとするきっかけとして…
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宮下奈都さんの作品は過去に3冊読んだことがあるのですが、そのうち2つは途中で読むのを止めてしまった。
相性が悪いというか、自分が求めている感じとは違うなという印象でした。しかし、本書は最後までしっかりと読むことができました。
とある評判のレストラン「ハライ」に様々な事情を抱えた6組のお客さんが同じ日、同じ時間に予約を入れて集うという物語です。
それぞれに様々な事情を抱えたお客さんの話が短編形式で納められています。同じ町の同じ時期が舞台なので、普段だったら気に留めないような細やかな季節の描写や街並みの描写が後々伏線となって効いてくる感じがします。
解説の中江有里さんが「読書の喜びにあふれた小説だ」と評していたように、小説だから面白い。ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、目から鱗が落ちる謎解きがあるわけではないけど、最後の最後は読者の想像力に委ねて、それはそれで面白いでしょと言ってる作品です。
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全体的にもう少し描写が欲しいと思った。
予約5の一節が印象に残った。
『思い出せるしあわせだけではない。思い出せない無数の記憶によっても人は成り立っているみたいだ。』
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まさか最後までハライの料理を食べないなんて…
裏表紙に「同じ時に訪れた6組の客の物語」とあるけど、「同じ時に訪れようとしている」だった。
それにびっくりはしたけど、文章が綺麗で好きです。
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何年か前に読んでいた、再読。忘れてたのもあるが、それでも楽しく読めた。
最後にハライの描写が出てくるが、あっさりしたもの
どんなに美味しい料理が出てくるかと思ったけど、まあ料理なし
さまざまな登場人物が実在のようになんとなく感じられた。
後味は良いです
Posted by ブクログ
『誰かが足りない』、ミステリーのような面白い題名で興味をそそる。
十月三十一日にレストラン『ハライ』に予約を入れた、誰かが・何かが足りない、様々な事情を抱えた人々の予約1から予約6までの連作短編小説です。
「ふと、おかしな考えが頭をもたげる。
誰かが足りない。いつからか私もそう思っていた気がする。それが誰なのかはわからない。知っているはずの誰か、まだ会ったことのない誰か。誰なんだろう。いつ会えるんだろう。わからない。ずっと誰かを待っていることだけはわかっているのに。」
予約1、内定の会社が倒産、以来深夜のコンビニ勤務、恋人にも去られた「僕」。壊れかけた心を取り戻して行く。
予約2、認知症になったようだけど、得意料理をつくるときは、ちょっと「元通り」になるわたし。孫・子の気遣いはありがたいけど・・・やっぱり、「おとうさん」「おとうさん」⁈
予約3、同僚たちの中からなぜか女の私ひとりが係長になったけど、「要するに尻拭い要員」。元彼は残業しないで帰るかわいくて要領のいい子と!
そんな時、隣の家の幼馴染のヨッちゃん(義晴)が帰って来た。
予約4、三年前、シングルマザーの母に発病したと笑顔で告げられた僕。
母の病気以来、人の顔が信じられない。
ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない。
妹の友だち(篠原さんもある事情が)との関わりにより僕の心は変化して行く。
予約5、ホテルのブッフェレストランのオムレツ係の俺は、淡い恋をしている。
予約6、鼻の奥の奥がひりひりするような、酸っぱさと、焦げ臭さと、ほんの少しの甘さがまじったような匂い、失敗の匂いを感じてしまう留香。
「誰かの失敗を、なんでもないことのように扱ってはいけない。当事者でないからこそわかることもある。この人は、きっとだいじょうぶだ。この失敗でだめになってしまうようなことはないだろう。」
十月三十一日当日、レストラン『ハライ』にて、
「今、この店にも濃淡のある匂いが渦巻いている。だけど、絶望じゃない。ただの失敗なのだ。どんなに大きな失敗をしても、取り返しがつかないほどに思えても、いつかは戻る。」
「誰かが足りない。
そう思えるのは、もしかしたらしあわせなことではないだろうか。足りない誰かを待つことができるから。満たされる日を夢見ることができるから。
アーチ形の扉を開けて、誰かが店に入ってくる。店にいる誰もが、期待を込めてゆっくりと振り返る。誰かの、足りなかった誰かが、今、現れる。」
で、物語は終わる。
様々な苦しみ、事情を抱えた人々のお話だが、読後は、優しく肯定してくれるような温かさを感じた。
Posted by ブクログ
6つのストーリーからなる短編集
それぞれのストーリーではタイトル通りに
誰かが足りないと言うことが盛り込まれており
最終的には「ハライ」という小さいけど人気の
予約を取らないとなかなか行くことができない
レストランを予約して行くことになる。
色々な思いを胸に「ハライ」という
小さなレストランに魅かれ集まる
人たちのもの悲しさもありながら
心温まるストーリーって感じかな
個人的に一番衝撃的というか
びっくりしたのは4つ目のストーリー
離婚により母子家庭になった家庭で
母親が病気で余命宣告をされたことを
子どもに伝えるところから始まり
早々に子どもたちだけで暮らすところからが
メインストーリーの始まりなのだが
苦労している家庭の話しという感じよりも
もっとびっくりする展開がおきるため
最初のショッキングな出来事を凌駕する
内容となっていた
徐々に心温まる展開に行くので
救いはありました
Posted by ブクログ
ちょっと変わった設定のある短編集。「予約4」が好み。失いたくないがために得ようとしない今...。内にこもった感情の扉を開くのは...。
それぞれのハライでの食事風景を想像し、温かな気持ちになる...。そっと優しく手を引いてもらったような読後感。
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2012年第9回本屋大賞7位作品。
いろいろな問題を抱えた立場の違う6人が同じレストランで同じ時間に予約し、一歩を踏み出そうとする様子を描いた連作短編集。
全ての人が置かれた状況も年齢も異なる。どの人に共感するかは読み手次第。一歩を踏み出すことを決意し、レストランでそのきっかけになった人を待っている場面で全て終わっているので、この後の展開を想像するのも読み手次第。なんとも想像次第で、本当に一歩を踏み出せたのか、それともやはり踏み出せなかったのか、解釈が分かれる作品。そういった意味では結論がないだけに想像が膨らんで面白い。
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タイトルから勝手にミステリーだと思い込んでました。実際は、レストラン「ハライ」に食事をしにきた6組の予約客の、それぞれのエピソードが語られた短編集でした。冴えないコンビニ店員、夫を亡くしたおばあちゃん、ビデオカメラが手放せないお兄ちゃん、不器用な女係長、オムレツ上手なコック見習い、匂いがわかってしまう女性。おばあちゃんの話はとても悲しくて嫌だ。けど息子夫婦が優しくて素敵。匂いの話は優しく言い聞かされた気がした。この作家さんは初めてだったけど、他の作品も読んでみたいな。
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予約で埋まっているはずの席が、ぽつんと空いている。
誰かが足りない。
誰かが足りない。(私は)いつもそう思いながら生きてきた(かもしれない)。大事な何かが足りない、その答えを探りながら私は恐る恐る読んでいたのかも。
足りないのは、もしかしたら、私ー。
ドキリとした。こんなに気持ちがはまるとは思っていませんでした。表紙のレストランらしきテーブルの椅子の絵、ミステリーの要素(誰かが消えたとか)があるかと思っていたら違った。
煉瓦造りの古い一軒家、屋根に蔦を這わせ建っている、予約を取るのも難しいレストラン「ハライ」。
10月31日午後6時、たまたま店に居合わせた客らの物語。
印象的だったのは予約4
母の病気、家族の形が変わってしまってから、部屋に引きこもっている主人公、僕。僕は、ビデオカメラを回してなければ外へ出られない。人に会えない、向き合えない。そんな兄の心を解きほぐす妹遥香と篠原さん。
「ビデオを通して話すのは、過去に向かって話しているようなものではないですか。今、ここに目の前にいる私を見て話してください」
篠原さんは言う。自分がいじめに合った時、遥香は私をぎゅっと抱きしめてくれた。遥の温かさが今だと気づいた。もう過去のことで震えたり泣くのはバカバカしいと思えた、と。だが、僕は生身は脆い、苦手だと。
そんな僕だが、徐々に心のリハビリをしてゆく。今を生きている目の前の相手に自分を重ねた。
10月の青い空。妹たちの笑い、美味しい食べ物。
笑い、涙、喜び、悲しみ、驚き、みんな「今」。
予約6も良かった。
何かあったときに乗り越えるコツを教えてもらいたい、と。あたし、不安なんです、大きなショックに弱いんです。精神力もないし、機転も利かないし。
一緒に共感してくれる人も必要だが、塞ぎ込んで息が詰まって、もう逃げ場がなくなったとき、誰かに笑ってもらったら気が晴れたりする。
笑っていいんだ、笑ったらいいんだ。そしたらもう怖くない、失敗も生きてゆくことも。
この言葉で気持ちが楽になりました。
好きなところ
誰かが足りない。そう思えるのはしあわせなことではないだろうか。誰かを待つ、満たされる日を夢見ることができるのだから。
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誰かが足りない。、
いつも予約でいっぱいの美味しいお店。
そこへの予約1.2.3.4.5.6.
6つの短編から成り立って、みんな繋がっていく
同じ日にそのお店「ハライ」
10月31日
期せずして同じ日の予約。やはり宮下奈都は素敵だ。
それぞれの人に投げかける眼差しが優しい。
読めば読むほどこの作家が好きになる。
本文よりー
しあわせな記憶がこの人を支える
思い出せるしあわせだけではない。思い出せない無数の記憶によっても人は成り立っているみたいだ。
本文よりー
失敗自体は病じゃないんだ。絶望しなければいいのだ。
苦しんでいる人を助けられたらと思う。
作品の中にホルストの「惑星」が出てくる
その水星
ユーチュブで聴くと
馴染みの曲で嬉しかった。
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宮下奈都さんの作品は、やけに早く読み終わってしまう
こんな短絡的なこと言ったら怒られそうだけど(だれに?)、宮下さんの作品の主人公は、いつも弱気で、伝えるべきことを伝えられない印象がある。
それに時々ムっとする。あまりに自分に似ているから
宮下奈都さんの文体がトップで好きなので宮下さんの作品というだけで読む価値しかなく、よかったのだけど、ほんとうに、
ただこの作品のストーリーや構成がなんかテレ東の深夜ドラマかな?とかおもってたら読み終わった感じです
Posted by ブクログ
明るい話ではないんだけど、心理描写が繊細で丁寧に読みたくなる本。主人公たちが自分の状況を考え理解して前に進んでいっている感じ、単純にすごいなあと思った。
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この本が好きな方にとっては酷評になってしまうかもしれないけれど、私にとっては難しい本でした。
全体的に女性らしい感性と感情からの書かれ方していたなというまろやかな雰囲気ですが、どこか哲学の話をしているようで、淡々としたその雰囲気も相まって難しかった。
もっと分かりやすく起承転結な方が、私としては好きなのです。
宮下奈都さんの作品はこれ以前にも読んだことがあり、好きな感じだったのですが、
書き方の柔らかさはその時のものと同じでも、思想・思考、そんなものの中で膨らませたようなお話になると難しさが出るなあ〜と。
この本は、とある町のめちゃくちゃ美味しい『ハライ』という誰もが知るレストランがあって、
オムニバス形式で、それぞれの登場人物たちが最終的には「ハライでごはん食べよう」になるお話。
こう書くとめっちゃライトだな!
読み始め〜『予約3』の章の途中までは、どことなく陰鬱で重苦しい雰囲気が先立つものがあって、
なんとなく悲しい、なんとなく寂しい、そんな雰囲気。
『予約3』の途中から、どことなく希望が見え隠れするような明瞭さと爽やかさのお話という感じで、
『予約』した人々の今後の希望をなんとなく感じられるような仕上がり。
どの『予約』の登場人物にも、それぞれに何かの問題があって『誰かが足りない』気持ちのまま過ごしていて、それがその人の人生にとってのネックになる部分であるんだけど、
それぞれがそれぞれに、なんとなく向き合おうという気持ちになって、ハライへ行く。
そう思うとお店の名前の「ハライ」が「祓」な気がしてくるんだよねえ。
とりあえずプロローグでは『誰かが足りない』ことについて負の印象で描かれているのに、
最後のページでは、『誰かが足りない。そう思えるのは、もしかしたらしあわせなことではないだろうか。』という前向きな言葉で描かれます。
同じ事象であっても、見る方向・向く方向が違えば、物事の捉え方も、またそこからの思考も変化するんでしょうね。
Posted by ブクログ
予約1*地元に帰らずコンビニで働く青年
予約2*旦那さんが亡くなり痴呆の始まった老女
予約3*係長になったクミちゃんと幼馴染の不良だったヨッちゃん
予約4*母を亡くし引きこもりから脱しようともがく兄(ビデオカメラを通してなら会話ができる)と妹といじめられた篠原さんの日々
予約5*オムライスを作る青年と少しでも眠りたい女優の卵
予約6*失敗の匂いを嗅ぎ取ってしまう女性
レストラン ハライ(どこかの言葉で晴れの意)のある町で起こる連作短編集。
ハライはみんなの憧れのレストラン。
食事のシーンは一切出てこないが同じ様に憧れてしまう。
宮下奈都さんの優しい視点は好きだが、もう少し暖かくなる展開が欲しい。
Posted by ブクログ
どの話も、一歩踏み出した後をもう少し読みたいと思ってしまい不完全燃焼気味。。
予約4の兄妹+妹の友達の話はそこが解消されているのでよかった。不器用が3人の関係性がこの後も微笑ましく続いていってほしい。
Posted by ブクログ
面白かったです。レストラン「ハライ」に同じ時に訪れた6組のお客さんたちがハライを訪れることになるエピソードの短編集でした。
どれもヒリヒリ始まるけど、各話を読み終わる頃にはじんわり、しんみり。特に予約2と予約6が良かったです。失敗の匂いがわかるけど、わかった時にはもう自分は失敗した人に何も出来ない…の繰り返しはつらい。でも、こうすればよかったんだ、と気づけたのでほっとしました。
失敗したって絶望しなければいい、わたしも心に留めます。
ハライ、こんなお店あったらいいな。探そう。
Posted by ブクログ
短編集!って感じで、いろんな話があったな。
でも、兄がビデオカメラ越しにしか話せん話は、ほんまに映画をみてるみたいというか、実写の映像でみてみたいなー。めちゃめちゃ映像が浮かぶというか、なんか引き込まれる話やったな。
全部、丁寧な物語やった。
Posted by ブクログ
レストラン「ハライ」を巡る6つの物語。「スコーレNo.4」を読んだ時にも思いましたが、宮下さんは心理描写が本当に丁寧で繊細だと改めて思いました。この本を読んでいると、心の内側から温まっていく感覚になります。さすが宮下さん。
Posted by ブクログ
2021/8/25
おー寸止めが遠い…
最近お気楽ななろうにハマってしまってこの繊細さに針が振れなくなってしまったのか?
大丈夫か?私。
最後の失敗のにおいの話がよかったです。
Posted by ブクログ
なかなか重いなぁと思いながら読み進めた。
何かしらを抱えている登場人物がリアルすぎる。今この日本のどこかにいるんだろうなぁって思える人たち。
光と言えるほどのものはないけど、何かしら自分の中で消化して折り合いつけて生きていこうと決めた登場人物がハライに集まってくる。
人生はそう簡単に大きく変わらないけど、自分の捉え方で光のある方に向かっていけると気づかせてくれる。
この本を読んでなにかの渦中にいる人が救われてほしい。
Posted by ブクログ
同日時の6組の予約客それぞれの、予約に至るまでの経緯を描く、新鮮な構成だった。
どれもわりとリアリティがありそうで無く、モヤモヤを抱えたままだけれど、来店し食事を終えた彼らには良い変化が起きていることを期待したい。「予約6」だけは少し違う趣で、希望に満ちた、とまではいかないが前向きな締めくくり。