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「シャーロック・ホームズ」シリーズ第四短編集。『瀕死の探偵』『最後の挨拶』が特に印象深い。どちらもシャーロック・ホームズの演技に騙された。また、『悪魔の足』では、ホームズの化学者としての一面がより顕著で、トリックが解明されたときのカタルシスが大きかった。
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シャーロックホームズの素晴らしさはトリックだとかどんでん返しにあるのではない。
ワトスンの語りから垣間見えるホームズという人間、ワトスンとの関係、魅力的な依頼人と犯人にあると思う。
基本的に人物の心情について細かに書いてあることは少なく、事実が多い。だからこそシリーズを読み進める過程でホームズの人間像が少しずつ自分の中で厚みを帯びてきて気がついたらお気に入りの人になっている。
まるで本当に事件を通して友達になったみたいに!
きっと世界中、たくさんの時代の人がホームズに夢中になってホームズを作り上げてきたんだと思う。だからこそ映画化、ドラマ化が絶えなくて。
「最後の挨拶」は今までの短編とは雰囲気が違う。三人称で引退後のホームズ。ワトスンも初老。時が作り出すものはなんだか少し悲しい。それと同時に愛しくもある。ワトスンとホームズの友情も気づけば何十年積み重ねたものなんだなあって思った。ワトスンはまた戦争に行くみたいだ。もうホームズと会えないかもしれない。東風の話をするホームズとのんびり答えるワトスンに胸が締め付けられた。小説の中の主人公はやろうと思えば歳をとらないこともできる。それでもやはり沢山の事件を通して歳を重ねたワトスンとホームズがわたしは大好きだ。
シャーロックホームズシリーズは紛れもなく2人の男の人生の断片を描いていると思う。
忘れ去られることが死ぬということなら、シャーロックホームズはたとえ現実にいなかったとしても、数え切れない数の人の中に命を宿した紛れも無いヴィクトリア朝時代のイギリスに生きた探偵だ。
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やっぱりシャーロックホームズは面白い!
ちょっと堅物なホームズだけど結局ワトスン君のことが
大好きな感じが堪らない..❤︎
20年経ってもなお、相変わらずの友情!
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1980年台が舞台の初期の事件では馬車・汽車・徒歩が移動手段だったが、「最後の挨拶」ではワトソンがフォード車を運転しており隔世の感がある。これは1914年8月2日の事件だそうなので、緋色の研究で二人が出会ってから20年以上経っている。何もかもみな懐かしい。引退後にホームズがサウスダウンズの農場で蜜蜂の研究をしていたのは意外。
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瀕死の探偵がギャグ要素多めでとてもおもしろかった。
謎解きを楽しむというより冒険要素が多めで楽しく読めた。
何作品か戦争色が強く現れてる作品があり、書かれた時代を感じた。
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「ウィステリア荘」
ホームズが認める若手刑事のベインズ君との推理合戦。同じ目的のために違う手段をとる二人が面白かった。最後に同じことをしようとした際に、ホームズがベインズ刑事を褒めるところが印象的だった。真に自信を持っている人は他人をほめることに躊躇がないということを暗示している気がした。
「ボール箱」
最後の事件解説が、ホームズの説明でなく、犯人の供述・調書が使われているのが斬新だった。中身が不倫がらみのことなので、感情的になっており臨場感があった。
「赤い輪」
引っ越してから引きこもり続ける入居者と、それに関連すると考えられる奇妙な新聞広告。相変わらず、いろんな国の出身者が出て来ており、この頃、イギリスが覇権国家であった事を感じさせる物語だった。
「ブルース・パティントン設計書」
ホームズ兄弟が、盗まれた国家機密文書を取り戻すべく、奔走する話、と裏表紙には書いてあった。しかし、読んでみるとマイクロフトは、あまり出て来ず、ちょっと残念だった。ただ、マイクロフトの経歴が少し知れたことは、良かった。
「瀕死の探偵」
ホームズシリーズで、一番驚かされた物語だった。瀕死の演技をするために、三日間の絶食をし、メイクをする。そして、信頼してるがゆえに、一番用心をして、ワトスン博士を騙す。読んでいて、私自身もホームズに騙され、思わず笑ってしまった。
「フランシス・カーファクス姫の失踪」
合法的に一人の人を殺そうとする二人組。トリックは、棺が出て来た時にわかってしまったが、これもドイルが考え、広まっていったものなのだろうか。。。
「悪魔の足」
探偵小説の常だが、休暇中であったとしても、事件に巻き込まれるホームズ。彼の精神的な休暇は、事件に巻き込まれる事かもしれないが。。。
「最後の挨拶」
ホームズが2年もかけて、潜入し、ドイツのスパイを逮捕するということ。解説に書いてあったが、ドイルの個人的な心情も含まれた一編だったそうだ。
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『赤い輪』で見せた仕事に対する思い、『フランシス・カーファクス姫の失踪』で見せた過ちは誰もが犯すが、大切なのはそこから修正することだという考え、シャーロックホームズの様々な思いを知ることができたのがとても嬉しく思った。
本編ではただの推理だけではなく、ワトスン君も騙しての調査や、他の警部との共闘などなど、見所が多かった。
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僕にとってはSherlockHolmesシリーズ最後の1冊。名残惜しい気持ち半分、ホームズ相変わらずの名推理にワクワクさせられる気持ち半分で読み進めました。
今回、どの作品もすばらしく面白いのですが、中でも注目すべきは「瀕死の探偵」と「最後のあいさつ」だと思います。
どちらも読者は冒頭から一気に惹きつけられます。いままでのワトソンとホームズが依頼人を迎えて事件が始まるわけではないので、物語を始まりが作中または、ラストで明らかになる逆転スタイルは斬新で非常に面白かったです。
すでに事件簿を読み終えたしまっていた僕にとっては、本当に「最後のあいさつ」となったこの1作とともに終えたホームズとワトソンの奇妙な冒険記、またいつか全シリーズを読み返してみたいと思いました。
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これまでの短編とは同じにならないように、著者が工夫を凝らして書いたんだろうなと想像できる、楽しい短編集だった!
一番好きな話は「瀕死の探偵」かな〜
ホームズの性格とサプライズがあって印象的だった。
でも今回はどれをとっても事件の発端がこれまでとは違って不気味な感じがして、ミステリっぽい!と思った。
「最後の挨拶」は、第一次世界大戦の影が色濃く出ていて、今までホームズを読んでいてこんなことは初めてだったので、戦争の与えた影響の大きさをぼんやりと感じた。
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1遍ずつ雰囲気を味わいながら読むことができ、ますます引き込まれる。ここまで読み進める中で得たホームズとワトスン博士のキャラクター感があってこそ楽しめる短編集。
これまではホームズの知性を越えると思われるキャラクターはあまり出てこない印象であったが、この短編集では知性に富んだもの通しの闘いなどが描かれており、どこか悔しさを感じさせる場面もあった。
発表順にホームズシリーズを読むことで当時世界を的熱狂を感じて貰いたい
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犯人が残忍だったり、とにかく猟奇的な事件が多い印象だった。
見所としてはフランシス・カーファクス姫の失踪。生きている人間をクロロホルムで寝かせつけ、棺桶に詰め込みそのまま火葬するというシュレシンガーの鬼畜っぷりには戦慄した。間一髪、トリックを看破してフランシス嬢を救い出すシーンはバスカヴィル家の犬でヘンリーが死亡したかのように思えたが生きていたシーンのように気持ちが高揚した。
ボール箱も極めて印象深い作品となった。ドイル作品の女の癖はかなり強いが、この作品の登場するセーラの野暮ったさは一度読んだら忘れられない。周りを掻き乱しに掻き乱して、殺人事件まで起こす下衆っぷり。この女は懲らしめられるべき、と思いながら読んでいたが、セーラは物語に良いスパイスを与えたといえる。
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久しぶりのシャーロック。本書のタイトルである『最後の挨拶』から連想するのは、やはりシリーズ終了ということだった。ヴィクトリア朝と言えば19世紀後半で、日本で言えば幕末から明治といったところ。現代の科学捜査とは違う、残された証拠と推理から犯人を追い詰めるのは、ともすると都合がよすぎる場面がないとも言えないが……。そう思いながらも、海外版時代小説として楽しんだ。
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ホームズの物語の中で、時系列的に一番最後の「最後の挨拶」が収録されている短編集。このあとに「シャーロック・ホームズの事件簿」がまだ執筆されるわけだけれど、引退したホームズの最後の事件か…と思うと、寂しいものは寂しい。馬車じゃなくて自動車が登場したり、ホームズが60代になっていたり…当時の読者はホームズロスになったんじゃなかろうか。
個人的に好きだったのは「瀕死の探偵」それまでの作品とはひと味違った展開をみせるから。
あと「悪魔の足」も。ホームズ作品って、未開の地の神秘を要素に入れてることがけっこうあるよね。当時の人々の冒険心とか文化人類学的な興味を刺激したんじゃなかろうか。
まあ今の感覚でいったらたとえば「四つの署名」にみられるような人種の扱いはアウトかもしれないけど、昔の文学作品にあんまり野暮なことはいいたくない。
さて、なるべく刊行順に読んできたホームズシリーズ、次は「シャーロック・ホームズの事件簿」といきたいところだけれど、新潮社版ではこれまで収録しきれなかった短編を集めた「シャーロック・ホームズの叡知」がある。
最初は読みづらいと思っていた古風な訳もくせになってきたけど、新潮社版のこの仕様だけはいまだに納得いかないなー
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最後の挨拶、とはいってもこれぞ最後ってのがあるわけでもない。
つーかそもそもホームズの物語って終わりのないものだと。
なんたって作者が殺しても生き返っちゃうんだからなー。
コナンドイル、めっちゃすごいもの生み出したなあ。
「最後の挨拶」はなんかいつもと違う感じだなーっと思っていたのだが、どうもワトソン語りじゃなかったからみたいだ。
まあ、ホームズの手際のよさはいつも通りですが。
しかも、引退後らしいので結構なお年、なのか?
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ブルースパディントン設計書はあまりにも有名。トリック内容と事件の発端になる、マイクロフトお兄さんが登場。ギリシア語通訳以来の描写でわワクワク。
その他、興味を引くのは、悪魔の足。せっかくのお休みが台無しになる怪事件。
フランシスカーファクス姫の失踪では、ワトスンさんが大活躍。ホームズからの指摘に耐えるワトスンの心持ちに同情。
この短編にはクロロホォルムや馬車が車になってたり、作品が書かれた時代の移り変わりが感じられる。
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晩年のホームズ作品ということで、今までのような派手さは息を潜めた印象。
落ち着いた雰囲気のホームズとは対照的に事件の内容はどれもパンチの効いたものばかりだった。
特に【最後の挨拶】は「いつホームズが出てくるの?」と思いながら絶妙な緊張感の中、物語が展開されていく。
ワクワクした一冊。
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ウィステリア荘は、何か夢に出てきそうな雰囲気的な怖さを感じるが読み終わると、何か物悲しい。
ブルースパティントン設計書は、ホームズドラマで最近見たが、情景が浮かびいかにもイギリスといった感じの作品で好き。瀕死の探偵は実に小気味の良い小品である。
最後の挨拶は、ホームズ最後の作品として、その仕事の貢献度は大きいけれど、華々しくはない。
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瀕死の探偵と悪魔の足、とどめの最後の挨拶に完全にやられましたね・・・地味にウィステリア荘のワトスンくんにしかわからないホームズの微妙な変化っていう描写もいいなと思いました
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シャーロックホームズシリーズ短編四冊目であります。
本作ではまず、薬品や細菌による化学的な殺人が多いことに気付きます。『瀕死の探偵』『悪魔の足』はその内ですが、『フランシス・カーファクス姫の失踪』においても、仮死状態を作り出したのはクロロフォルム。クロロフォルムはさらに『最後の挨拶』にも登場します。元々ホームズは科学的捜査の祖として扱われることがありますが、特に化学に関して本作での推理は、少し時代の流れを感じるものでもあります。『緋色の研究』が1887年、本作の『最後の挨拶』が1917年ですから、この30年の間に化学、または犯罪学における何らかの変革があったように思います(
いや大袈裟に言いましたが、時は産業革命前後、あったに決まってるんです(苦笑))。
時代の変化と言えば『最後の挨拶』です。辻馬車は自動車に変わり、名探偵は養蜂家に。時代は第一次世界対戦へ、つまりそれはホームズの活躍したヴィクトリア朝時代の完全なる終焉でもあり。最後の「東の風」のやり取りがなんとも深く感じられるわけです。素晴らしい。
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気分転換に読書はうってつけですね。
通勤のお供には短編集がさらにうれしいです。
「自分を招待した友人とその家人たちが、翌朝目覚めてみると全員姿を消していた」
依頼人からそんな不思議な話を聞いていたホームズたちのもとに、友人その人が殺害された旨の報告が届く。『ウィステリア荘』
ハドソン婦人の報告を受けてホームズのもとにやってきたワトソンは、やつれ果てた探偵と対面することになる。
瀕死の探偵を救うべく、ワトソンはその病の第一人者である男を訪ねるのだが…。『瀕死の探偵』
英国の軍事機密を持ち出そうとするドイツのスパイ。
大戦を時代背景に置いた物語の中で、ホームズが愛する国のために一肌脱ぐ。『最後の挨拶』など全8編。
技巧をこらした作品が揃った、読みごたえのある一冊でした。
個人的には『ウィステリア荘』『瀕死の探偵』が気に入っています。
表題にもなっている『最後の挨拶』は、シャーロック・ホームズシリーズでは珍しく三人称視点で語られたものとなっています。
期待はずれがひとつもないホームズシリーズもあとわずか。
名残惜しいですが、早く次巻を買いに行こうと思います。
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ホームズの第4短編集。
シリーズ中の時系列では一番最後に起こった事件とされる
「最後の挨拶」を含む8編を収録。
猟奇的な小包の謎をあざやかに解き明かす「ボール箱」、
国家機密の設計図盗難事件に挑む「ブルース・パティントン設計書」、
ホームズが病の床で死の危険に瀕する「瀕死の探偵」。
ますます円熟した筆で描かれたさまざまなタイプの物語。
8編という小ボリュームながら、いずれも巧緻な構成、
奇抜なアイディア、ホームズの活躍が満載。
これもまた「帰還」に比肩するほどの珠玉の短編集。
ただ、ホームズ物語はこの「最後の挨拶」で完結すべきだった。
有終の美を飾るにはこのラストがベストだったと思う。
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His Last Bow(1917年、英)。
ホームズ・シリーズ、短編集。ホームズが扱った最後の事件で、シリーズ中の異色作「最後の挨拶」など。
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苦手な短編集
作品によって読みやすいものそうでないものが分かれるなぁと思った。
ボール箱 瀕死の探偵 悪魔の足は分かりやすくて面白かった。
最後の挨拶は引退したホームズが突然現れあっという間に犯人を捕まえる。
スピーディな展開と引退しても衰えない所が良かった。
シリーズはあと叡智を読んだら読み終わるけどやっぱり最初の長編物が1番面白かったなぁと思う。
また翻訳の仕方によっても感じるものは変わるだろうから落ち着いたら二周目を読んでみたいと思う。
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これまでの短編に比べて、色々と手法を変えて飽きさせない工夫は見受けられるが、そこまでインパクトのある話は少なかった。その中でも時系列的に最後のエピソードと思われる最後の一遍はなかなか味わい深い作品だった。
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8つの短編集。「ボール箱」「悪魔の足」が良かった。シリーズとしてなお1冊余してるのに表題の「最後の挨拶」が含まれてるのかは、巻末の解説にある。2019.2.17
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初読。このなかでは『ブルース・パティントン設計書』『瀕死の探偵』『最後の挨拶』あたりがすき。『悪魔の足』ではワトスンが言っていた「特権」という言葉が改めて妙に気になった。ワトスンの誇らしい気持ちがよく分かると同時に、なんとなく歪な印象もある気がした。
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“「ロンドンの悪漢はまったくだらしがない」まるで獲物をうちもらした狩人のように不平たらたらである。「この窓からそとを見てみたまえ。ぼんやりと人影があらわれて、かすかに見えているかと思うと、たちまち厚い霧のなかへ姿をかくしてしまう。どろぼうや殺人者にしても、こういう日にこそ、虎がジャングルに出没するように、ロンドンを歩きまわれるものだぜ。いよいよ躍りかかるまでは誰にも見られないで、襲われて初めて被害者だけは知るというわけなんだ」
「こそどろならいくらも出没しているようだ」
と私がいうと、ホームズは鼻であしらって、
「この偉大にして暗黒の舞台は、そんなケチなもののためにあるのじゃないのさ。僕が犯罪者でないのを、社会は祝福すべきだよ」
「それはまったくだね」私は心から同意した。”[P.152_ブルース・パティントン設計書]
「ウィステリア荘」
「ボール箱」
「赤い輪」
「ブルース・パティントン設計書」
「瀕死の探偵」
「フランシス・カーファクス姫の失踪」
「悪魔の足」
「最後の挨拶」
「瀕死の探偵」が結構好き。
“「うむ、少し思うように展開してきたようだ。この様子じゃたしかに勝利はこっちのものだと、かたく信じるよ」
と急に陽気になって私の肩をポンとたたいた。
「僕はちょっと出てくるよ。ただ偵察だけさ。信頼する同志でしかも伝記記者がいっしょでなくちゃ、大事を行なう気は決してないよ。たぶん一時間か二時間で帰ってくるから、君は留守番をしていたまえ。退屈になったらフールスカップをひろげて、いかにして僕らが国家の危機を救ったかの物語りでも書きはじめるんだね」
ホームズはよほどのことでもなければ、はしたなく騒ぎたてる男でないのをよく知っているから、それがこう得意そうにはしゃぐのを見て私もうれしくなってきた。十一月の夜ながを。私はじりじりしながら彼の帰るのを待った。すると九時すぎになって、やっと彼から短い手紙が届いた。”[P.187_ブルース・パティントン設計書]
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再読。「ウィステリア荘」「ボール箱」「赤い輪」「ブルース・パティントン設計書」「瀕死の探偵」「フランシス・カーファクス姫の失踪」「悪魔の足」「最後の挨拶」