ゆったりとしたテンポで綴られる、ふたりの秘めた恋と暮らし。
絵本の編集者の桂一と、保育士の晃。
一見新婚夫婦のようなふたりだが、実は…。
彼らと、彼らをとりまく人々にスポットを当てたオムニバスシリーズですが、
続けて読んでいくとふたりの秘密が少しずつ明らかになっていきます。
映画のようなゆったりとした間と絶妙なコマづかい、
話者の関係性を巧みに切り取ったセリフ回しで
細やかに心情が伝わってくるので、
高価なお菓子のように少しずつ味わいたくなります。
美しいイラスト(表紙の色づかいも見どころ…!)、
桂一の愛すべきヘタレぶり、しっかり者の晃がふと見せる弱さ…
オススメポイントをあげたらきりがありません!
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Posted by ブクログ
完結か。
なんだか最後急激に終わったな。
お母さんがなぁ…。
ここまで最初から最後までお互いを想っているのを見るときょうだいだろうが止める気にはならないなぁと。
嘘をつき続ける事にはなるけれど、
知らない土地で同じ苗字の二人が暮らしていても誰も疑わないよね。
これで子供がほしいとかいいだしたらそれはダメだと言いたくなるけど。(また親に振り回される子供が増えるだけよね)
意外と近所の子無しの老夫婦とかきょうだいだったりするかもしれないよね、と。
これ以上深掘りもできないし、
友達も職場も親も 大賛成 となったらリアリティにかけて白けるだろうからこれくらい曖昧な感じでよかったと思う。
最後に一線を超えたのは二人なりの一緒に罪を抱えて生きていく覚悟みたいなもんだよね。
変にラブラブしすぎてなくてよい。
紆余曲折あったけど
法的には許されなくても、一緒に生きていきたいなら仕方ないんじゃないかなぁ?
最終的には気持ちを確認しあって、同じ方向を向いて生きていくと決めることができて良かった…と思わせるラストでした
4年間お疲れ様でした
物語のはじまりと終わりがとても自然につながりました
ふたりのそれぞれの心の葛藤と思いやりが感じられ良かったです
でもめがねなしでの移動、自分ならできないなぁ
まさか
ここで完結とは思わなかった。救いがない状況が息苦しくて、どう答えを見つけるのかと思ってたら、何だかあっという間に終わってしまって......
結局出せない答えが幾つも残ってしまった感があるなぁ。
この手の話で完全ハッピーエンドはあり得ないんだけど、モヤモヤがかなり残ってしまった。