【感想・ネタバレ】ソニー 盛田昭夫のレビュー

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Posted by ブクログ

リーダーとして準備することと行動することの大切さを学んだ。準備ができているからこそ、チャンスを掴めるし、即決できる。

以下、印象的なフレーズ。
・まず自分の中の本気の気持ちが動かなければ、人を動かすことなんてできない。
・筋を通して、言うべきことは言う。やるべきことはやる。約束は破らない。
・チャンスの前髪をすばやくつかめたのは、すでに準備ができていたからである。
・いつでもトップに立てる実力を蓄えながら、絶えず挑戦を忘れるな。
・まずやってみて、ダメなら止めればいい。やってみないと何もはじまらない。
・人を絶えず動機づけ、モチベーションを高めること。率先垂範し、まず最初に自分が行動すること。
・論理(本質+構造)×情熱=説得

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

日本にここまでイノベーティブな企業、リーダーが過去に存在したとは。
GAFAがはびこる現在にこそ、読む価値がある書籍。
ソニーがアップル買収を検討していた事は、初耳であった。

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

茶目っ気があって、でも何か言ってることはできそう。押すところはしっかり押す。思考はとにかく柔軟。そんな経営者。昭和の時代には稀有だったのだろう。

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2019年11月21日

Posted by ブクログ

まるで平家物語。2023年の秋に再読します。それまで本棚で寝かせておきます。たぶん、それくらい価値のある本であるような気がします。

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2019年03月16日

Posted by ブクログ

膨大な資料を基に書かれた長編の盛田昭夫さん及びソニーの歴史。
盛田さんの名前とソニーを創ったことは当然知っていたが、これほどの日本はおろか世界を代表するグローバルリーダーだったとは知らなかった。本当に凄い!
大賀さん時代くらいからが自分がソニーを認識し始めたタイミングだが、iPodが出たのと時を同じく自分の中でもソニー愛が廃れていったのをよく覚えている。
平井さんが当初の評判をひっくり返してソニー復活の火がついているのは日本にとってとても良いことと思う

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2019年01月16日

購入済み

ソニー 盛田昭夫

エピソードも豊富で、またすんなり読めます。
個人的には、既に会社員生活もまもなく終わりという年代ですが、目からうろこの落ちる「マネジメントの考え方」もたくさん出てきます。

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2020年09月27日

Posted by ブクログ

 いや、スケールが違う。すごすぎる、SONY。井深さんもすごいけど、盛田昭夫さん、さらに凄すぎる。そして、この二人のファウンダーはあまりにも有名だが、それを取り巻く人もすごい。実際、それらの人々が書いた著書がこんなにあるとは知らなかった。この歳で読むと余計にそのすごさが身に染みる。


 とにかく最後まで諦めない、目標のために相手をどう説得するか。そのためなら、自分にできることは、何でもやる。それを、盛田は「コンビンシング・パワー」と呼んだ。

 「お前が社長だからといって、まわりの者に対して威張れると思ったら大間違いだ。自分がやると決めたこと、他人にやらせようと思うことを明確にし、それに対して全責任を負わなければいけない。」「なにか問題が生じたとき…責任を他人に転嫁するのは無益なことであるとも教えられた。…何かを成しとげようと思う時には、それが双方の利益になるという共通の動機をうまく利用することが最も大切なのだ、ということだった。…人を使うことを覚えていくうちに、私は経営者にとって大切なのは忍耐と理解力であることを知った。」

 「われわれの真の資本は、知識と創造性と情熱である。」

 盛田が観察と思考を重ねて発見したマーケティングの四つの原則
 第一原則=「買い手の価値判断によって初めてセールスが成り立つ」
 第二原則=「製品というハードを売っているのではなく、そのユーティリティとソフトウェアを売っている。その意味で情報産業なのだ」
 第三原則=「マーケティングの範囲は広げれば広げるほど安全だ」
 第四原則=「信頼に基づくブランド力の確立」

 「サイエンス、エンジニアリング、テクノロジーといった分野の場合、じっと考えていても創造力というのは出てこない。一つのターゲット=目標を設定して、そこへ向かっていくことによって、クリエイティブティが出てくる。目標のためにはどうしたらいいか、ということで、逆に技術を開発していく。仕事のトップの非常に大事な使命は、新製品の目標設定である。」

 人や社会に対する観察眼に裏付けられた感知力を磨いていなければ、「価値」を発見することなどできない。

 バーンバックの広告哲学の一端は、ツイッターでまとめられてもいる。「商品について正しい情報を提供しながら、誰も聞いていないこともあります。人々が腹の底から感じるような言い方をしなければなりません。感じなければアクションは起きないからです」/「商品に確信を持つ必要があります。仕事に確信を持つ必要があります。深い確信だけが作業に活力とエネルギーを与えるのです。」「世論の測定に夢中のあまり、世論を構築することが可能なことを忘れがちです」/「ビジネスの世界で生き残る人は知っています。未来は常に勇気あるものの手に委ねられるべきであることを」

 「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりであると僕は思う。…僕は見たり聞いたりするが、それ以上に試すことをやっている。その代わり失敗も多い。失敗と成功はうらはらになっている。みんな失敗をいとうもんだから、成功のチャンスも少ない」

 「説得工学」の四つのエッセンス
[1]ターゲットとなる目標(大目的)は、ただ一つ。喜んで参加し、達成をしたいとの願望を共有できる、たった一つの明確な目標を設定する
[2]目標はただ一つだが、目的はいくつあっても構わないし、時に変化もさせる
[3]プロジェクトを推進するプロデューサー役に人材を得ることが、最も肝要な第一歩
[4]型に嵌めない「フレキシブルPERT法」

 つまり、ソニーには井深、森田、それに岩間という、人を動機づけることに卓越した、豊かな人間性をもった三人の経営者がいたということだ。

 岩間が世界の技術の動向に常に目を向け、あらゆる手段を使って情報を得ようとしていたことも注目すべきである。経営者は何時でも正しい情報、特に技術情報が手に入るとは限らない。積極的な努力が必要かと思われる。…(そのうえで)何をやればよいのかと考えるのが経営者であると思う。…これから何が大切になるかを判断する能力が経営者には基本的に重要である。

 コストを下げるやり方はいくらでもある。こういう新しく開発したものをいくらで売るか、これこそ企業のフィロソフィーそのものだ。

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2021年08月08日

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