【感想・ネタバレ】最強の教養 不確実性超入門のレビュー

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不確実、悪いという認識。思考のシフトチェンジが必要なんだと思う。不確実、これはあって当然。避けるものではなく、あって当然、無いことはない、の土台に立ち、計画する。これが大事。

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2023年11月03日

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世の中の不確実性について、どのように考え対応していったら良いのか書かれた本。特に、ランダムとフィードバックは人間が感覚的に理解しにくい分、経済でいうバブルを繰り返してしまう側面がある。
後半は認知バイアスの話で、あまり欲しい情報ではなかった。

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2023年10月25日

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「リスク」の正しい考え方を学んだ。
リスク=危険、不確実=怖い、と思っていたが、リスク=利益の可能性、のことだった。
経済の話でありながら、諦める=受け入れるといった文脈が禅的でもあり面白かった。


<アンダーライン>
・投資における成功は、相場の行方を正確に予想することよりも、予想外のデキゴトにいかに対処するかにかかっている。
・人はランダムなデキゴトに遭遇しても、それをランダムなものとは感じないようにできている
・人の心理には、モノゴトを一瞬のうちにパターン化して認識し、「明確な結果には明確な理由があるはずだ」と考える傾向が強く備わっているのだ。
・モノゴトはコンセンサスとは違う方向こそ大きく動く性質を持っているのだ。
★予測が当たらないことが問題なのではなく、予測できなことに予測することで対処しようという考え方がそもそも間違っていると考えるべきなのだ。
・人生は「勝率」や「勝ち星」ではなく「総得失点差」を競うもの
★リスクとは利益の可能性のこと
・大きな失敗を避けるためには小さな失敗を許容しなくてはならない

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2023年11月02日

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金融市場も人の感情の影響を受けて変動している。

不確実性というワードに惹かれて読んでみると、ファイナンスに興味がなかった私も一気に読んでしまうおもしろさ!

本書は「統計学」×「心理学」の側面から株式市場における不確実性について紹介しています。

リーマンショックのような大惨事は統計学上滅多に起きない確率なのに、なぜ起きてしまったのか。→ファットテール、べき分布

シャープ液晶製品への過剰投資→サンクコスト、自己正当化

このような心理学はマーケティングにも通じる点があって、普段読んでいる本に近く親近感を持ちました。読む前まではファイナンスと聞くと、「近寄りがたい世界の話」という印象を持っていましたが、本書を読むことで「ファイナンスも人が作った世界観、人の感情が影響を及ぼすんだ」というイメージへと変化しました。

ファイナンスよく分からない、でも統計学や心理学は好き!という方におすすめの1冊です。

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2021年01月01日

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ネタバレ

「安全神話の崩壊」が原発事故を始め、散見されるようになった。いつか崩壊するかもしれないことを織り込んでいるからこそ「安全神話」と呼ばれる。「絶対安全」なものはない。多かれ少なかれどの未来にも不確実な要素が含まれる。そこにはブラックスワンと呼ばれるような壊滅的な崩壊を招くリスクもあるし、過度に怖がっている内にビッグチャンスを逃していたことに後から気づくこともある。

本書は、どのようなリスクを、どれだけ、どのようにとるべきかを決定するために書かれている。この他、バブルが発生する群集心理についても解説されている。

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2020年12月19日

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題名の通り不確実性について学ぶ本。

自分に刺さったところを何点か。

自己正当化。人は何かを一旦判断したり、行動したりすると「そうしていなかった場合には決して抱くことがなかったはずの理屈」に囚われてしまう。
→これはその通り。自分のした選択に関して客観的に見れば誤りと思える事でも、ついつい正しい理由、もしくは言い訳を考えて正当化してしまう。

「モノゴトはコンセンサスとは違う方向にこそ大きく動く性質を持っている。」
→反対に行ったときの振れ幅は本当に大きい。これは常に頭に置いておきたい。

勝率を引き上げることで、長期的な総得失点差が犠牲になってしまうことがある。
→失敗は正当化せず、小さいうちに認めて修正すべし。

他にも色々あるけど、興味あれば読んでみてね。

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2020年09月12日

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個人的メモ
・この世は予測できないことだらけ
・正負のスパイラルは結構起こる
・如何に致命的なマイナスを抑えるかが重要
・長期的には勝率よりも総得失点をプラスにすること

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2020年07月14日

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少し冗長的に感じたか、何点か気づきを

不確実性(+)面:予想外に良い出来事
    (-)面:予想外に悪い出来事
どうしてもマイナス面に目が向く
∴失敗する危険性をみて、何もしない結論を出す
「リスクをとらないリスク」

反対意見が付されていない提案≒多様な観点から検討が不十分
つまり、反対意見がない提案なんてない

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2023年03月21日

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■ Before(本の選定理由)
不確実性の認識・対処が大切なことは言を俟たない。
こんな時代に生きている私たちは何をすべきか。

■ 気づき
何だかのっぺりとした中身で、読み終わってからあまり憶えていない。「不確実性を甘くみるからアイツらは失敗したんだ」という事例が沢山書いてあった気がする。

Todo
どう向き合うか。リスク管理・リスク込の計画というところが掴みきれなかった。

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2023年03月01日

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不確実とはなにか。確実じゃないこと。
ある出来事に対してそれを増幅させるようなフィードバックが働く場合に、バブルの加熱とその崩壊のような現象が起きる。フィードバックが起こりやすい構造かどうか。
不確実性が高い物事に対処する一つの方法は、予測の精度を高めることで対処しようとしないこと。それは効率が悪いというよりもそもそも不可能だからである。予測不可能なことは予測しようとせずに、起こりうることを想定して対処法をいくつも用意しておくこと。

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2022年12月19日

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アービングフィッシャーは暗黒の木曜日を予測できなかった。
リスクを取らなければ、チャンスもない。不確実性に対処することは、不確実性を除去することではない。=リスクを取らないリスク=何もしないことは成功もないこと。
サイコロを振る前は確率しかない。振った後は結果しかない。結果を積み上げると確率が現れる
宝くじは、自分にはほぼ怒らないことが誰かにはおきる。
ラプラスの悪魔=全知全能の存在=決定論=誰かの予測にすがりたい気持ちになる。
ロバートルービンの蓋然的思考=断定的に捉えず、確率的に対処する。

極端に大きな株価変動は正規分布よりはるかに頻繁に起こる=べき乗分布に近い。
ナイトの不確実性=発生確率が推定できるものをリスク、推定できないものを不確実性とする。
原因なしに大暴落が起きる。広がる過程は説明できる=売りが売りを呼ぶ。結果が原因となって再生産される。
世界はランダムである以上に不確実。バブルはいつか弾けるがいつ弾けるかを予測できない。ニュートンもはまった。
HFTによるフラッシュクラッシュの原因は見つかっていない。
東ドイツ西ドイツの復興は、ドイツ人の優秀さや勤勉さを表しているといわれているが、長期的な経済成長は持続していたともいえる。
経済成長が経済成長を生む=テイクオフの条件は難しいが、いったんテイクオフすると経済成長は自己増幅する。一人当たりのGDPがべき分布に近いのは、自己増幅的なプロセスが生み出したものとも考えられる。

秦帝国の陳勝呉広の反乱=劇的な成功と劇的な没落=自己増幅の例。

自己奉仕バイアス=成功は自分の要因、失敗は他に要因を求める。
自己正当化の欲求=本来は前向きな自信を維持するためには役立つ。理由を後付けしやすい。
スローシステムとファストシステム(ダニエルカーネマン)。
ポジティブシンキング=気合で乗り切る、につながりやすい。
成功は失敗のもと=ダイエーなど
サンクコスト=シャープの亀山工場と堺工場の設備投資金額に囚われた。
苦しい時の神頼み=バブル崩壊時の銀行の対応。
ロシア戦争では、伊藤博文が神頼みではなく、優勢なうちに講和に持ち込む努力をした。
組織で判断するとリスクを取りがちになる。
異なる視点の重要性=リーマンショックのときのゴールドマンサックスの対応
ロバートルービンは、気論が一方向に流れ始めると、反対の意見を言った。
GMのアルフレッドスローンは、反対意見が付されていない議案を承認しなかった=十分な検討がされていない証拠。

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2020年10月13日

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色々小難しいことを書いてあるが、一言に要約すれば

「予測することは不可能だから想定外のことが起こったときのリスクに備えることが大切。」

ということが長々と書いてあった。

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2020年08月09日

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「ランダム性」「フィードバック」「バブル」「人間の心理バイアス」といったトピックで、不確実性について述べた本。
比較的そういう本を読んでいることもあるのか、あまり目新しい発見はありませんでした。まとまっているとは思いますが。

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2017年06月09日

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不確実性にはランダム型とフィードバック型がある。不確実性の本質を理解することでリスクに立ち向かう。

株を中心に不確実性を説明する。株式投資の参考書を読んでいるような錯覚に陥る。

リスクを取らないリスクもある。

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2016年12月04日

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