【感想・ネタバレ】いいエリート、わるいエリートのレビュー

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Posted by ブクログ

いいエリート、わるいエリート。山口真由先生の著書。東京大学法学部を主席で卒業し、財務省に入り、弁護士に転職され、その後はアメリカのハーバード大学に留学されたという文字通りのエリート。かといって能力や学歴、経歴を鼻にかけて上から目線で自慢するわけではなく、淡々とご自身のこれまでの経験をまとめていらっしゃる印象。本当のエリートは山口真由先生のように謙虚でしなやかな人なのでしょうね。山口真由先生はまだお若いし、今後どのように活躍されていくのか楽しみです。

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2018年06月16日

Posted by ブクログ

2023.04.25
書名やテレビでみる著者から毛嫌いするのはもったいない一冊。
書名ほど明確に「いいエリート」「わるいエリート」が説明されてはいない。
しかし、エリートの集う世界で生きてきた筆者だからこそ書ける「世界」について知ることができることは評価したい。
筆者の自分自身についての記述が「イタイ」と感じる読者もいるだろう。
しかし、これは筆者自身も「イタイ」ことを自覚しているのではないかと推察する。
日本の「エリート叩き」の問題についての指摘はもっともだと同感した。
読みやすいテーマだし、考えさせられる一冊でもある。

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2023年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東大主席、官僚生活、弁護士生活の描写にリアリティがあった。歳をとって引退した方のは古い情報が多いし。面白く感じた。ただ挫折経験は一般に比べて少ないなあと思う。外務省と財務省の内定二つ貰えず泣いたなどは、一つ受かればいい人が多いし、プライドを考えなければ何も失ってないわけで。恋愛の描写をみても本当に負けず嫌いで努力家なんだなあと。

それにしても
東大⇒財務省(二年?)⇒司法修習⇒四大弁護士事務所⇒ハーバード⇒?

この方は次はどんなエリート街道を進むのだろうか?外資?までコンプリートしたら経歴的には華麗だけど、深くひとつのことをやるよりも、変化を求める人なんだなあと思う。

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2015年10月20日

Posted by ブクログ

元財務省官僚今はテレビタレントの山口真由の自伝。

彼女が努力家でマジメであるが故に、融通が利かず生きづらいことがよくわかった。

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2019年05月10日

Posted by ブクログ

山口真由さんは札幌出身で、東大法学部を首席で卒業した超エリート。札幌出身ということで親近感がある。そんな彼女が「自分は1番にこだわってきた」という。もちろん、首席卒業も狙った結果だ。彼女が一番に拘るのは何故か? それは最後に書かれている。「この”意志の力”。それを分けるのは、覚悟とか執着心とか、そういう類の湿った感情ではないかと思います。そして、その感情というのは、実は、負のエネルギーから生まれているのではないかと思うのです」「私を前に進めるエネルギーのみなもとは、コンプレックスだと思うのです」「私自身は向上心を信仰しています。誰もが生涯に何か一つの価値を見つけて、それに自分を賭けるとしたら、自分にとってはそれが向上心なのだろうと思います。背伸びと向上心を信じて、自分を賭けてみることができると思います」と。

ボクが大学を卒業して三重県に来た時、自分が知っている文化と異なっていて戸惑った思い出がある。北海道の人は、どちらかというと合理的考え方で、かつ、就職先が先生や公務員が多い地域なので、ビジネス的発想ではなく、社会主義的な発想なのではないかと思う。彼女も北海道出身なので、そんなところがあったのではないか? 学生時代に、「ちゃんと勉強しないとダメだよ」「勉強をするのが当たり前」と教えられてきた人が、徐々に「何のために勉強をするのか?」ということを問うように変化してきたのだろう。自分にも重なる部分がある。だから、共感を持てる。自分は背伸びをすることを辞めてしまった。自分はそこで勝負できないと思ったから。彼女はまだまだ、努力で今日よりは明日、明日よりは明後日を信じていくのだろう。

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2018年06月17日

Posted by ブクログ

題名と内容が全く合っていないが、「最優秀な」東大生の思考経路がわかって面白かった。東大首席という肩書しか自分にはないのかという著者の苦悩も感じられた。

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2015年10月15日

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