【感想・ネタバレ】スキャナーに生きがいはないのレビュー

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Posted by ブクログ

SF。連作短編集。はじめての作家。
20世紀から130世紀にわたる未来史。時間的なスケール、世界観的なスケール、どちらも驚異的。
内容は、背表紙にあるように、「奇妙で美しく、グロテスクで可憐」。一言では表現出来ない、あらゆる魅力がある。
好きな作品は「マークエルフ」「昼下がりの女王」「ガスダブルの惑星より」「スズダル中佐の犯罪と栄光」。

以下、印象的な作品のメモ。
「第81Q戦争」
見世物としての戦争。森博嗣『スカイ・クロラ』に酷似。
「マーク・エルフ」
主人公カーロッタの生い立ちが素敵。マンショニャッガーがよいキャラ。
「昼下がりの女王」
前話から続く物語。後半はジュヌヴィーブ夫人代筆らしい。ロマンチック!
「スキャナーに生きがいはない」
デビュー作らしい。65年前の読者は、この異様な物語をどう感じたのか?
「星の海に魂の帆をかけた女」
夫人との合作。ラブロマンス。夫人が絡むとロマンチックな作品になる傾向が。
「人びとが降った日」
8200万人が空から降ってくる、この設定だけでも刺激的。
「青をこころに、一、二と数えよ」
タイトルのセンスはベストか。
「鼠と竜のゲーム」
ネコSF。ネコ可愛い。
「ガスダブルの惑星より」
夫人との合作。ショート・ショート。グロテスクなファーストコンタクトもの。ブラックさが良い。
「スズダル中佐の犯罪と栄光」
短編としては濃密すぎる世界観。

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2016年12月30日

Posted by ブクログ

基礎知識が定まらないのと
まだこれしか読んでいないので
評価は難しいのだけど
舞台や道具はともかく、物語の中にある
人間的な部分、ロマンチックな思いは
いまも色あせないのではないか。

0
2016年04月13日

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