感情タグBEST3
Posted by ブクログ
男同士だからこその意地とか純情とか、
途中からふたりのそれぞれの気持ちを思うとポロポロ泣けてきました。
いい加減なようでいて、いつも葵を大切にしている鷹彦。
「誰が、(女の)代わりになんか抱くかよ」!!
まだお互いの恋情をさらしていない出征前夜のこの鷹彦のひと言に萌えました。
映画を観る葵の涙に、彼らの若いころからのいろいろな思い出が
一緒に蘇るように涙がこぼれました。
読み応えありました。
さすがウノハナ先生!!
先生推しで読みました。時代は苦手な敗戦直後の日本。出兵した人たちが続々と帰国してくるが、想い人は帰ってこない。それでも3年ボロボロのバラック小屋で待ち続ける。唯一の生活の糧として英語を使い仕事をする。そんなある日、突然ヘラヘラ笑いながら彼が現れる。止まっていた時間が動き出す。
まるで映画を観た後のような読後感。漫画だけど、まるで動きがあるような感覚。先生の作品は感情を揺さぶられて仕方ない。
傲慢で身勝手でクズの典型なのに心は離れない。そんな葛藤が凄く伝わって切なくて切なくて。クズの方もほんとは溺愛しているのに素直になれず。
これからもいろいろあるのだろうけど、それも幸せなんだとしみじみ思う。大人のお話。
涙なしでは見られない。
やっぱり時代的にも同性愛を隠さないとって気持ちがあったのか、鷹さんは葵くんを誰よりもどんなことよりも大切に想ってるのに中々素直になれなずに好きでもない女の人を抱いて気を紛らわせる姿がただただ切ないです…。それを見て不安を抱く葵くんを見るのも辛い…。でも鷹さんが戦争に行くことをきっかけに、「もう会えないかもしれない」って思いからお互い素直に自分の気持ちだけで向き合った瞬間はほんとに涙が止まらないです。
銀座ネオンの光に包まれて幸せになって下さい(;_;)
戦後のムードあるストーリーでした。大好きな
作者さんです。
葵の待ち人鷹彦はお金や女にだらし無い
なかなかのクズっぷり。
でも葵がぽいッと出来ないのがわかる様な
人を寄せ付ける魅力がある様に思いました。
大阪に戦友の遺品を届ける所は男らしさを
感じましたね。
はぁ〜……
素敵 本当に素敵 色気がたまらない エッチのシーンも エロでは無く 色気
街の灯り 部屋の 電球の灯り それらが
濃い色気を演出している
何度も読み返している
読みたいと思った時の 自身のメンタルによってとらえ方が違う それがまた魅力
何度読み返しても 飽きない
匿名
感動した!
作家さん買いです。本当に、外れがないですね。こちらの、お話もとても良かったです!
受けが健気で・・・同じ所で何年も待って。
攻めの明るいキャラと、受けの相性がばったり。戦後の話だったけど、切なさもあり、また2人が再会してハッピーエンドで良かった。
時代もの
出征前、一夜限り身を重ねた鷹彦と葵
終戦から3年経ち、帰ってこない鷹彦を諦めかけた葵の前に突然鷹彦が現れた
音信不通だった鷹彦を責め立てたけど再会の喜びは大きかった
でも鷹彦は再び葵と身を重ねようとはしない
そして相変わらず昔のように遊び回る日々
と、ここまで書いたら鷹彦がだいぶグズ…
でも実際言動とか結構酷いこと言ってるんだよね
振り回される葵が可哀想
でも最後は葵の為に自分を変え嫉妬も独占欲も爆発させてしまう可愛い鷹彦です!
Posted by ブクログ
戦後のお話ですが戦前から続く2人の関係が描かれていて、ボリュームたっぷりでした!ドラマがあって映画のようです。攻めの生死がわからないまま、3年も待ち続けた受けは辛かっただろうなぁ。攻めはどうしようもない男だけど、男気があって小粋でカッコよかったです。
うまい!
まとめ方が上手いし、登場人物みな魅力的。
戦後の話は暗い話が多く嫌いだけど、これは違う。
確かに明るい話ばかりではないけど、根底に愛があるからなのかとても落ち着いていて、読みすすめていくうちに話に入り込んでしまう。
名作だ。
Posted by ブクログ
時代背景は戦後。ウノハナ先生らしい丁寧なストーリー展開。葵と鷹彦の心情とか、時代の流れとか、全てが相まって感動的な作品。クライマックスシーンは思わず涙があふれるほど。
Posted by ブクログ
限りなく5にちかい星4
すごくいいお話だったぁぁ。
泣きはしなかったけど感動もの
久しぶりに会えたのに殴っちゃったり突き放してしまう
うまく甘えられない葵のもどかしい心情がよく描かれてた
昭和初期に生きていないけれど、あの時どこかの片隅でこんな二人がいたんじゃないかな、
なんて思わせてくれる素敵な作品でした
BL界において愚問とされている発情後すぐの本番行為についてですが
江戸の頃の男同士の行為については調べたことがあったけど戦後あたりはどんなかんじだったんだろう
(男娼文化は残っていたらしいので一般的な知識として洗浄など知っていたのかな?)
ちなみにゴムは1934年誕生らしいのでまだ一般的ではなかったかな
BLはファンタジーとわかっているけれど、それを忘れさせてくれるようなリアリティがありました
Posted by ブクログ
▼あらすじ
昭和23年、東京・銀座--。
東京の片隅で、葵は戦争から戻らない幼馴染を待っていた。
それは出征の前夜、ただ一度だけ身体を重ねた男(ひと)でもあり…。
ところがその鷹彦が突然目の前に現れて…!!
相変わらずのワガママさで葵をあきれさせるが、人を引きつける力も昔と同じ。
そして役者になるという夢に向かって少しずつ変わろうとする鷹彦に、葵は秘めていた恋心を止められず…。
痛くても、苦しくてもお前とともに生きたい--お前は俺を照らす光、俺の生きる理由だから。
***
舞台は戦後という事で、昭和のレトロ感、ノスタルジックな雰囲気満載で、
あの時代が好きな自分にとっては堪らない一冊でした…。
しかも嬉しい事に、なかなかのボリューム。
肝心な内容も、流石ウノハナ先生というか…『犬と欠け月』が良かったので今回も期待はしていたのですが、その予想を遙に上回る面白さ。
読み辛さなどは全くなく、するすると内容が頭に入って来て、登場人物の心情がダイレクトに伝わって来る…そんな内容でした。
エロの配分も多過ぎず少な過ぎず丁度良かったです。
どのえっちシーンも良かったのですが、特に良かったのはやっぱり戦争に行く前のやつですかね…!焦燥感に駆られながらの切ないえっちシーンに思わず胸がきゅうっと締め付けられました。
“もう待ちたくない”
“何が何でも帰りたかった
またあの銀座のネオンの洪水を浴びて朝まで遊び歩くんだ
お前を連れて 堂々と”
台詞でグッと来たのはこの二つですかね。
素直になれない二人だからこそ、本心を吐露するシーンは感動ものでした…!
作者さん曰く昭和のメロドラマを目指したとの事ですがまさにそんな感じで、一本のドラマを見たような後読感。
物凄く切ない!泣ける!っていう訳ではないけれど、雰囲気は十分あるし、ラストも爽やかハッピーエンドで、読んで良かったと思える作品でした。
個人的には葵に密かに片思いしていたウォルター中尉がお気に入り(寧ろこっちの方が好き)なので、彼が幸せになるお話も是非読んでみたいですね。脇役にしておくには勿体無い!
Posted by ブクログ
昭和初期戦争前後の話。
っていっても、そこまで悲壮な感じはなくどっちかというと明るめで未来は明るい的な感じかな~(最終的に)
サクサク読めてちょっとニマニマ
昭和臭がいい感じに出てました!
現代物がほとんどの中、新鮮でしたね。
Posted by ブクログ
まさに王道な昭和のメロドラマでした~!レトロな雰囲気がたっぷりで、戦前戦後の有象無象とした世の中の様子がうまく描かれています。
…かなり美化されてるけど、そこはBLでありメロドラマなので、これくらいの夢とロマンが入っていてもいいなと思いました。
金持ちの放蕩息子を絵に描いたような鷹彦と、マジメで英語の勉強が好きで敗戦後は進駐軍の通訳をしている葵。
葵は終戦になっても復員してこない鷹彦を3年もの間待ち続けていて、とても健気な性格です。だけど、再会シーンではいきなりのパンチ!で気の強さも見せつけてくれましたね~
安堵して、でも腹立たしくて…という再会時の葵の複雑な気持ちがすごく伝わってきました!
鷹彦はちゃらんぽらんな性格に見えて、実はとても大切に思っている葵のためにあれこれ頑張ってるんだけど、素直じゃないせいで真意が伝わりにくい損な男です…
ウォルターもいい役どころで好感度高かったです。ステキでした。新しい恋を見つけて欲しい人第一位!
戦後の日本の前向きな明るさの象徴のように、銀幕スターを目指す鷹彦に眩しさを感じました。まあすべては葵のためなんでしょうけどね…w
トップスターになった鷹彦と、一歩後ろを歩いて陰で夫を支える昭和な妻の葵とのラブラブな生活をもっと見てみたいです。
分厚くて読み応えがありました。
エロ的には、葵がものすごく健気だった鷹彦出征前の初夜がよかったです…切なかった!
鷹彦さんも良かったんですが、
個人的に、葵がウォルター中尉とどうこうなるストーリーでもおもしろかったんでないかな~
なんて思ってしまいました。進駐軍の偉いさんとその通訳との秘密の逢瀬。勝手にグ腐腐の笑みが…(^^)
作者買いですが
作者買いですが、どうも今回はハマりきれませんでした。時代設定が戦後とは言え暗い部分は余りなかったのに…どうせならやはり楽しくBLを楽しみたい!
表題作丸々213頁、読み応えはあり、エロもそこそこありです。
Posted by ブクログ
気が強く凛としている葵を、唯一苛立たせ、感情が爆発してしまう相手・鷹彦。クールビューティ意外に喧嘩っ早い(笑)
互いに理解し合っているのに表現するのが下手な2人のたぐりたぐりしているのが微笑ましく。
ウノハナさんはクールビューティ描かせたら上手いよなあ。