【感想・ネタバレ】からくり東海道のレビュー

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Posted by ブクログ

最初は手こずったが、なかなか面白かった。
昔、戸山に東海道53次を作った尾州下屋敷と箱根絡みのSF

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2010年09月02日

Posted by ブクログ

タイトルにある「からくり」には余り意味がなく、市次、たか、市太郎ら3人の波乱万丈な冒険振りを評したような意味が強い。
ところで今思えば、泡坂氏の時代小説は数あれど長編はこれが初めてなのではないか。そのせいか主人公3人がいつもより生き生きと感じられ、心地よい。
また主人公たちも名前が変わっていくように、周辺の登場人物も名前が変わっていき、泡坂氏お得意の文学遊びが楽しめる。
ともあれ、なんとも粋な小説だった。

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2020年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

力の抜けた時代小説って感じ。

主人公文吉は獅子童子で、質屋の手代を簡単に辞めて、のらりくらりと色々な職を起用にこなす。相棒みつも、キップが良いが、やはり楽天的。将軍の落としだねの市次郎もお家騒動から家老に命を狙われ、そうして最後は火事で皆死んでしまう。

埋蔵金を狙って、その金でベトナム(市太郎の母の祖国)へ行く船をこっそり作ろうとした、大きな大きな夢もみつつ、最後はあっけない。こんな終わり方あり?って思うけど、そういえば泡坂の長編の終わり方っていつもこんな気の抜けた感じだ。これはわざとなんだろうな。

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2012年02月06日

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