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京都発! 思い出の「味」、捜します。
第一話 鍋焼きうどん―― 一番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。
窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。
第二話 ビーフシチュー――プロポーズされたレストランが思い出せない!?
師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。
第三話 鯖寿司――おいしさに勝るのは、思い出というスパイス。
総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。
第四話 とんかつ――“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。
大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。
第五話 ナポリタン――おいしいものを食べると、泣けてくる。
浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。
第六話 肉じゃが――男のソウルフードは、おふくろの味。
六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。
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こんな、懐かしいような、ほの苦いような、ちょっぴり鼻の奥がつんとして、ふふふっと笑いたくなるようなお話が、良いなぁ。この作者の京都の風景と料理が、絶品なんだけど、そこへ、昔の思い出が加わって、物凄く、味の有るお話になる。次が、楽しみ。
Posted by ブクログ 2020年09月27日
鴨川流さんはちょいちょい名言が出てきて、それがすごい胸に刺さって…。
京都弁もすごい落ち着くというか、ほっこりするというか。
でも、こいしちゃんの性格なのか、京都の人がそうなのかわからないけど、ズバッと思ったことを言っちゃうんだな~と思った(笑)
初めて来た人が食堂で出る食べ物の説明。すごい美味しそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月23日
食の雑誌の一行広告「食、捜します」の一文から縁のあった人だけが出会える食堂。
捜す食は有名店のグルメなお料理のみならず、お袋の味だったり、幼少期や青春時代の思い出の味だったり。
どのお話も食堂の店主・流と、探偵事務所の所長・こいしの温かな愛情が伝わってきて、とても幸せな気持ちになれた。
昔の幸せだっ...続きを読む
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