【感想・ネタバレ】おいしいワインの選び方のレビュー

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Posted by ブクログ

2016年7冊目
著者は理論物理学博士で予備校で数学を教えながらソムリエ養成講座もしている多才な方。
理論物理学者だけあって、ワインの性質を要素に分解して、しかもわかりやすく分類。
白なら「酸」「甘み」「ミネラル」「柑橘」「ボディ」
赤なら「酸」「甘み」「ミネラル」「ベリー」「タンニン」「ボディ」
例えば同じシャルドネ種のブドウでも産地によっての違いがわかりました。

本書のポイントはワインだけでなく、それぞれの性質のワインをどの料理と合わせると良いかという視点で書かれています。
最初に料理のメニューがあり、そこに対して合うワインという書き方です。
料理もとんかつや焼き鳥、うなぎや中華料理など日本人が普段口にするものです。

本書を読むとワインの知識もつくし、とにかく料理とワインを早く組み合わせみたくなります。
ワインにそれ程興味ない方にも是非読んでもらいたい一冊でした。

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

 河合塾で数学を教えつつ、ワインのソムリエもやるという著者による、料理とワインの合わせ方、の本。代表的なブドウ品種を、人に例えて紹介するというユニークな解説のあと、実際に色んな料理とその料理に合うワインを紹介している。
 ワインは好きだけど、正直全然味も銘柄もわからないおれにとってはちんぷんかんぷんだった。やっぱりこういうのは、本当にワインが好きで、普段から銘柄を意識しながら飲んでいる人じゃないと、訳分からんと思う。まず味を表現する術を知らないから、よく分からない。例えばワインで「『ミネラル感がある』とは、いい意味で酸味や旨味に『輪郭』があるときや『厚み』があるときに使います。」(p.48)と言われても、こういう感覚を言葉にしたことないし、そもそもおれはそういう感覚を味わったことがあるのかどうかすらもよく分からないから、ふうん、という感じで終わってしまう。「村名ワインのことを略していうときは、『モンラッシュあります?』ではなく、『ピュリニィ(シャサーニュ)あります?』っていうのが正解となります。同様に『シャンベルタンあります?』っていうとグラン・クリュが出てきてしまいますので、『ジュヴレあります?』が正解です!」(p.85)とか、もう暗号でしかなく、こういうセリフが言えるのは一体どういう生活をすればそうなるのか、とか思ってしまい、ワインが遠い世界に行ってしまった。だからたぶん、もっと基本的な知識が必要なのと、根本的には色んなワインを銘柄を意識しながら飲むことなんじゃないかと思うけど、それも難しいなあと思った。「ちなみに、タンニンが多いワインは、口のなかでくちゅくちゅとやってみたときに、そのタンニンが歯にまとわりついて、口のなかがキシキシします。」(p.126)らしい。そういうワインに出会って、このキシキシというのがどういう感じなのか、味わってみたい。(17/06/19)

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2017年09月19日

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