【感想・ネタバレ】シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップのレビュー

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Posted by ブクログ

この本では、著書のリーダーシップをめぐる旅について、シンクロニシティを鍵として書かれている。
恐らく、賛否両論となる本だと思う。哲学や社会学のバックグラウンドがあったため、私はスイスイ読めたが、こうした分野に馴染みがないと、とっつきづらいかもしれない。決して読みやすい本でも、リーダーシップについてのノウハウが書かれたお手軽な本でも、ない。
特に世界的に分断が進む今だからこそ、多くの方に読んでもらいたい。

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2020年12月26日

Posted by ブクログ

物事をなそうとするとき、不思議と色々なことが同時に起き、また様々な人々との出会いや協力が起きることがあります。その不思議な力を信じることで、自分の内なる声に従うことで、強力な力を発揮する方法について書かれています。リーダーシップに対しての世間の見方とは違う側面を知ることができます。そのシンクロニシティという考え方が、著者にどのような影響を与えたのか。初めから満帆に進んだわけではなく、紆余曲折を潜り抜けた先の成功ではありますが、根底にその考え方が揺ぎ無くあったことが、読んだ人間にとって励みになると思います。
理屈で理解しにくい部分も多いのですが、著者の伝記という形で読むことで、自身の人生の中でどうようのデジャブが起こったときに対応するべきことのヒントが得られると思います。

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2020年03月12日

Posted by ブクログ

この本は良書です。でも、合理的に考えるとよくわからない本なので、頭で考えるのではなく感じることが重要だと思います。リーダーシップの「あるべき(Being)」を考える上では非常に参考になる書籍です。

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2017年12月15日

Posted by ブクログ

説明するのが難しい。

この本に出会ったとしか言いようがない。

すべては繋がっているということ。
サーバントリーダーシップというものへの確信。

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2015年12月23日

Posted by ブクログ

著者の自伝。弁護士から、アメリカでリーダーシッププログラムを開発、運営するストーリー。
様々な場面でおこるシンクロニシティを描く。とても読みやすしし、勇気をもらえる話ばかり。何度でも読み返したい。金井先生のレビューも熱い。

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2015年01月12日

Posted by ブクログ

自分Labo課題図書。
シナリオプランニングとダイアローグの繋がりが少しクリアになった。基本、強い意思とストーカー並の行動力が自分も世の中も変えるんだっていう内容です。

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2013年05月31日

Posted by ブクログ

著者の自伝形式で進む。
「How to」型のリーダーシップ本ではなく
リーダーとしての「あり方」と伝える型でとてもよかった。
特にパート3から展開される「英雄の旅」は走り始めた躍動感を伝えるストーリーで面白かったが、ちょうどその章くらいから抽象度の高い表現が増えてくるので何度も読み返す必要があるかもしれない。
サーバント・リーダーシップを包括的に捉えたようなあり方にすごく共感!

サーバント・リーダーシップを包括的に捉えたようなあり方にはすごく共感できる。

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2015年02月13日

Posted by ブクログ

「なんとなくは理解できる」というのが今の感想です。

私にはまだしっくりこない部分があるというか、理解できない未熟さがあるのだと思いました。

手にとった理由は、ピーター・センゲ氏による序文、金井壽宏氏による解説である点です。
センゲ氏にいたっては、「リーダーシップを本気で学ぼうとしている人が読むべきものはただ一冊、ロバート・K・グリーンリーフの『サーバントリーダーシップ』だけだと述べてきた」にこの一冊を加えているのだから、尚更読まずにはいられなかったのです。

内容はオカルト、とまでは言わないまでも、精神的な記述・エピソードも含まれており、また自伝的な物語になっていますが、「How to」的なリーダーシップ本に懐疑的な私にとっては、“この方面”への導入として、非常によい読書経験となりました。

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2015年01月25日

Posted by ブクログ

リーダーシップを学び、自分のものとして培いたい、と
思って読んだ本。ビジネス書というか、著者の自伝本といった印象。


弁護士としてのキャリアを中心に、人生を猛進した著者。
しかし、壮年になってからの離婚をきっかけに、
その人生とキャリアは一変します。

そもそも、著者の原動力というか、その核となる出来事は
同じく弁護士である父の仕事である、と思います。
著者は、その父の仕事を垣間見たことで、強烈な思いを抱きます。
「なぜ、人は、同じ人に対して、極めて残酷になれるのか?
二度と悲惨な出来事を起こしてはいけない。
そのために、人はリーダーシップを学び、発揮しなければならない」
原文ママではありませんが、上記の著者の思いが
リーダーシップに関わったきっかけとなります。

アメリカンリーダーシップフォーラムの立ち上げに
奔走する著者は、そこでの実務的な内容はあまり記していません。
どちらかと言うと、そこで感じた事や、思った事を中心に
この著書にまとめています。
また、リーダーシップについて多く述べてもいません。

何を述べているかというと、著書のタイトルでもある
「シンクロニシティ」です。また、これが著者における
リーダーシップに対する切り口になっていると思います。
私が感じた、著者におけるリーダーシップとは
人を導く能力ではなくて、人と出会って繋がり、
ともに協同していく能力だと思います。

シンクロニシティという切り口から、
リーダーシップ論を述べるのは、順番としては
非常に自然だと思います。
自分がリーダーであるには、まず、協力してくれる誰かが
いなければならないからです。

どうすれば、自分にとって大切な人と出会えるのか?
どうすれば、大切な人だと感じたり、分かったり出来るのか?
そのために、自分をどうすれば良いのか?
もとい、自分はどうあれば良いのか?

リーダーはあり方が重要である、という観点が強く、
人がどう行動するべきか? というより、
行動する人はどうあるべきか? というのも
この本の要素だと思います。
つまり、シンクロニシティを得るためには、
どういう存在であれば良いのか? という問いにつながります。

そんな自問自答を続けたのが、この著書だと思います。
リーダーシップとか、ビジネスとか、というのは
その結果に過ぎないようで、本文にもあまり出てきません。
オコジョと私はつながった! 同じ宇宙にあるんだ!
と述べる著者が微笑ましくも、そのシンクロニシティの
実際と可能性に突き進む姿勢が勇ましく感じられます。


長々と書いてしまいましたが、私が著者で最も勉強になったのは
自らのあり方を自問自答し続けること、
そのために、自分を取り巻く周囲や環境、世界に対して
常に目を開いていることです。
そして、それらに絶望せず、希望をもって臨むこと。

自分の可能性は自分で生かす。主体的に生きること。
自分に責任を持つこと。そういうあり方をしていれば
世界が開かれていると感じ、次第に周囲と協同できる、
ということです。

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2013年08月09日

Posted by ブクログ

毎日毎日、自分は一体、何をやってるんだろうか、
せっかく生まれてきたからには、自分にしかできない何かを
成し遂げたい、時々そういう気分になるときがある。

たいていの場合、目の前のことを一生懸命やってやり過ごすか、
あるいは少し手を止めて考えても、すぐに考える暇もなくなるほど
忙しくなるか、そうやってちゃんと考える時間はなかなかできない。

この本は、そういう人には痛烈だ。

作者は、突然使命感を持って、それを天命だと信じて、
未知の世界に飛び込むと、なぜか良い出会いに恵まれて、
いろいろ勉強しながら大成功する。
で、本当のリーダーとは、人知を超えた意思と通じ合って、
その意思を実現しようと一心に、機敏に動くことによって、
大きな変化を起こすことができる、と結論付ける。

でも実はこの人、

父は米国で1、2を争う法廷弁護士、
本人も若くして法律事務所を開いて大成功、
その傍らで、石油会社を起業、競走馬の飼育事業も成功、
挙句の果てにはラスベガスでちょっと遊んだら大勝ち、
(この勝ち金は最後にはすったみたいだが)
という具合で、

もともと強運やん!

…と思ってしまうと何も学べない。
作者のモテモテの話などにも我慢して、最後まで読みきると、

そんな一時的な成功も全て、この人を成長させるためのもので、
最後には、自己の意思よりも、世界の意思の方がずっと強力で、
過去から未来に渡って継続的なものであり、
その流れを知って動く方がはるかに良いでしょ、と悟ることになる。

最後に作者が知るのは、偶然というにはできすぎている、
世の中の巡り合わせの妙。これには結構感動。

ひとつ残念なのが、監訳者の解説。
読み方は人それぞれ、今のこの人にはきっとそれが正しいのだろうが、
どちらかというと、意志の力で成功する、という本だという捉え方で、
そういう本だったら私には響かなかった。

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2013年05月17日

Posted by ブクログ

リーダーシップの本ではあるが平易に表現している訳ではなく読書慣れしていないと難しく感じた。
古典や哲学書の読書量を増やして再チャレンジしたい。

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2021年10月13日

Posted by ブクログ

ちょっと難解。精読というレベルでは読み切れなかった。
自分の身の回りに起こった出来事や聞いたことをどう解釈するか。自分の取った行動が後に誰(あるいは自身)に対しどのように影響したかについて意味付けできるか。一見取るに足らないようなことでも「人生における暗示・示唆」と運命的なものとして捉えられるかどうか。
これらの姿勢や考え方がなければ、おそらく「シンクロニシティ」の概念は生まれなかっただろうと思う。
著者は様々な体験から、この世界を秩序だてている原理は「つながり合い」であり、リーダーシップを語る上で欠かせないものであることに気付く。
そこから自らの果たすべき使命を見出し、一心に邁進することにより、その思いが相手に伝わり、さらに別の人にも波及していく…つい先日読み終えたばかりの「仕事は楽しいかね」と合わせて、“巡り合わせ”について考えさせられる内容だった。

※ついでに書いておくと、「仕事は〜」にはこんな言葉も書かれている。「僕たちは失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ」
「宇宙というつながり合う世界に足を踏み入れようと思うなら、人生の流れに身を委ねる」という、本書に書かれている内容と重なっているのもSynchronicity…なのでしょうか^^;

こういう内容はストーリーをもって語られるべきもので、リーダーシップ論のような体裁だとたぶん読者には伝わらないだろう。
何せ内容が哲学的かつスピリチュアルな要素を多分に含んでいるので…

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2019年01月07日

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