【感想・ネタバレ】あかねさす――新古今恋物語のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年08月03日

大学生の時に買った本を数年ぶりにもう一回読んでみた。

和歌から連想される現代の恋の物語。
昔の人はこんな想いを抱えていたんだなとか、その想いを歌にあらわせるのはすごいと思った。

学生みたいな純粋な恋から、大人のちょっとビターな恋愛まで、色々な“恋愛”の形が読める一冊。

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Posted by ブクログ 2022年08月15日

新古今和歌集をオマージュしたショートショートがあり、オリジナル?の短歌もくっついている、という体裁の本。
シンプルによかった。切り口も面白い。
なるほど、現代社会に訳すとこういうシチュエーションね、というショートショート、そして短歌。
異色だけれど一度でも恋をしたことがある人、そして百人一首にハマっ...続きを読むた人は響くものがあると思う。

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Posted by ブクログ 2014年01月10日

古典の美しさに気づいたのは、大学で女人源氏物語を読んでからだった。今も昔も人間の気持ちは変わらない。高校生のときに出逢えてたらよかったなと思う一冊。

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Posted by ブクログ 2013年11月30日

何話か共感しすぎてどうしようかと思った。悩んでも仕方ないのに悩んでいる姿とか、リアルなんだよね。単行本で持ってるんだけど解説が高橋久美子さんだったので購入。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

新古今和歌集に納められた短歌を元に出会い・別れ・恋・友情を綴った22篇。
甘くて、苦くて、せつなくて・・・刺さります。
昔から人の思いは変わらないのだと実感。

~おのづからいはぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる(西行法師)~

~きのふまで逢ふにしかえばと思ひしをけふは命の惜しくもあるか...続きを読むな(藤原頼忠)~

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月29日

新古今和歌集の和歌から生まれた現代の恋の短編集。
どの短編も切なくて苦い。
こんな思いを千年前の人もしていたのかと思うと、和歌がぐっと自分たちに引き寄せられて感じる。
わたしはもともと和歌や古典や歴史が好きだけど、そうではない人でも和歌をもっと身近に感じる事ができるんじゃないかと思います。
それぞれ...続きを読むの話は痛くて辛いものややるせないものが多いけど、短いからこそ、その後を想像させる余地が残っている。

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Posted by ブクログ 2024年03月09日

中学国語教科書に参考図書として掲載されていたので、読んでみた。うーん。恋愛小説はやっぱり得意じゃない。そんな私でもさらっと読めてしまう短編の数々は秀逸なのだろうとは思うが。巻末の解説を読んでピンと来た。そもそも私は高校時代、読み物として雨月物語など楽しんでいたが、古典の中の恋愛に共感したことがない(...続きを読む現代の恋愛小説と同様に)。その辺りの感性の差か。「恋愛小説は好きだけど、古典は難しい」と思っている人には十二分に楽しめるのではないだろうか。

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Posted by ブクログ 2020年05月23日

昔の和歌と小説と、それに現代版と。文化も言葉も、全部変わるのに人の気持ちだけは変わらないんだなって。何だかすごいね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月25日

あたしだけが立ち止まってて、あたしだけが取り残されてるって思うのは、あたしだけが間違ってるってことなんだろうか。新しい場所に行ったら、新しい人たちと楽しく過ごさなきゃいけないんだろうか。

今ならもっと別の話ができるのに、と佐恵子は思う。揺るがない完璧なものに見える日常が、ほんの些細なきっかけで崩れ...続きを読むてしまうことを、今の佐恵子は知っている。年齢を重ねたからといって、自覚も自信もその分勝手に身についていくわけではないことも。余裕があるように見せかけるのが上手くなるだけで、実際に余裕を持っているわけではないのだ。

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Posted by ブクログ 2016年08月05日

昔の短歌と加藤千恵のショートストーリーと加藤千恵の現代的な短歌とで構成された、小説。
全体的に共通しているのは、切なさ。
それは、片思いの相手だったり恋人だったり友情だったり物寂しさだったり別れた相手だったりもういなくなった人だったりモラトリアムだったり、様々。
いくつか前向きな話もあった。

何話...続きを読むか3人称みたいな話もあって、新鮮だった。
前半は経験した事のないような話でも主人公の心情に共感した部分もあったけど、後半になるにつれ同じような話が続くからかそういう気持ちは薄れていったな。
解説の高橋久美子は元チャットモンチーの人だろうか?

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Posted by ブクログ 2014年03月30日

新古今和歌集って、ちゃんと詠んだのは初めてかも。今も昔も、想う気持ちは同じなんだな。

もっと詠んでみたいなと思いました。

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Posted by ブクログ 2013年12月19日

古今和歌集を現代風にアレンジした本。寝る前、お風呂で読書に丁度いい。気に入った和歌はメモして記録してます。空気感が伝わってくる一冊。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

新古今和歌集からの22篇、それに寄り添う加藤千恵さんの22の恋のかたち。
恋することのときめきであったり、切なさや苦しさや痛みも含んだ、色とりどりの短編集だった。
各篇の最後に、呟くように載っている千恵さんの歌が、静かに浸透していくような。
恋をする人は、昔も今も変わらないのだ。
想いの伝え方やデー...続きを読むトの行き先が変わっただけで。
22篇の歌を読んで、千年もの時が経っているのに、変わらず「あぁ、そうだよね」って感じることは、とてもすごいことなんだと思った。
今、わたしが好きな本たちも、この本を含めて、未来で読まれていてほしいと思う。

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Posted by ブクログ 2013年11月01日

新古今和歌集の歌をもとに書いた短編集ときいて、ずっと興味を持っていました。文庫化されたので、やっと読めました。

今も昔も、出会いやわかれにいろんな思いをしていることが不思議で、一方で安心する。
いろんな人生や恋があるのだなあと、読みながら思いました。

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