感情タグBEST3
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「君達の人生は光と影によって描かれている。君達の人生の五十%はストレスだ。さぁもう一度十歳のこどもに戻ってやり直そう。君達にはストレスがなくなる。なぜならここには"掟"というものがないからだ」
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確からもさんの最後の作品だったはず?
B級ホラーといわれてますけど、しっかり怖いです
世界観もユーモアーも統一されていてらもさんなのに途中ブレのないいい作品やったと思います
これ是非とも映画にしてほしいです
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読もうと思ったきっかけは、ちょっとハマってたSexyZoneの松島聡さんがこの舞台に出られるので、舞台は見に行けないけど原作の小説読んでみようと手に取りました。
どんな風に話が進んでいくんだろ?って予想がつかない設定で不思議な世界観。
読むにつれて不穏な空気が漂ってきて、怖いけどページをめくる手が止まらない
!ってなりました!
個人的には結構好きです(*'▽'*)♪
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らもさんの本は何冊か読ませてもらいました。
こちらの作品も大好きです。楽しく読み進めていたんですが途中、恐怖のドン底に叩き落とされます!この作品好きです。
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狂気に満ちた作品。グロテスクで追われる恐怖を味わう。「よろしいですかあ」を連呼する山田のおじさんは臍がない。という発想が、らもさんらしい。いしいしんじさんの解説も良かった。
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いやいや、めちゃめちゃ怖いですやん。
読み始めから3分の2くらいまでは、エンターテイメントで、登場人物のみっちゃんが最低なおっさんやなくらいで読んでいたけど、
ある場面から急にホラー小説に変わってしまった。また淡々と書いているのが怖さを助長しているように思う。
「面白くて最後怖い」という印象しか残らないらもさんらしい小説でした。
#読書 #読書倶楽部 #読書記録
#こどもの一生
#中島らも
#2017年7冊目
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らも氏自ら「B級ホラー」と銘打っているのがまた面白い。今度舞台が再演されるそうだ。クスッと笑えて、スピーディーで、キモチワルくて、まさに「B級ホラー」の名に恥じない作品。
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読めば分かりますが、この表紙グロい笑。
やー、止まんなかったなあ。
後半3分の1が恐いって書いてあるから、心して読みました。
ほんと、ヤリすぎだよぉおお。
と途中で容赦なさに、ちびりそうになりますた。
嘘。ちょっとホント。
描写がエグすぎて、想像するのを止めてしまいました。
このおっさんの正体の白黒つけ具合が好きです。
ここがらもさん!と思いました。
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前半コメディ、後半ホラー。しっかり笑わせ、しっかりと怖い。
久しぶりについ夜更かしをしてしまった。
さすが演劇人、出てくる人物のキャラがしっかり立っていて読みやすいのも一因だ。
尼崎出身の中島らもとダウンタウン。この本を読んで両者に共通する毒を感じたのは私だけだろうか?吉本新喜劇を見て育った笑いと尼崎の育てた毒が両者に見て取れる気がする。
もちろんシナリオとしては中島らもの方が大日本人よりも数段上であるのは間違いない。
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かなり恐い(気持ち悪い?)です。
描写がリアルで光景が目に浮かびます。
中島らもらしいユーモアもあって、なかなか楽しめます。
ただ、ラストは…「そんなんあり!?」って思いました♪
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瀬戸内海に浮かぶとある島にあるセラピー施設「MMMクリニック」。ストレスを抱えた人々を治療するためにこの施設では投薬と催眠療法で患者たちを精神的に退行させ10歳の子供の状態にしてしまう。今回訪れたクライアントは落ち目のアイドル、作法の家元、コンピュータに強い頭脳明晰な青年、企業の社長と秘書、の計5人。一部現実世界でのしがらみを持ち込みながらも「5人のこどもたち」は島で遊び始め、徐々に奇妙な人間関係が築きあげられていく。子供ならではの派閥が徐々に生まれ、そこから子供たちはいじめっ子をぎゃふんと言わせようと「ある遊び」を考え付くのだがそれが元で台風が接近した夜、恐怖がクリニックを襲うことに――。
前半は心理学にまつわる話や10歳児に退行した5人の会話の面白さで引っ張り、後半は一転してホラーの世界に突き落とされる。前半の明るさとのギャップが凄まじい。読後は表紙絵を見ただけでもビクっとしてしまう。「こどもは大きな大人、大人は大きなこども」そんな言葉を思い出した。
読みながら、頭の中で生瀬勝久さん&古田新太さんをキャストとしてイメージしていたら、実際の上演版でもこのお二人はキャストとして出演なさっていたようです。そちらのほうも機会があったら見てみたい。
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ガダラの豚が最高だったのでBOOKOFFで唯一他に置いているこの本を読んでみた。
ほんとうにつまらないB級ホラーを見た気分で、なんとなく登場人物がガダラの豚にも似ていることから結構同じようなパターンが多いのかと思ってしまった。
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子供の頃に劇をテレビで観たことがあった。ほとんど内容は忘れていたが、小説があると知り読んでみた。
歌のところ等は劇の方が臨場感があって良かったと思う。しかし物語への没入感や、読後の「旅から帰ってきた」感じは小説でも体感することができた。
トラウマのように頭の片隅に残っていたワードの出所が分かり、個人的にはスッキリした。
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前段は笑いで、後段は恐怖という構成の超B級ホラー小説。「ストレスというものは精神的肉体的な危機に直面したときに、それに対するディフェンスとして立ち現われてくるものなんだ。だからノー・ストレスの状態というのは人間が生きているかぎり有り得ないことなんだよ・・・ストレスを解消するためにはね“野蛮なこと”をするのが一番なんだよ」(P143)、なるほどですねー。
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パルコで舞台を観に行くための予習。原作は女性患者の設定が在日韓国人と落ちぶれアイドルで、舞台は地方のレジャー施設の案内係と家電屋の売り子。ラストも原作は誰も死なないが、舞台は…
個人的には舞台の方がしっくりきた。
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お疲れの大人がある島に治療にやってくる5人。
10歳のこどもになって何かがおこる・・・。
中盤まで状況ばかりで残念?な方か・・・と思っていたら!!
まさしくB級ホラーでした。
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文庫で購入しました。
裏面にあるあらすじがネタばれしすぎて困った(笑)。
ホラー小説ということを知らなかったらもっと楽しめたと思います。
そういう怖さなので。
とは言いつつ相変わらずのらもワールド。大好きです。
以下ユングのシンクロニシティについての会話より
“「私はね、ときどき星空を見上げていて思うことがあるのよ。この広い宇宙の片すみの銀河系の中の何千億っていう恒星の中の太陽系っていう中の三つ目の惑星が地球よ。そこに生命が生まれて、進化して、人間ができて、その長い歴史のほんの一瞬のまばたきみたいな、今という時間に私がいる。そしてスープを作ったりお洗濯をしたり、たまにそうして星空を見上げたりしている。とっても不思議な感じがするの。今、私がここにいるっていうこと自体が、奇跡の中のどんな奇跡よりも奇跡的なことなんじゃないかって思うのよ。だから私はこの世の中にどんな不思議なことが起こっても驚かない。私の存在そのものが奇跡なんだもの。私は神さまを持ってないから、奇跡が起こることを望んだり、祈ったりはしないわ。自分にできることを毎日誠実に一生懸命やるだけ。お皿を洗ったり掃除をしたり、あなた達がうまくやっていけてるかに注意したり。ね」
静が呟いた。
「わたしたちはみんな、『いみのあるぐうぜん』のかたまりなのね」”
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虚構と現実は、表裏一体というよりも、点滅している相関関係。おとなの中にもこどもはいて、こどものなかにもおとなはいる。
どちらがどれだけ多く光っているか、思春期はその端境期にあたるため不安定になるのだろう。
中島らもの渾身のB級ホラー「こどもの一生」は、おとなのなかでこどもが大きく育ち、空想を現実化し、ストーリー化するくちさけ女のようなうそかほんとかわからない、ただ少し抜けた感じのある都市伝説のリアルを描く。
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途中までは面白くて面白くてノンストップで進むが、灯台からの山田が現れてからは不条理でグダグダになっている。最後に不条理な理由も説明があるが、それだけでは回収できていないかな。
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ブラックユーモアの前半で油断させておいて、後半一気にホラーになります。
気持ち悪くて怖いです。
ただ、各キャラクターが立っていて、ラストの決着も気持ちの良いものなので、恐ろしくも楽しいエンターテイメント小説でした。
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「超B級ホラー」との帯の通り、そんなには怖くなかったんだけど、ブラックな笑いと後半にいくにつれての展開の速さにはドキドキしました。
まさか「山田のおじさん」が!!・・・このタイトル「こどもの一生」なるほど!!でした。
もともと舞台用の作品だったので、それを小説としてもってくるのは難しいんだなぁ~~って思いましたね。
私は「リリパット・アーミー」の舞台ですでに見ていたし、ビデオも持ってるので、ラストが分かってしまってるのか、怖くなかったんですよね~~。
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初・中島らも作品。
なんか書評からなんから
「後半怖いでぇ〜」と脅かされてたので
逆に冷静に読んでしまいました。
確かに笑いから恐怖にくるりと転換するとことか、
すごいな〜と思って。
でも、らもさんて優しい人だなぁ〜と
何故かよく知りもしないくせに強く感じた。
そんなホラーです。
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こどもって、純粋で素直で、悪知恵も働いて、仲間があって仲間はずれがあって。
会話を通してリアルに描かれています。
どこをどう転んだのかいつの間にか残虐なホラー満載。
んでもって、最後はそのオチかい!(オチはもうちょっとかな)
でも、楽しめたからいっかな。
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中島らもの遺したB級ホラーと称する作品。
後半の展開はあっと言う間で、「えっ?」って感じで終わりましたね。
こどもって、こんな怖いものだったのかなぁ…。
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〜瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男二人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。しかしすでにそこには女二人、男一人の患者―クライアントがいた。五人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる。鬼才・中島らもが遺した超B級ホラー小説〜 あらまし通り、途中からまったく違う展開になります。氏の作品は初めて読みましたが、思ったより読みやすかった。もっと独特な感じかと思ってました。まぁ、一冊読んだだけじゃ分かりませんが…。B級ホラーとはよく言った物で、内容的にはまさにそんな感じです。メジャー的ではなく、どこかインディー的な感じがします。先入観もあったかも知れませんが、そう言った意味では作者の手のひらの上に載せられたと言ってもいいかも知れません。背筋が凍るほどの怖さではないし、飛び抜けて面白い作品と言うわけでも有りません。最後も何だかよく分からないままで、なんか無理矢理感がありましたし。万人にお勧めしたい作品ではけして有りませんが、なんか許せてしまう部分がある…そんな感じの小説でした。