からくり東海道

からくり東海道

550円 (税込)

2pt

3.3

天保十年正月。尾張藩江戸下屋敷で余興を演じた角兵衛獅子のみつと文吉は、屋敷の庭に“宿場町”が造られているのを見た。十年後、文吉は、小田原宿でたかと名を改めたみつと再会。美少年を引きつれ、悪事を働くたかと手を組む文吉。三人は、箱根山中に眠るという大久保長安の埋蔵金を狙うが……。奇抜な発想、幾重にも仕掛けを絡ませた痛快時代ミステリー。

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からくり東海道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年09月02日

    最初は手こずったが、なかなか面白かった。
    昔、戸山に東海道53次を作った尾州下屋敷と箱根絡みのSF

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月08日

    タイトルにある「からくり」には余り意味がなく、市次、たか、市太郎ら3人の波乱万丈な冒険振りを評したような意味が強い。
    ところで今思えば、泡坂氏の時代小説は数あれど長編はこれが初めてなのではないか。そのせいか主人公3人がいつもより生き生きと感じられ、心地よい。
    また主人公たちも名前が変わっていくように...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年02月06日

    力の抜けた時代小説って感じ。

    主人公文吉は獅子童子で、質屋の手代を簡単に辞めて、のらりくらりと色々な職を起用にこなす。相棒みつも、キップが良いが、やはり楽天的。将軍の落としだねの市次郎もお家騒動から家老に命を狙われ、そうして最後は火事で皆死んでしまう。

    埋蔵金を狙って、その金でベトナム(市太郎の...続きを読む

    0

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