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Posted by ブクログ
転生したけれども、チートな能力は与えられず、幼くして7歳上の姉と二人、路頭に迷うことになるというあれあれな展開。ここからのエメが逞しい。前世の久靴磨きの知識を生かしたりして、なんとか生き抜いていく。転機は、姉の病気をきっかけに、愛想のない薬屋の女主人のもとで働くことになったこと。エメの好奇心豊かで逞しいさまが心を躍らせるし、薬屋の訳あり主人ジゼルと姉のリディルとエメが家族になっていくさまがいいねえ。この作者、上手いよ。これが出版デビューとはたいしたものだ。
タイトルがねぇ
つまんないわけじゃないよ?
惹き込まれるような、イッキ読みしちゃうほどの出来ではないけど、つまんなくはないよ?
けどさ、作者がこの主人公を転生させた意味が何処にあるのかは全く分からない。
最近、転生って言葉をタイトルにするラノベとか多いけど、それで買ってもらう戦略なのか、内容は別に転生者の必要ないだろ?って本が多い。
これもその中の一つ。
どんな現代知識を使って爽快に展開してくれるのかと期待したら、靴磨きだけ?
主人公は、女神様や神様から特別な能力が付与されたりもしてないし、現代人の知識を使っての知識チート系サクセスストーリーをする訳でもありません。
と言うわけでこの物語は、ただ単に聡明な主人公が活躍する、チャンスに溢れた数百年前の時代に近い剣と魔法があるファンタジーの物語って感じ。
続きは買うけど、期待はしてない。
それでも続きを買う程度には、つまらない程でもないって感じです。