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良いなぁ。
料理も良いし、話も良いし、お酒も良い。けど、ちょっと文句言わしてもらったら、高知のお酒が、酔鯨しか出てこん。私は、好きじゃないし、もっと美味しいお酒が有る。(蛇足だけど)
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このシリーズ大好き。この頃、趣味の食べることと読書が一緒になって、気がつけば、食べ物が絡んだ話しを読むことが多くなった。
この物語は、人探しじゃなく、以前、食べた一皿から、人との繋がりを紐解く話。ほっこりする。
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今回もとっても良かった。
毎度ながら、はじめて店を訪れた時に出る料理が本当に美味しそう。最高に美味しそうな料理がちょっとずつ盛り付けられていて、おまけにお酒まで。あぁ、私は、探してほしい食はないけど、この料理が食べたくて仕方ない。
前回、このシリーズを読んだ後に、百貨店のお惣菜屋さんで、高級お惣菜を買って、こわけに盛り付けられるお皿まで買って、雰囲気を味わってみた。出来立てじゃない分、残念だが、気分は鴨川食堂(笑)。
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京都、東本願寺近く
モルタル造りの看板もない“鴨川食堂”
料理雑誌『料理春秋』に掲載される
“食、捜します”の一行広告を頼りに
縁あってたどり着いた客たち
流とこいし父娘の手で探し出された食は
豪華とは縁遠い普段の食卓に上る料理たち
でもその料理たちは
思い出の人々と繫がり
想いが込められた替わるものがない
ただ一つの大切な味
食を探してもらった客たちのこれから
それを想像しながら
私もお相伴をさせてもらったような
ほっこりと温かい物語でした
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親心が分からない女、女性を裏切るような行為をする男など、腹立つなと思う登場人物が多かったけど、前者は自分の痛いところをつかれているのだろう。
「二十四節気を編み出した日本の文化」とあったけど、二十四節気は中国由来かと思ってた。
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相変わらず、読むだけで美味しい気分が味わえる本です。食探し・再現についての面白さもさることながら、この食堂で出てくるおまかせ料理が本当に美味しそう。
食を探してほしいという依頼主の食は、ごく普通の料理ばかり。
しかし、その普通の料理の中に、育った地域だったり、好物が入っていたり、ダシが違ったり。いろんな思いが込められ、色んなドラマが含まれているんです。
ごちそうさまでした!と言いたくなる本です。
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今回も難儀な問題ばかり。仕事は食を探すこと。それ以上のことは、当人にお任せ。そんな感じが強く感じられた巻だった。
どのお話もその人ならではの思い出があって、事情で自分では探せなくて。カレーライスに出てくるお父さんは頑張っているなぁ。娘さん、この後はどうするんだろ・・
流さんとこいしちゃんのお仕事、すごいなぁといつも思う。どれも自分も食べてみたいお料理ばかり!
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モルタル造りのしもた屋、初めての客にはおまかせ、美味しい食事、写真の貼られた細長い廊下、こいしの面談、あんじょうお聞きしたんか、ひるね、料理の種明かし、仏壇の掬子。水戸黄門のようなお決まりの展開だが、面白い。
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毎度毎度、心が温かくなって、優しい気持ちになれるアンソロジー。
流とこいしのやわらかい京都弁と、文章だけでも美味しさが伝わってくる料理の描写、依頼人たちのそれぞれの人生と、見どころ満載でどの話も楽しかった。
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愛すべきマンネリと予定調和が安心できます。
季節感のある依頼前の料理と人情味溢れる謎解き、探す料理に込められた意外なひと工夫。
軽く読める短編集なので、寝る前のリラックスタイムに最適です。
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鴨川食堂、第3弾。
連続ドラマ化記念の、文庫書き下ろしだそう。
個人的に、ドラマはイマイチでしたが、ほとぼりが冷めた今、ドラマのテンポに引きずられずに素直に本に入り込めるようになりました。
一つだけ残ったのは、やはり、鴨川流の配役は良かったなあ、ということ。
台詞の部分を読むと、声も姿も浮かんできます。
最初に読んだ時は、探偵事務所という割に、推理の段階を経ずに謎明かしなんだなあ、と物足りなく思ったのですが、娘・こいしが依頼人から話を聞き、父・流が食を探す、というパターンがすっかりおなじみになりました。
普通のミステリだと、話を又聞きして解決する流さんは「安楽椅子探偵」ということになるけれど、安楽椅子どころか、ここから「足で探す」旅に出るのだから、その真逆ぶりが面白い。
元刑事なんだな~とあらためて気づかされる。
いわば、こいしが「現場検証」、流が「現場聞き込み調査」というところでしょうか。
こいしが年齢と職業の割には食の知識など穴だらけで、感情は態度や言葉に出てしまうし、しかし、それでこその思いつきの発言が、依頼人から重要なキーワードを引き出すことにもなっている。
父・娘の名コンビですねえ~
浩さんの存在が、今回ちらっと名前が出ただけにとどまったのが良かったかな。
個人的に、まだまだ娘を手放したくない流さんと、ファザコン・こいしの関係にほのぼのしてきたので。
『かけ蕎麦』
梨園を継がず、ダンサーになった息子に、父が食べさせたかけ蕎麦の意味とは。
『カレーライス』
娘の長い留守に孫を預かっている初老の男性。
娘が結婚前日に作ってくれたカレーライスを孫に食べさせたいという。
どんなことがあっても、自分だったら娘を信じる、という流さん。
『焼きそば』
「カレーライス」と同じ、「人間に一流も二流もない」というテーマも含むのか。
由美子さんの激情はちょっと怖い。
「食は探しても人は探さない」と言っていたおとうちゃんだが…
『餃子』
なみだ餃子。
二股男はこの後どうするのかな…
『オムライス』
友だちのお母さんの心づくしが…
仲直りできるといいですね。
『コロッケ』
母一人で育てられて…
仕事で家にいない母と、冷たいご飯の日々に子供だった幸(みゆき)は…
素材と、完成形。
おかずは温かいごはんに包まれてこそ。
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「鴨川食堂」書き下ろし。
初めてのお客様におまかせを流さんが作り、食を探すお客様からこいしちゃんが話を聞き。
食とともに、記憶を辿り、人生に区切りをつけたり、うしろをゆっくり振り返ったり、前を向いたりする。
おうちご飯でも外食でも、いいことも悪いことも、自分の短い人生を振り返ってみても、どちらもある。
だからこそ味は記憶に、舌に残るんだろうと思う。
ドラマとは違って、金沢の話は出てこなかったけども(笑)
ドラマも欠かさず観た人としては、こいしちゃんと浩さんとの恋路も少し知りたかったかな。
本筋とずれてしまうけれども(笑)
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ホッとする本。食べ物で、推理もあって、親子仲良くて、1つ1つがハッピーに終わる物語って本当にホッとする。そして相変わらずお腹が空くしお酒も飲みたくなる。
今回一番そそられたのは最後のコロッケ。食べたい食べたい食べたい!!
でもやっぱり一番食べたいのは流のつくるおまかせ料理だな。
どうしても忘れられない味の記憶がないのが残念だけど。。
最近重たい本ばかり読んでたのでほのぼののんびり読めました。大満足。続編も楽しみだし、ずっと終わらないでほしい。
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流さんが必ず思い出の味を探してくれるので、安心して読める(^^)今回はかけ蕎麦、カレーライス、焼きそば、餃子、オムライス、コロッケと大好きな物ばかりだった♪でも一番食べたいのは「おまかせ」それに酒も‼(^o^)
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シリーズ3冊目も、流さんのおまかせが美味しそうでした。いろいろなお酒も美味しそう。でもここまで読んできて、こいしの物言いが鼻につくようになってしまい、そこがちょっと残念です。お客さんに対してその話し方はどうなんだろう、と思って。流さんの謎解きに救われています。これからも、流さんのおまかせを求めて読んでしまうのだろうな。京都行きたいです。
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全6品6章からなる今作品、毎度のことながら
訳ありの食探し・・・・子供のことは
なんだかんだとお見通しなんだとわかる
コロッケの話や餃子の意味が深かった話も
よかったですが、自分が訪れたことのある
カレー屋さん「いんでぃか」の話が
出てくる「カレーライス」は読んでいて
当時を思い出しました。
"食"ってその当時のこともひっくるめて
記憶に残っているものだと改めて実感。
話自体はちょっと切ないながらも頑固な
父が少しずつ変わっていけばいいなと・・・
あとは共通で思うことですが各話の話の続きが
すごく気になる形(読者に想像させる?)で
終わるのでちょっともやっとするwwww
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・今回は、かけ蕎麦、カレーライス、焼きそば、餃子、オムライス、コロッケ。かなり身近。
・それぞれのお話は三部構成。その回のミッションを持ってきたお客さんに出すおまかせ料理について、ミッションの詳しい内容、ミッションの結果(この中でも食べるシーンと、経緯の説明の二部構成とも言える)。
・魅力は料理とともにそれぞれのささやかな人間ドラマの雰囲気がかもし出す。
・必ずしも完全な解決はしない。見えるのはそれぞれの人生の鴨川食堂にいる間だけなのでふつっと切れその後その人がどうしたかどうなったかは読者の想像に任せられる。
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シリーズ三作目は、探す「食」は庶民的なものばかり。
かけ蕎麦、カレーライス、焼きそば、餃子、オムライス、コロッケ。それぞれの食に、それぞれの探す人の人生が映されている。さて、探し当てた食を再び食べて、どうこれからを生きるのか?
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鴨川食堂第3弾。シリーズ初の書き下ろし。
かけ蕎麦、カレーライス、焼きそば、餃子、オムライス、コロッケの6編。
記憶を辿り思い出の食べ物を食べた時、その当時は知ることのなかった相手の思いを知るっていうのが素敵ですよねぇ
食探しをする流が多くは語らないけれど、ちゃんと伝わってる。
一番「コロッケ」の話がじーんときた。大人の暖かい愛情があったんだなぁって。
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まさに“いつもの”の構成。
京料理を感じつつも、もう少しひねりがほしいと物足りない感を感じつつも、構成がワンパターンなのでホントさらさら読めて気楽な一冊。
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父との思い出のかけ蕎麦
娘の作ったカレーライス
初恋の焼きそば
かつての彼女の実家の餃子
友達のお母さんのオムライス
罪の思い出のコロッケ
うっかり4作目を先に読んでしまい、慌てて読む。
今回はなにやら説教くさいお話が多い。
というか、お客さんもさまざまというか。
最後の話がほんわかと終わってホッとする。
それにしても、おまかせの料理が美味しそうで、美しそうで。
香りとパリッとする音、お酒とどう合うのかな、なんてそこは悶々とする。
ご飯とお汁、締めのお茶まで。
やっぱり一度は行きたいなあ。
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思い出の味を再現してくれる
不思議な食堂。
父と食べた料亭のかけ蕎麦。
親友の母が振る舞ってくれたオムライスなど、
食が呼び覚ます温かな記憶にふれ、
人は明日への一歩を踏み出していく。
鴨川食堂の第3弾。
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夜中に読んではいけない。
上品で豪華なおまかせの描写は、それはそれは美しいのだけれど、猛烈に食欲を刺激するのは、カレーとか、餃子とか、表題のメニューです。
危険危険。
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シリーズ第3弾は、初の書き下ろし。安心安定の、「いつもの」ストーリー展開。今回は、カレーライスだの焼きそばだの、これまで以上に定番の味が並んでいる。しかし、そういうありきたりな料理に特別な思い出があるということは、そこには普通ではない事情があるもので…。ネコの「ひるね」に癒やされるのも「いつもの」こと(笑)。
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ドラマがなかなか面白く、続編も…と思ったら2巻目をとばして3巻目だった。でも、1話完結なので、違和感なく何も考えず楽しく読んだ。
流さんのつくるおまかせが食べたい。