【感想・ネタバレ】ドリトル先生アフリカゆきのレビュー

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新訳が出版されるというので旧訳を読んでみた。挿絵があって福岡が推薦する(朝日新聞紙上で)のも理解できる。子どもがこの本をいかに面白く読んだかということを理解するためにも教員養成系大学の学生も読んでみるがよい。

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2024年04月18日

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ネタバレ

子どもの頃、大好きで、全巻読みました。今回、再読しました。
やはり井伏鱒二さんの日本語訳が好きです。難しい文体でもないし、子どもたちにも、井伏鱒二訳を薦めたい。
人種差別的という評価がされていると大人になってから知り、ショックを受けていました。読んでいた当時はそんなこと思いもしていなかったから。編集部が最後に注意書きを書いてくれているので、そこを含めて読んでもらう必要はありますね。
今読むと、黒人の王子様の願いが白い顔になりたい、眠り姫に受け入れられたい、なんていう部分は私も受け入れられないですね…。

ただ、ストーリー、先生や動物たちの活き活きとしたキャラクターや、姿勢、問題解決へのアプローチの仕方などはとても好きです。

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2023年09月02日

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ドリトル先生は動物を愛していて、動物がしたいことをしっかりさせていた。そして、ドキドキハラハラする冒険がとっても面白かった。

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2023年06月02日

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ドリトル先生がポロネシアに教えてもらってドリトル先生の庭には動物がたくさんある日猿の依頼が来てアフリカに行くことにネギって船も貸してもらいました。そしてアフリカにつきました。アフリカの半分をおさめている王様に捕まったりしながら王様が収めていないもう半分の猿の国にわたりました

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2023年02月13日

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今まで読んでなかったことを後悔…。
なんと楽しい物語なのか。
大人でもクスッと笑えたりニヤッとしたりできる。そして井伏鱒二さんの訳の良さと、巻末の石井桃子さんのドリトル先生への愛! すごいなぁと感嘆しました。

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2023年01月16日

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すごく面白かった。
動物と話せたらどんなにいいだろう。そして、ドリトル先生の決して求めすぎない人柄にも魅力が詰まっている。続編を早く読みたい!

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2022年07月13日

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ネタバレ

最初は人間相手の医者だったが、オウムと話をしている時に他の動物の言葉も学習すれば話すことができることを知り、それから動物の医者になった。
ドリトル先生はたくさんの動物の治療をしたので世界中の動物たちに知れ渡ることになり、アフリカのサルたちがたくさん流行り病に侵されており助けを求められる。
そこからアフリカへ行きイギリスへ戻るまでの物語。
道中色々なことが起こりそれらを解決して前に進んでいく。
動物と話すことができるという時点でファンタジーであり、話の展開が面白い。
他の人が触れられている人種差別の問題はあるが、作者の生きた時代は自然とそういうものだったのだろうと思う。それらについて現代の子どもが嫌悪感を示すかどうかは分からないが、そういう時代がありまた世の中の認識が変化していったことに触れるきっかけとなってもいいと思う。

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2022年06月23日

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難しい小説を読もうとして、最後まで読みきれず終わる事がよくあります。
それならむしろ、こういうやさしい本から読書するのがよいと思いました。
短い時間で夢中になって読みおえました。

ドリトル先生の力で、世界中に蔓延する疫病なくしね欲しいです。

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2021年05月20日

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映画が公開されているというのを知り、昔大好きで沢山呼んでいたことを思い出し、本棚から引っ張り出しました。
読み始めるとあっというまに引き込まれて、読み終わっていました。先生と動物たちの会話、動物同士の会話、逃れられないお金の話。ファンタジーであり現実のような軽妙なお話が大好きです。
それぞれの登場人物(動物?)が良い味を出していて、濃すぎず薄すぎず、良いあんばいで面白く、すきです。

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2020年06月23日

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ドリトル先生シリーズの第1巻。おもしろーい!続きが読みたくなる。子どもの頃に読んでいたなら、もっと動物大好きになっていただろうな。やさしいドリトル先生に、かしこく勇敢な動物たち!

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2013年06月25日

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子供の頃に気になりながらも、結局、大人になった今まで読まずに過ごしてきた本、それがドリトル先生シリーズでした。
このたび、何の弾みか、きっかけか、ふとそのことを思い出し、気になり、「ドリトル先生ものがたり」全13冊セットを購入。楽しみながら、ゆっくり読んでいます。
まずは、シリーズ最初の「ドリトル先生アフリカいき」を読破。
ドリトル先生は、元々は人間のお医者さんだったこと。ドリトル先生は、最初から動物と話せていたわけでなく、オウムのポリネシアから動物語を習って、話せるようになったことなど、本を読むまで素朴だった疑問が、この歳になってやっと解けました。
日本語への翻訳が、井伏鱒二であったことにもビックリ。そして、氏による訳が素晴らしいことにも、感激しました。こうした素晴らしい日本語訳でなかったならば、こんなにも読み継がれていなかったのではないか・・・と思ったりしています。

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2012年06月02日

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私の読書人生のスタートはこの本。近所のエレクトーンの先生に貸してもらった。この本がなければ、読書好きになることもなく、今の自分もなかったかもしれない。

ポリネシアとスキマーがお気に入りでした。トートーも。

井伏鱒二の訳も味わい深いです。

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2011年10月16日

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ネタバレ

子どもの頃から知っているのに興味が持てなくて読めなかった名作、読んでみたら存外面白くてスラスラ読めた!
さすが長らく児童文学として名を馳せるだけあるなぁ。

ドリトル先生は元々人間の医者で、途中から動物のお医者さんになったとのこと。
全然知らなかった…。
しかも動物と会話ができる!?
面白い予感しかしない。
なぜアフリカに行くことになるのかも納得だし、アフリカに行くまでも波乱万丈だ。
冒険に次ぐ冒険で、目が離せなかった。
シリーズの他の巻もぜひ読んでみたい。

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2024年04月26日

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自分が小学生の頃、

ドリトル先生シリーズが好きで、

面白く読んだ記憶があり(ハードカバーのやつ)、

再読しました。

訳が井伏鱒二とは知らずビックリ。




面白かった記憶がある割に、

ストーリーを全く覚えていなくて、

新鮮な気持ちで読んだ。

ただ、ダブダブ、チーチー、ポリネシアといった動物の名前は記憶がありました。

子供にとって面白いものは、

大人にとっても面白いものもあるけど、

今の自分なら積極的には読まないかなぁ、と思いました。

想像力が逞しい子供の頃に読んだ方が面白かったと思う。

小学生の時には、

独特の挿絵、知らない動物(オカピとか当時は知名度無かったので)、外国の食べ物、昔の風俗、そういうものへの憧れもあり、

楽しく読んだと思います。

サラ・ドリトルのゴリラみの強さは謎。



あとがきというか解説にかなりページを割いてあり、

興味深く読みました。

ロフティングが作家では無かったということは初めて知りました。

言われてみれば、専業作家っぽく無い流れ(山があまりないというか)のような気はします。

原作は100年も前の作品だと思うと、

ロングセラーの力は感じます。

子供向けの冒険譚としては、

現代でも十分読めると思います。

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2023年04月15日

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名前は誰でも聞いたことがあるであろう名作をこの年になって読んでみるという試み第一弾。

決して子供用だから簡単、ではなく、見どころがたくさんある小説でした。私も動物語を話せたら…と思いながら読みました。

人種差別的表現については気になる部分もあったけど、時代の産物なので読み手がきちんと理解して読めば問題ないと思う。

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2023年03月18日

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「沼のほとりのパドルビー」に住む名医ドリトル先生は,オウムのポリネシアから動物語を習い,世界中の動物たちから敬愛されています.ある日アフリカのサルの国から,ひどい疫病が流行しているから救ってほしいという訴えを受けた先生は,犬のジップたちをひきつれて冒険の航海に出発します.ドリトル先生物語の第1作目.

「子どものころ、ドリトル先生のシリーズをわくわくしながら読んでいた。オウムのポリネシアに助けてもらいながら、いろいろな動物の言葉を勉強して、どんな動物とも話が出来るドリトル先生がとてもうらやましかった。世界中を旅しながら、たくさんの動物たちとの交流が、楽しくておもしろくてシリーズを読みました」(長女の小学校の指導補佐の先生のことば)

・このシリーズが書かれた時代背景から、アフリカや黒人への不適切な表現もあるが、それについては本書のあとがきの中に説明されている。子どもにすすめる前に読んでおくとよい。

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2023年01月23日

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動物と話ができる獣医。子どもにとってはなんと夢に溢れた世界だろう、と思う。

差別表現等の問題は、石井桃子さんが述べておられるように、作家自身、生きた時代や文化と無関係ではいられない、という、それだけの問題かと思う。
これが人種差別による白人至上主義を述べたい本であるのならともかく、作家が作りたかった世界はそんなものとは基本的に無関係な、子どものためのファンタジーでしかない。
現代の日本の価値観に照らせば、悪としか言いようがない記述や展開に、大人が嫌悪感を抱くのは仕方がないと思うが(読む自分自身が文化や時代と無関係でいられないのだから)、一方で、頭の柔らかい子どもたちの方が、その辺りを柔軟に処理しているような気がする。
善悪という観点ではなく、現実世界の良識や原則にあてはまらない全てを、ファンタジーとしてあるがままに受け入れるような、そんな柔軟な心で、作者の本当に描きたかった胸踊る作品世界を楽しんでいる。

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2022年02月19日

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ホームズの次は怪盗ルパン!と決めていたら1~3巻が貸出中のままになっているので方向転換。実家の子供本棚に1冊ずつだけあったムーミンとドリトル先生、10代の頃に全シリーズ読もうと思ったけれどムーミンはパパが海へいった辺りで、ドリトル先生は月から帰った辺りで?頓挫して、ムーミンはその後30代と40代で全編通しで読んでいますが先生はお月さまで止まったままになっていたのでこの機会に。覚えていたこと、読み出して思い出したこと、ぼんやりは知っていたけど改めて確認できたことなどをしみじみと味わいながらの読書体験はちょっと特別で、思った以上に楽しかったです。奥付を見たら原著が公表されたのが1920年で百年前とわかり、なおさらしみじみしました。現在は絶版になっているのか検索しても出てこない、巻ごとに色違いの格子模様になっている岩波のハードカバーで読んでいます。それにしても、不思議な両頭動物 Pushme-Pullyu には「オシツオサレツ」と意味を取った訳をつけ、 Dr. DoLittleの方は意味は取らずに音を取って「ドリトル先生」と訳した井伏鱒二さんは偉大です。なんとなくの記憶では日常生活のベースがあってから、さぁアフリカへ、という展開だったと思っていましたが一巻からいきなりアフリカへ行っていて驚きました。子供の時はふんふんそうなんだなとスイスイ読んだことどもが、半世紀生きて都市部から離島に移住してコロナ禍になった今になって読むと、平易な言葉で本質的なことが綴られていて静かに感動します。書かれたのが百年前位なので、ところどころに人種や階級やジェンダーなどの属性の扱われ方や表現でムムムと思う箇所もありつつ、今度こそ全シリーズを読破したいと思っています。楽しみです。

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2021年11月13日

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ネタバレ

初めてきちんと読みましたが、ドリトル先生すごい。
人間の病気を治すだけではなく、動物の病気を治すだけではなく、悪人を厚生もさせる。

今から100年近く書かれた本なので、人種差別とかもありますが、そういうことを抜いても、ドリトル先生の理想主義的現実対処能力のなさが、三国志の劉備玄徳みたいでいやだ。
動物が好きで、自分が引き取るというのなら、エサの心配をしなくてもいいように何らかの手立てをとらなくてはダメだろう。
「困ったなー。でも何とかなるよ」っていうのは、無責任というのです。

でもまあ、実際なんとかなってはいるんだけども。

動物たちも、ドリトル先生を助けることができるのなら、もっと早く手伝ってあげればいいのに。

自分たちが助かるために、黒人の王子の顔を白くする何て詐欺のような手口を使って脱獄しましたが、それでいいの?

など、突っ込みどころは満載ですが、誰からも嫌われない男、ドリトル先生。(この辺も劉備玄徳みたいだ)
とりあえず、シリーズ通して読もうと思います。

挿絵もロフティング。
これが、味があっていい絵なんです。

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2017年07月17日

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小学校の図書室の、ずらりと並んだ岩波の海外のお話したち。そこにあこがれて手にとっていたことをふわーっと思い出しながら、懐かしく読み返しました。

ほとんどのお話は覚えていなかったけど、今読むと、なんという、人の本質に迫った美しいお話だったんだろうと、でもマンガのように活き活きとして、読み出したら想像力が止まらない!

人というのは、金がないと、食べることも飲むこともできないのかね?

なんて聞いてくるサルたちには、どきっとさせられました。

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2017年04月09日

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ドリトル先生シリーズ、初めて読んだ。井伏鱒二氏が翻訳されていたというのも知りませんでした。
子供の心どころか大人の心もつかむ物語。ドリトル先生の、動物たちへの優しさがたまらない。

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2014年09月09日

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子供の頃夢中で集めており、ずっと後になって訳者の偉大さに気付き再読しました。
同じような方が沢山いらっしゃるみたいでちょっと嬉しいです。

ガラスの破片を使ってでもひげ剃りを欠かさない先生はまさしく英国紳士。
動物たちに対しても常にジェントルに接し、自分のことは二の次三の次。
だから動物たちも先生を信頼して協力を買って出てくれるんだろうなぁ…

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2012年11月21日

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ネタバレ

ドリトル先生シリーズの記念すべき第一作。
小学生の時に初めて読んだ時、動物語を話せるようになったドリトル先生と仲間の活躍が、こどもにとってはたまらなく楽しいものだった。
ジップの鼻のすごさと、バンポがかわいそうだなと思った記憶がある。

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2012年04月27日

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ネタバレ

生き物が大好きで生き物の気持ちがわかるドリトル先生は、ポリネシアの教えのままに動物語を覚え、人間を診察するお医者さんをすっぱり止めて、獣医さんになります。そして、サルのチーチーのいとこ達の住むアフリカで疫病が流行っている事を知り、動物たちと共にアフリカへ向かいます。

ドリトル先生は朴訥として全く欲がありません。ただ、動物が好き。そんな先生が大好きで側にいる動物達が皆個性的でとても可愛い。そしてオウムのポリネシアにはポリネシアの。アヒルのダブダブにはダブダブの。ぶたのガブガブにはガブガブの。犬のジップにはジップの。サルのチーチーにはチーチーの。オシツオサレツにはオシツオサレツの(笑)。それぞれの役目がきちんと描かれていて、楽しくて温かい。
途中、黒人の王子様が「顔を白くしてほしい」とドリトル先生を釈放するシーンがあり、マイケルJを思い出しましたけど;彼は白いお顔のままでいられたのでしょうか・・・(←かなり独り言)
ドクター・ドゥーリトルという原文をドリトル先生と訳された井伏鱒二氏の訳も品がありながら随所でくすっと笑わせてくれます。

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2012年03月20日

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小学生の頃、ドリトル先生シリーズの第二作目「ドリトル先生航海記」を祖父に買ってもらった。
一作目の方は従姉妹に。

というわけで、気になっていた一作目を購入(笑)
ドリトル先生が動物語を話せるようになった経緯が詳しく書いてあったので納得。
古いお話にはつきもののアフリカの先住民族の下りは「やっぱり人種差別っていうひといるよね?!」と妙におびえてしまい、落ち着いて読めなかった(笑)
大人の事情に振り回されて落ち着いて読めないってどうなんだろう。

とはいえ、お話にはしっかりしたストーリーがあり、たのしかった。
多分また読み返すよ。

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2011年08月19日

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子どもの頃、父親が買ってきてくれたので、実家には全巻揃っているのだが、実は2巻までしか読んでいなかった。この面白さがわかんなかったんだなぁ、勿体無い。長女の目の前で読んで「これは今の風花ちゃんには難しいけれど、大きくなってから読んだらいいよ。ふうちゃんが読んだときにこの本のお話がしたいから、おかあさん今から読んでおくね」と話している。…通じたかどうかはわかんないけど(笑)。(2008-02-02L)(2012-12-09L)

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2012年12月09日

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9歳の息子用に借りた本。息子はここ1年半くらいは漫画や流行りの本しか読まなくなっていたが、「面白いかも」と読み始め、あっという間に読んで続きも読みたいと言っていました。

原書は約100年前の出版、井伏鱒二さんが最初に翻訳したのが80年前。そんな昔の本を現代っ子が「面白い」と言うので、私も読んでみることに。

話は冒険ファンタジーで、子供向けの内容(もともと作者が自分の子供のために作ったお話)。でもキャラクターと文章が良くて最後まで飽きずに読めた。

あとがきを読むと、ドリトル先生は原書では「DR. DoLittle」で、井伏鱒二さんがドリトルと訳したとのこと。他の訳者が違う呼び方で訳したこともあるそうだが、結局ドリトル先生で定着。物語に出てくる架空の動物のオシツオサレツは、原書では「pushmi-pullyu」。そのままといえばそのままだけれど、うまいこと訳しているなぁと感心。物語はもちろん、きっと訳が素晴らしいから今でも面白いと言われる作品なんだろうと思った。

一部差別的な内容もあるが、当時差別が正当化されていたイギリスで育った作者が書いていると言うことを考えれば、嫌悪する内容ではなく、そう言う面も含めて子供が考えることのできる作品だと思う。

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2021年08月29日

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子どもの時に読んでなかったので、まとめて読んでみようかなと。でも何でスルーしてたのかな、当時はもっとファンタジーっぽいのが好きで、ナルニアとか指輪物語に忙しかったからかな。
この、シリーズ第1作は1920年にアメリカで刊行された。日本では石井桃子が井伏鱒二に翻訳を依頼し、昭和16年(1941年)に石井桃子が始めた出版社から出版されたが、戦後に岩波書店から全集として改めて出版された。という時代背景を知っておいた方が良いというのは、アフリカの王子バンポのエピソードにやっぱりちょっとギョッとしてしまうから。この岩波少年文庫版には1978年に石井桃子によるそうした時代背景についてのコメントが末尾に付記され、また、2002年に岩波書店編集部によるコメントがさらに追記されている。今年のBLMで映画「風と共に去りぬ」冒頭に注釈が付いたとか聞いたが、ドリトル先生も最初に記した方がいいのではないかとちょっと思った。子どもの方が無邪気に、残酷になれるのだから。
ドリトル先生がどうぶつの言葉がわかるって設定はとても素敵で、言葉もわからないのによく診察できるな獣医はって改めて思う。もちろん、素晴らしい獣医さんのお話もこれまたたくさんあるけど、みんな本当はドリトル先生みたいになりたいんだろうな。言葉がわかるから動物たちの信頼厚く、ドリトル先生の名前は世界中の動物界に知れ渡り、アフリカや大海原でもいろいろな動物が先生一行の苦難を救ってくれる。いちばん好きなエピソードは犬のジップが嗅ぎタバコのにおいから船乗りを発見するところ。東西南北の風の向きを辛抱強く待って、とうとう発見したとき、その栄誉を称えて褒賞されたとき、賢い犬の自尊心とそれを押し殺す感じが何とも「犬」らしいなと。

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

ドリトル先生の名前はあまりにも有名だけど、動物の言葉がわかるお医者さんだということ以外何も知らずにこの歳まで…。というわけで読んでみました。
訳のせいもあって、なんだかとっても懐かしい感じ。

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2016年07月29日

Posted by ブクログ

 動物と話の出来るドリトル先生は、サルたちを恐ろしい病気から救うため、仲間の動物たちとアフリカに向かって航海に出る。

 小学生の時に夢中になって読んだ作品を子供の読み聞かせとして再読しました。

 当時、動物が好きで動物と話せることにあこがれ、そのうえ冒険にも出るドリトル先生は夢のヒーローだったことを懐かしく思い出しました。

 井伏鱒二の訳も味わい深く、幼い子供たちも夢中で聞いていました。

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2016年05月15日

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