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大学生の時に読んだ一冊。
重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。
分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。
普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読んで良かったと思える良いお話でした。
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「生きる」、「死ぬ」の意味をだんだん分かっていくユウキ達を見て自分自身も大人になれていけてる気がした。
重松清の本は好きだからこれからも読んでいきたい。
とても良い作品だった。
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いじめに関係する本はあまり読んだことがなかったけれど、どんなに辛いことがあっても耐えられるというお守りを探すために友達とも協力していくのが面白かった。
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何気なく手に取った作品でしたが、ずっと側に置いておきたい一冊になりました。
「死ぬ」とは、「生きる」とは、ということを星のかけらを中心に、色々な人達が絡み合って教えてくれます。
イジメている側の書き方も重松さん、さすがです。
個人的に、ヤノに出会えたこと、良かったなと思います。
いじめ
負けるな。いじめに。
2時間で読めます。
ただこの深みに気づくには2回は読み直さなければとおもいます。
今、いじめにあって死のうと考えてるあなた?
学校なんか行かなくていい
転校していい
逃げてもいい
逃げた人はまた戦える。
生きてたら笑えるし、気持ちはいいことも覚えれる。
だから死ぬな。おじいちゃん、おばあちゃん思い出せ
公務員してる28才より
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小・中学生向けなのかな…さくっと読めてしまう量だけど、さすが重松さん、最後は泣けました。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」結局はそうなんだよね〜。
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ー死ぬとはどういう事かー
一人の小学生の交通事故を通してすすむ物語だった。
いじめられっ子の主人公。それを庇う幼馴染とその家族。いじめの主犯たち。そして交通事故で命を落とした本人とその母親。
「星のかけら」を通して事故で命を落とした本人が伝えたかった事を伝えに来る、そして登場人物たちが未来に向かって歩き出す。という物語でした。
前に進む事が大切だよ、と背中を押される気がしました。
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事故現場に落ちているという、「星のかけら」を通じて周りの人が成長していくファンタジー小説。読んでいて道徳的要素が表立っている感じがして、少し物語に入りきれなかったけれど、後半のヤノの正体のあたりから引き込まれた。小学生でも読めるし、読書をよくする人なら1時間半くらいあれば読み切れる。もともと『小学六年生』に書いてたやつだと読み終わってから知った。
関係ないけど、いじめの描写で自分が小6の卒業前に変なあだ名つけられて一時期いじめみたいになってたのを思い出した。今思うと本当にくだらないし、そんなこと人生の隅の隅にしかないようなことだけれど、学校というコミュニティでしか生きていない小学生の頃の僕にとってそれはとても傷ついたことだった。本当に集団で一人をいじめることはよくない。
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「小学生六年生」で連載された作品らしいが大人が読んでも充分過ぎるほどに心にしみこむお話。むしろ子どもを失った母の立場にフォーカスしてしまった感はあるけれど。
難しい表現も使わずわりと平易な言葉で書かれた短い文章であるのに背景も内容もしっかりと爪痕を残すほどに響いてきたのにはビックリした。星のかけらを通して繋った子どもたち。ふみちゃんの笑顔がみんなを救ってくれたように思う。
自分で歩き出す、今日のぼくは明日のぼくとは違う、といったメッセージが私自身にも向けられているようで胸が熱くなった。
これを読んだ小学生が照れくさいけれどどこかで心の糧となっていることを願う。
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何気なく手に取った一冊でしたが、すっと引き込まれて一気に読み切りました。
登場人物それぞれの立場や思いが、「星のかけら」をきっかけに繋がって…読み終えて温かい気持ちになりました。
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「小学六年生」連載作品。
それを持っていれば、どんなにきつい事があっても耐えられるという「星のかけら」
星のかけらを探すことは、これからの生活の支えを探すこと。
小学生の未熟ながら多感な日常に 不思議な体験を絡ませて子供達に読みやすく興味を持たせる。
今、小学生の子供達が読んで何か感じてくれたら良いなと思う。
イジメを受けている子、それを助けようとする子、事故で亡くなった子、亡くなった子を忘れない子。今の自分の生を大切に考えるきっかけになると思う。
小学館のこのシリーズは、休刊なのかな。ちょっとした読み物や古典の漫画化等を読んだ記憶があって、残念だけど、いろんな方法で読むことができるから、たくさん読んで欲しい。
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指数関数的な進み具合の物語だった。
数年振りに読書を始めた自分に向けての本としてとてもぴったりな本。
似たようなことあったよな、と共感したり自分の過去を振り返りながらてくてくと散歩する感じで読めた。
彼の他の本が数冊気になった。
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思春期一歩手前の小学校高学年位に読んでほしい。
「小学6年生」に連載されていたと読後に知り納得。
今の子供達は自分たち昭和の子供より生きることの大変さを感じていて将来に夢や希望を持っていないような気がする。嫌なこと、大変なことはたくさんあるけれど、生きているってすごいこと、今日はうまくいかなくても明日はもっと良くなる。未来は明るいってこういう本を読むことで感じて欲しいと願う。
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『ひとに伝えたいことがあるんだったら、「信じろ」っていう気持ちで喋ってくれる?』『お守りは自分の心の中にしかない』
小学六年生のいじめられいる主人公にこんなことを言ってくれる友達がいるのは救われる。
『生きてるひとは、みん自分の力で歩いていかないと、だめ』
ほんと、そうするしかないんだよね。
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「星のかけら」
それを持っていれば、どんなにキツイことがあっても耐えられるというお守り
交通事故現場に落ちているというウワサのそれを探しに行った夜から不思議な体験が始まる…
子どもが大人になるにつれ次第に経験するようになるキツイこと…
生きるのって楽しいことばかりじゃないんだ
このキツイ気持ちってこれからずっと続くのかな
死ぬってどういうことなのかな
子どもの視点で進む物語はとても純粋で時として儚い。
生きることの意味、命の意味…
朧げながら少しずつそれらの輪郭を掴むことで、自分の力で生きる力を育んでいく物語
主人公のユウキも、キツイいじめにひたすら耐え忍んでいたが、星のかけらの体験から次第にいじめる側の気持ちや、何故いじめられのかを考えるようになる。
強制的に教え込むのではなく、自分の力で命の尊さを学んでほしい小中学生に特に読んで欲しい一冊だった。
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教材に もってこいの話
って思ったら、「小学6年生」に連載されてた作品みたいですね。
「生」と「死」についてだけでなく
【生きる事がどんなに奇跡で凄いことなのか?!】って事を描いている
道徳の教科書っぽい作品なので
読みやすく…これを読んだ子達が、少しでも優しく、少しでも生きてる価値観を感じてくれたら…と思います。
普段 「ぁ…世の中の人って…生きる凄さ分からないんだ…」と思うのが…漫画ONE PIECEの話をすると、良くあるのが
何となく生きて 何となく読んでるので
※エースやシロヒゲが死んだ【頂上戦争】が楽しくて、その後の【魚人島】の話がつまらない と言う人が圧倒的に多い
個人的に【頂上戦争】では
●ONE PIECEは今まで登場人物が死ななかったのに、ここに死を描く意味を考えてない
●戦争を止める切っ掛けになった、コビーの「命が勿体ない」と泣きながら叫んだ勇気ある行動も モノマネの対象ぐらいにしか感じてない
そして【魚人島】でも
●魚人と人間との対立があり、過去の争いの意味のなさ…さらにずっと人間を恨み、魚人島を乗っ取ろうとした魚人の動機が…過去の歴史で聞かされて恨んでるだけで、本人は何かされたかと言えば【何もない】と答えた
この話の流れは【面白い、面白くない】じゃないと思うんどけど…この話でほとんどの人が【話の重み】を感じてない…。
そりゃ…争いも無くならないし…隣の国であんな事になってるのに皆 平気そうだし…
結構人間にガッカリしますね…
寿司舐めてる場合じゃないでしょ…と思います。
Posted by ブクログ
小学6年生掲載。
いじめを受けている少年が、塾の友人からどんなことも耐えられる「星のかけら」というお守りのことを聞き、一緒に探しにいったことから、さまざまな人たちの人生が動き出す。
大人になって読むと、少しものごとが綺麗に解決しすぎているように思えるけれど、子どもの頃の自分だったら、生きることや死んでしまうこと、何かを変えたいときにどうしていく必要があるのか、考えるきっかけになっていたと思う。
生きていくことは、自分の足で歩んでいくこと。
昨日と今日の自分は違って、今日と明日の自分も違う。新しい夢にも悩みにもあいながら、変わっていけるのだ。
怒ること……というか、向き合うことについての描かれ方も印象的。主人公は自分の本当の夢を守るために、勇気を持って怒り、気持ちを伝えている。いじめられるがままだった主人公が反撃に出ると、案外、相手は押し負けるのだが、相手を屈服させることが目的だと勘違いしないところに慎重さが伺えて好感をもてる。
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どんなに辛いことがあっても、明日は今日と違う一日になる。生きていれば必ず変化がある。
当たり前だけど大切なことに改めて気づけました。
未来への漠然とした不安がある人にお勧めな一冊です。
内容は小中学生向けで、すぐ読み進められます。
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読み終わってから、本作が「小学六年生」で連載されていたと知った。たしかにその年代の人に読んでほしい本。
読みやすくて1.5時間で読み終わった。大人には少し物足りないかもしれない。
昨日と今日が別の日であるように、今日と明日も別の日だ。そうやって毎日を重ねていくことが、生きるということ。生きていれば、今よりもっとやりたいことがやれる。できることが増える。夢だって叶えられるかもしれない。
でも、死んでしまったら、なにもできなくなってしまう。
今日生きていたように明日も生きていられるとは限らない。ほんの少しなにかが違っていたら、死んでいたのかもしれない。未来の自分の身に何が起きるかはわからない。
だから精一杯今を生きること。一生懸命、自分の足で歩いていくこと。それを伝えてくれる作品。
自分の子どもに読んでほしいと思った。
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大切な人がもしこの世からいなくなったら幽霊でもいいから、夢でもいいから、どんなかたちでもいいから会いたいと思うだろう。オイラはまだそういう人との別れを経験していない。だから想像がつかない。自分がどういう風になるのか、どうやって立ち直るのか、立ち直れるのか。
でも生きてるってすごいっていうのはわかるような気がする。あのときひょっとしたら死んでいたかもしれないってことはいくつかある。あのときもしかしたら人を死なせていたかもしれないって思い出すとゾッとすることもある。エリカが言うほんのちょっとタイミングのズレでオイラは死なずに済んだし、人を死なせずに済んだだけだ。
フミちゃんは言う。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの──」ユウキ、タカヒロ、ヤノ、ミチコさん、みんな、自分の力で歩かなくちゃいけない人たちだ。下や後ろばかり見ていちゃだめってことなんじゃないかとオイラは思う、フミちゃんの言葉の意味。誰もに夢ややりたいことがたくさんあるとは思わない。でも、オイラはせめて顔を上げて前を向いて歩いて行こう。
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ストレートに書くとちょっとダサいけど、本作のテーマは、まっすぐに素直に生きることの大切さ、だと思う。
もちろんまっすぐに生きるなんて、言うほど簡単ではない。同調圧力が強かったり、目立つことを嫌がる日本では、なおのことそうかもしれない。
しかし、死者が思い残した後悔から比べれば、この世の難しさはまた違った見え方になるのだろう。生きている限りはチャンスはある。後悔する機会あるというだけで死者からすれば羨ましいのであろう。
小学六年生のユウキ、幼馴染のエリカ、塾の友達のマサヤとその兄で引きこもりのタカヒロさん、そしてユウキをいじめているヤノ。わずか小学二年生でこの世を去ったフミちゃんが、子供たちの絡み合った糸をゆっくりほぐしていく。
・・・
著者の重松清は小中学生が主人公の小説を多く書いており、小学生向け教科書のみならず、中学受援や高校受験でもしばしば出題される。いきおい、子供向けと判断してしまうかもしれない。しかしながら、生きるということは、どの国でも、どの人種でも、どの世代・どの年代であっても共通であり、普遍的なテーマであろう。その意味では寧ろシニカルな大人にこそ読むべき作品だと感じた。瑞々しい気持ちになれる一冊。
Posted by ブクログ
小6のユウキはいじめられっ子。
ある日、「星のかけら」なるものが手に入れば、どんなしんどいことも乗り越えられる、ということを聞き、唯一の友達、マサヤと探しに行く。
でもそれは、交通事故が起こり人が亡くなった現場にしか落ちてないという…。
ある日、その現場で、ユウキは小さな少女フミちゃんに出会う。フミちゃんは、昔、交通事故で亡くなった小学生だった。
フミちゃんの正体と、星のかけらの謎を追いながらも、勇気も少しずつ成長していく。
ユウキと幼馴染のエリカの関係性がとても良かったなぁ。勇気のいじめを助けて彼を鼓舞する、逞しいガールフレンド。ユウキのいじめっ子、ヤノにも過去に忘れらない出来事があって、登場人物それぞれにドラマがあり、憎めない。
悲しいけど温かくもなれる。そしてラストは明るい未来も感じる。
薄い本だけど、結構内容には厚みがある。(通勤電車の行き帰りの時間で読破するのにちょうど良い長さ)
やっぱり重松さんは良いね。月に三冊は読みたくなる。